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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

重大少年事件の記録「不適切な対応」で多数廃棄 最高裁が責任認め謝罪

『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016397720.shtml
1997年の神戸連続児童殺傷事件をはじめ、各地で重大少年事件の記録が廃棄されていた問題で、最高裁判所は調査報告書を公表したそうです。
この件については、以下をはじめとする記事が関連する内容を報じています。

重大少年事件の記録廃棄問題 最高裁が調査報告書素案、5月公表へ議論継続(『神戸新聞』のサイトの2023年4月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202304/0016283201.shtml
重大少年事件の記録廃棄問題 調査報告書の公表、5月中の方針を維持 次回会合は18日(『神戸新聞』のサイトの2023年5月2日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016308864.shtml
記録廃棄「重く受け止める」 最高裁長官会見(朝日新聞デジタルの2023年5月3日付の記事)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15627169.html
裁判記録の保存・利用 国民共有の財産に 期待したい最高裁報告書<山田健太のメディア時評>(『琉球新報』のサイトの2023年5月13日付の記事)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1709275.html
「最高裁は自分たちに置き換え考えて」重大少年事件記録廃棄、報告書公表前に土師守さん語る(『神戸新聞』のサイトの2023年5月18日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016364592.shtml
遺族被害者への説明「検討中」 重大少年事件の記録廃棄問題で最高裁有識者委(『神戸新聞』のサイトの2023年5月18日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016369519.shtml
再審事件の判決や決定、裁判所ホームページへの掲載どう判断? 運用基準が守られずばらつき(『東京新聞』のサイトの2023年5月23日付の記事)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/251722
事件記録廃棄問題、焦点は保存基準と保管場所 後世に残す意義見直しを 25日に調査報告書公表(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016393685.shtml
事件記録廃棄 最高裁の報告書公表受け、土師守さんがコメント「適切な時期に、私の見解や心境をお伝えしたい」(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016396357.shtml
宝塚自宅放火事件 日刊紙2紙掲載の基準「調査は無理」 家裁職員、保存検討や所長諮問せず廃棄(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016396077.shtml
長崎・佐世保小6女児殺害、「地域の限定的な事件」と矮小化し記録廃棄 家裁所長への報告なし(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016396014.shtml
京都・亀岡暴走、家裁の管理職「少年記録は原則廃棄」と思い込み 誰にも相談せず廃棄(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016396016.shtml
「教育と信仰」巡り最高裁初判断の民事訴訟記録も廃棄 神戸地裁「特別保存に考えが及ばなかった」(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016396990.shtml
事件記録の文書デジタル化、事実上見送りへ 最高裁、調査報告書で「慎重に検討」(『神戸新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016395899.shtml
記録廃棄、最高裁が責任認め謝罪 調査報告書公表「不適切な対応」(『東京新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252347
最高裁、事件記録廃棄は「保存に消極的な姿勢が定着」 神戸児童殺傷も「記録庫が狭い」から 調査報告書(『東京新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252420
事件記録廃棄で最高裁が謝罪「不適切な対応が原因」…調査報告書を公表(『読売新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230525-OYT1T50247/
記録廃棄「厳粛に受け止める」 大阪高裁長官が就任会見(共同通信のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://nordot.app/1034758799103607511
黒磯北中事件記録 家裁「不適切だった」 検証できない、弁護士批判(『下野新聞』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/742804
裁判所、欠けた保存意識 記録廃棄、20年に要領策定後も(朝日新聞デジタルの2023年5月26日付の記事)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15645980.html
中部の遺族ら、司法に失望 記録廃棄「まだ戦っているのに」(『中日新聞』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.chunichi.co.jp/article/696885?rct=national
<識者受け止め>元公文書管理委委員長代理・三宅弘弁護士「第三者委に定期報告を」(『神戸新聞』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016398177.shtml
少年事件記録、国立公文書館移管へ 岸田首相が「最高裁と連携」と答弁 参院予算委(『神戸新聞』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016400548.shtml
少年事件記録、最高裁が報告書「廃棄ありき」脱却が課題、異例の自己批判(『京都新聞』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1033323
重大少年事件の記録廃棄 福島県内2件は確認不足など原因 最高裁が調査報告書公表(『福島民報』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230526107508
事件記録廃棄で兵庫県知事がコメント 最高裁の遺族への説明「心情に寄り添い丁寧に」(『神戸新聞』のサイトの2023年5月26日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202305/0016398995.shtml
空襲訴訟の記録は「永久保存」で廃棄されない…評価する声があるものの山積する課題とは(『東京新聞』のサイトの2023年5月27日付の記事)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252649?rct=national
少年事件記録廃棄 保存への意識、徹底せよ(『秋田魁新報』のサイトの2023年5月27日付の社説)
https://www.sakigake.jp/news/article/20230527AK0015/?nv=akita
(『信濃毎日新聞』のサイトの2023年5月27日付の社説)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023052700089
少年事件記録廃棄 保存規定順守を徹底せよ(『琉球新報』のサイトの2023年5月27日付の社説)
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1717804.html
裁判記録廃棄 公の財産 引き継ぐ責任(朝日新聞デジタルの2023年5月27日付の社説)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15646856.html?iref=comtop_Opinion_04
(『沖縄タイムス』のサイトの2023年5月27日付の社説)
https://nordot.app/1034921266221450034?c=768367547562557440
おわびで済んだら(『中国新聞』のサイトの2023年5月27日付のコラム)
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/311126
最高裁の謝罪 少年記録の価値再認識を(『西日本新聞』のサイトの2023年5月27日付の社説)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1092286/
少年事件記録廃棄 「国民の財産」意識徹底を(『熊本日日新聞』のサイトの2023年5月28日付の社説)
https://kumanichi.com/articles/1058349
事件記録廃棄 共有財産の意識欠いた(『南日本新聞』のサイトの2023年5月28日付の社説)
https://s1.373news.com/minamiru/_column/syasetsu/?storyid=175836/
最高裁が記録廃棄謝罪 確実に再発を防止せよ(『山陰中央新報』のサイトの2023年5月28日付の論説)
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/391209
最高裁が記録廃棄謝罪 国民が納得のいく管理を(『大分合同新聞』のサイトの2023年5月30日付の論説)
https://www.oita-press.co.jp/1042000000/2042002000/2023/05/JDC2023052601903
「国民の財産」保存確実に/最高裁が記録廃棄謝罪(『東奥日報』のサイトの2023年5月30日付の時論)
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1564597
最高裁、訴訟当事者に謝罪 記録廃棄問題で(共同通信のサイトの2023年5月30日付の記事)
https://www.47news.jp/9391180.html

