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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

史料

地域歴史文化継承ガイドブック: 付・全国資料ネット総覧

人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」監修. 天野真志; 後藤真編. 地域歴史文化継承ガイドブック: 付・全国資料ネット総覧. 文学通信, 2022, 248p. 主な内容は以下の通りです。 はじめに─地域で資料を保存・継承するに…

江戸幕府の役職就任と文書管理

吉川紗里矢. 江戸幕府の役職就任と文書管理. ゆまに書房, 2022, 456p. 主な内容は以下の通りです。 序 章 研究史の整理と本論の課題 第一章 『九冊物』からみた奏者番と記録作成 第二章 奏者番の師弟関係と文書継承 第三章 寛政改革期の文書政策と寺社奉行 …

これであなたも歴史探偵!: 歴史資料調査入門

千枝大志; 川口淳編著. これであなたも歴史探偵!: 歴史資料調査入門. 風媒社, 2022, 167p. 主な内容は以下の通りです。 はじめに I 希少な歴史資料の読み込み方 古代・中世 史実からよみ直す藤原師長の伝承と史跡 西村健太郎 中世の古文書を読んで古城を訪…

パブリック・ヒストリー入門: 開かれた歴史学への挑戦

菅豊; 北條勝貴編. パブリック・ヒストリー入門: 開かれた歴史学への挑戦. 勉誠社, 2021, 512p. 主な内容は以下の通りです。 序文 パブリック・ヒストリー―現代社会において歴史学が向かうひとつの方向性 菅豊 I 理論 Theories パブリック・ヒストリーとはな…

木簡読みの「職人」が解き明かす、平城京のリアル 奈文研の奥義

『毎日新聞』のサイトの2023年6月26日付の記事です。 https://mainichi.jp/articles/20230626/k00/00m/040/068000c 奈良文化財研究所における木簡の調査・保存について取り上げています。

「くずし字」解読アプリ1月公開へ 実家に眠る古文書読めるかも

『毎日新聞』のサイトの2022年12月30日付の記事です。 https://mainichi.jp/articles/20221228/k00/00m/040/165000c 凸版印刷と京都市歴史資料館などが、主に江戸時代の「くずし字」で書かれた古文書を解読できるスマートフォンアプリを開発し、2023年1月中…

焼却免れた兵時史料 旧強戸村(現太田)職員の家に保管 孫が調べ本に

『上毛新聞』のサイトの2022年10月19日付の記事です。 https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/190626 終戦直後に軍の命令で焼却され、ほとんど現存していない兵事史料を、群馬県の旧強戸村(現太田市)職員の故高橋種太郎さんが同市内の自宅で保管していた…

尾張藩蔵書、裏面に希少資料 明王朝の公文書、蓬左文庫などが発見

『中日新聞』のサイトの2022年7月18日付の記事です。 https://www.chunichi.co.jp/article/510177 十七世紀に中国・明で製本され、現在は名古屋市蓬左文庫が所蔵する医学書の紙の裏面に、補強材として当時の中国の官僚人事にまつわる公文書が大量に使われて…

『Archives and Records』Volume 39, Issue 2

『Archives and Records』Volume 39, Issue 2(2018年)の主な内容は以下の通りです。 Original Articles To what lengths the ‘Physical and Moral Defence of the Record’ in times of conflict and exigency? Anne J. Gilliland Restor(y)ing community i…

埼史協令和4年度「国際アーカイブズの日」記念講演会「鎌倉幕府の文書行政とアーカイブズ研究」【6/9】

標記の講演会が開催されます。 参加には申し込みが必要です。 詳しくは、埼玉県立文書館のサイトをご参照ください。 https://monjo.spec.ed.jp/ 埼玉県地域史料保存活用連絡協議会(埼史協) 演題 鎌倉幕府の文書行政とアーカイブズ研究 講師 明治大学文学部…

全史料協関東部会第312回定例研究会「アーカイブズ資源研究の課題 ―とくに江戸期の資料群をめぐってー」【6/3】

標記の研究会が開催されます。 参加には申し込みが必要です。 詳しくは、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会関東部会のサイトをご参照ください。 http://www.jsai-kanto.jp/sokai-koenkai2020.html 総会記念講演会(第312回定例研究会) 日 時 令和4年…

2021年度アーカイブズカレッジ修了論文報告会【3/27】

標記の報告会が開催されます。 参加には申し込みが必要です。 詳しくは、主催者のサイトをご参照ください。 http://samidare.jp/archives/note?p=log&lid=510868 日時:2022年3月27日(日曜日)14:00~17:20 開催方法:オンライン会議ツール「Zoom」による全…

人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2021)「「越境する」デジタルヒューマニティーズから「総合知」へ」【12/11-12】

標記のシンポジウムが開催されます。 参加には申し込みが必要です。 詳しくは、専用サイトをご参照ください。 http://jinmoncom.jp/sympo2021/index.html 日程 2021年12月11日(土)~12日(日) 会場 オンライン開催(拠点)関西大学 千里山キャンパス 主催 情…

東京大学経済学図書館・経済学部資料室オンライン連続講座「知の継承(バトン)」第1回【11/26】

標記の講座が開催されます。 参加には申し込みが必要です。 詳しくは、東京大学経済学図書館・経済学部資料室のサイトをご参照ください。 http://www.lib.e.u-tokyo.ac.jp/?page_id=12716 東京大学経済学図書館創設120年、アダム・スミス文庫寄贈100年 東京…

帝国軍人: 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる

戸高一成; 大木毅. 帝国軍人: 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる. KADOKAWA, 2020, 296p, (角川新書). 主な内容は以下の通りです。 まえがき 序 章 帝国軍人との出会い 第一章 作戦系と情報系――陸軍編1 第二章 陸軍はヤマタノオロチ――陸軍編2 第…

