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エゴ・ドキュメントの歴史学

  • 長谷川貴彦編. エゴ・ドキュメントの歴史学. 岩波書店, 2020, 284p.

エゴ・ドキュメントの歴史学
主な内容は以下の通りです。

序 章 エゴ・ドキュメント研究の射程 長谷川貴彦
第1章 浮動するエゴ、もう一つのエゴ、創られるエゴ――魔女ベレッツァ・オルシーニの審問記録と手記(一五二八年)より 大黒俊二
第2章 エゴ・ドキュメントの「厚い」読解――ラテンアメリカ史研究の経験から 安村直己
第3章 日本近世における自己語りの諸相――「我」と天道の間で 若尾政希
第4章 オーラルとエクリの間あわいからの創造――啓蒙期ロレーヌの作家グラフィニ夫人の場合 長谷川まゆ帆
第5章 法律家の手紙―― 一九世紀初頭のイングランドにおける日常的な法の利用  キャロライン・スティードマン/梅垣千尋、長谷川貴彦 訳
第6章 遊女の「日記」を読む――嘉永二年梅本屋佐吉抱え遊女付け火一件をめぐって 横山百合子
第7章 感情と情報リテラシーが交差するところ――噂、ニュース、エゴ・ドキュメント 小野寺拓也
第8章 エゴ・ドキュメントをめぐる後期ソ連の歴史実践 松井康浩
編者あとがき

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.iwanami.co.jp/book/b498686.html