「世界の記憶」円珍ゆかり文書 所蔵の園城寺「世界に広く伝えたい」

『毎日新聞』のサイトの2023年5月25日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20230525/k00/00m/040/366000c
園城寺(三井寺)が所蔵する、密教の教えを平安時代に中国・唐から日本に持ち帰った円珍ゆかりの仏教史料「智証大師円珍関係文書典籍―日本・中国の文化交流史―」がユネスコの「世界の記憶」に登録されることが決まったそうです。

ここはかつてどんな場所? 現在と過去を比較、山形アーカイブ公開

朝日新聞デジタルの2023年5月24日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASR5R6WVGR5GUZHB001.html
江戸時代から現代までの山形市中心市街地の移り変わりを写真や地図で見られる「山形アーカイブ」を山形大学付属博物館がつくったそうです。

時代を編む 長野県史とわたしたち 第3部・「アーカイブズ」の今

『信濃毎日新聞』のサイトの連載記事です。
以下の記事から構成されています。

3重要性増すアーキビスト 評価・選別に自治体も苦慮
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023051000128
4現代の視点 多様な担い手と 「公共財」守り 市町村誌作る
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023051200100
5地域の公文書館 生かすために 学校教育とのつながり大切
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023051900208

第3回DAフォーラム【6/18】

標記のフォーラムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
https://digitalarchivejapan.org/11586/