情報文化

松永昌三; 田村貞雄; 栗田尚弥; 浦井祥子編. 情報文化. 朝倉書店, 2020, 488p, (郷土史大系). 主な内容は以下の通りです。 I 道 総論:人の交流、物資の流通、情報の伝播 1. 陸路 2. 海路・水路 3. 空路 II 言葉と記録 総論:言葉と記録 1. 言葉 2. 記録 3. …

エゴ・ドキュメントの歴史学

長谷川貴彦編. エゴ・ドキュメントの歴史学. 岩波書店, 2020, 284p. 主な内容は以下の通りです。 序 章 エゴ・ドキュメント研究の射程 長谷川貴彦 第1章 浮動するエゴ、もう一つのエゴ、創られるエゴ――魔女ベレッツァ・オルシーニの審問記録と手記(一五二…

図説 世界を変えた100の文書(ドキュメント): 易経からウィキリークスまで

スコット・クリスチャンソン. 松田和也訳. 図説 世界を変えた100の文書(ドキュメント): 易経からウィキリークスまで. 創元社, 2018, 224p. 出版社による紹介が以下のページにあります。 https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3850

近代日本の外交史料を読む

熊本史雄. 近代日本の外交史料を読む. ミネルヴァ書房, 2020, 416p, (史料で読み解く日本史, 3). 主な内容は以下の通りです。 はしがき 序 章 近代日本の外交史料への招待——公文書を“読む”とは 第I部 外交文書の概要を知る ——公文書のなかの外交文書 第1章 …

古文書の様式と国際比較

小島道裕; 田中大喜; 荒木和憲編. 国立歴史民俗博物館監修. 古文書の様式と国際比較. 勉誠出版, 2020, 432p. 主な内容は以下の通りです。 はじめに 小島道裕 第1部 日本の文書様式とその変遷 1 古代の文書と中世への展開 2 中世文書の諸相 3 戦国大名の文書…

椿井文書: 日本最大級の偽文書

馬部隆弘著. 椿井文書: 日本最大級の偽文書. 中央公論新社, 2020, 272p, (中公新書, 2584). 主な内容は以下の通りです。 >>第1章 椿井文書とは何か 第2章 どのように作成されたか 第3章 どのように流布したか 第4章 受け入れられた思想的背景 第5章 椿…

古文書の伝来と歴史の創造: 由緒論から読み解く山国文書の世界

坂田聡編. 古文書の伝来と歴史の創造: 由緒論から読み解く山国文書の世界. 高志書院, 2020, 380p. 主な内容は以下の通りです。 序章 本書の問題関心と構成 坂田 聡 第I部 名主家の由緒・伝承・系譜 中近世「名主」考 𠮷岡 拓 黒田宮村西家の家譜・由緒と「常…

文字文化のひろがり: 東国・甲斐からよむ

平川南. 文字文化のひろがり: 東国・甲斐からよむ. 吉川弘文館, 2019, 264p. 主な内容は以下の通りです。 I 文字を書く 役人の文字の習熟度―誤字・脱字にみる階層差 村人と文字―豊穣・延命への祈り 文書と口頭伝達―読み上げることの意味 木簡の大きさと格付…

「県内ハンセン病台帳」出品問題 知事「問題意識持ち対応」

『信濃毎日新聞』のサイトの2021年3月18日付の記事です。 https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021031800015 明治時代に警察が長野県内のハンセン病患者らの氏名などをまとめたとみられる台帳がヤフーの競売サイト「ヤフオク!」などに出品されたそ…

寺の壁に「かたみ」 定番の落書き、440年経てば史料

朝日新聞デジタルの2021年1月22日付の記事です。 https://www.asahi.com/articles/ASP1P55X3P1GOHGB00Z.html 国の重要文化財「願興寺本堂」(岐阜県御嵩町)で解体修理中に見つかった、約440年前のものとみられる「落書き」が保存されることになったそうです…

仕事のゲンバ:県公文書館(秋田市) 古文書解読、広く県民へ

『秋田魁新報』のサイトの2020年12月13日付の記事です。 https://www.sakigake.jp/news/article/20201213AK0016/ 秋田県公文書館では長年、藩政時代の古文書を中心に、くずし字を現代の文字に置き換える「翻刻」に取り組んでいるそうです。

越山若水

『福井新聞』のサイトの2020年9月7日付のコラムです。 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1159638 江戸時代後期に偽造された「椿井文書」を例に、「偽文書はいつの時代でもニーズがあれば作られる。正確な文書を残すことは、未来の国民に対する責任…

100年前の流行、小学校日誌に教訓 第2波への備えは

朝日新聞デジタルの2020年6月17日付の記事です。 https://www.asahi.com/articles/ASN6J6S09N6FUNHB00K.html 約1世紀前の「スペイン風邪」当時の「学校日誌」の記録をたどりつつ、「学校日誌は、地域の記憶を伝える貴重な資料なんです」との意見を取り上げて…

「日本最大級の偽文書」か 郷土史の定説ひっくり返るかも…京都・山城の古文書

『京都新聞』のサイトの2020年5月8日付の記事です。 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/216732 京都府山城地域の自治体史に数多く引用されてきた史料「椿井文書」を「日本最大級の偽文書」と指摘する新書が出版され、地元の歴史関係者らに波紋を広げて…

近世・近現代: 文書の保存・管理の歴史

佐藤孝之; 三村昌司編. 近世・近現代: 文書の保存・管理の歴史. 勉誠出版, 2019, 352p. 主な内容は以下の通りです。 序言 佐藤孝之・三村昌司 近世編 総論 近世文書の保存・管理史研究と近世編の概要 佐藤孝之 江戸幕府右筆所日記について 小宮木代良 秋田藩…