日時: 2023 年 6 月 18 日(日)13:00 ~ 16:05
形式: オンライン (参加費は会員・非会員とも無料)
プログラム
会長あいさつ (13:00~13:05)
セッション 1 (13:05~14:05) (座長 大月 希望: 東京大学大学院学際情報学府)
[11] ミュージアム・アーカイブズのベストプラクティス: 新刊Museum Archives: Practice, Issues, Advocacy の紹介 (筒井 弥生, 筑波大学アーカイブズ)
[12] 「藤本蚕業デジタルコモンズ」の構築: 地域資料アーカイブの課題と活用に向けた解決策 (前川道博, 長野大学)
[13] 展覧会図録のデジタル化とウェブ公開: 収蔵品情報発信の一手法 (三島大暉, 宮内庁三の丸尚蔵館)
[14] 東京都練馬区における地域サークル主体の「光が丘デジタルア ーカイブ」: サイト開設とグラントハイツ返還50年に向けて (菅原みどり, 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科)
セッション 2 (14:20~15:05) (座長 松田 采菜: 酒田市立中央図書館)
[21] ゲームアーカイブの図書館ルート: 私立ゲーム図書館の現状、課題、迷い (松田真, 一般社団法人ゲーム寄贈協会)
[22] デジタルアーカイブにおけるメタデータとユーザープリファレンスを用いた視聴コンテンツの自動生成: 香川・時空間デジタルアーカイブに登録されたコンテンツを用いたシミュレーション方法の紹介 (吉川 直希, 香川大学大学院創発科学研究科)
[23] 写真資料の収集を目的とした登録アプリケーションの開発: 香川・時空間デジタルアーカイブ事業を利用したプロトタイプシステムの紹介 (木子慎太郎, 香川大学大学院創発科学研究科)
セッション 3 (15:20~15:55) (座長 石橋 映里: 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム)
[31] 自治体映像アーカイブによる経済波及効果推計モデルの検討: デジタルアーカイブに関連して生じる経済活動の整理を中心に (宮田 悠史, 立命館大学 大学院)
[32] 米国での日本のアニメ・特撮作品を通じた産業振興策と文化紹介の歴史: アニメ・特撮ツーリズム研究の視点から (二重作昌満, 東海大学大学院文学研究科文明研究専攻)
[33] 第三者意見募集制度の著作権法への導入: (城所岩生, 国際大学グローバルコミュニケーションセンター)
閉会挨拶 (15:55~16:05)
オンライン交流会 (16:10~17:30)
oViceを使った交流会です。発表者との質疑もできます。ふるってご参加ください

八王子市の歴史的文書管理専門員募集

東京都八王子市が、歴史的文書管理専門員 (会計年度任用職員(専門職))を募集しています。
主な業務内容は以下の通りです。

歴史的に価値ある公文書の内容確認及び選別

受験資格は以下の通りです。

次の(1)及び(2)のすべての要件を満たす方が受験できます。
(1) 学芸員の資格を有する方
(2) 大学において日本史学等の分野を専攻し、卒業した方で、行政・博物館等で調査、整理等の経験を有する方

申込期間は令和5年6月9日(金曜日)までです。
詳しくは、同市のサイトをご参照ください。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisei/001/001/019/p032410.html

国際高麗学会日本支部 第27回学術大会シンポジウム「アーカイブの中の『在日』」【6/10】

標記のシンポジウムが開催されます。
詳しくは、国際高麗学会日本支部のサイトをご参照ください。
https://isks.org/japan/japanconference

日にち 2023年 6月 10日(土)
会 場 大阪公立大学 梅田サテライト(大阪市北区梅田1丁目2-2-600 大阪駅前第2ビル6F 大阪駅徒歩10分)
 https://www.omu.ac.jp/about/campus/umeda/
共催 国際高麗学会日本支部、立命館大学コリア研究センター
13:00 シンポジウム「アーカイブの中の『在日』」
[パネラー]
李成市さん(在日韓人歴史資料館 館長、早稲田大学 前教授)
伊地知 紀子さん(大阪コリアタウン歴史資料館 副館長、大阪公立大学 教授、国際高麗学会日本支部 会長)
金哲秀さん(朝鮮大学校 朝鮮問題研究センター長、教授)
全ウンフィさん(ウトロ平和祈念館 展示運営部会、大阪公立大学大学院 文学研究科都市文化研究センター 研究員)
孫片田晶さん(ウトロ平和祈念館 展示運営部会、立命館大学 准教授)
[討論]
金仁徳さん(韓国・靑巖大學校 在日コリアン研究所 所長、教授)
朴 一さん(大阪市立大学 名誉教授)
[司会]金 友子さん(立命館大学 准教授)

全史料協関東部会総会記念講演会「公文書管理の制度化:意思決定と文書保存のはざまで」【6/2】

標記の講演会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会関東部会のサイトをご参照ください。
http://www.jsai-kanto.jp/teireikai2020.html

演題:「公文書管理の制度化:意思決定と文書保存のはざまで」
講師:牧原 出 氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)
申し込み締め切り5月30日(火曜日)
 電子メールにて参加申込書を受け付けています。
日 時 令和5年6月2日(金) 午後1時45分から午後4時30分まで(午後1時15分受付開始)
場 所 武蔵野スイングホール 11階レインボーサロン
 東京都武蔵野市境2-14-1 JR中央線 武蔵境駅nonowa口徒歩2分
13:15 総会受付開始
13:45-14:30  総会
14:30  記念講演会受付開始
15:00-16:30  記念講演会
事務連絡

三山春秋

『上毛新聞』のサイトの2023年5月21日付のコラムです。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/286735
群馬県立文書館の企画展を取り上げ、「命を守るには、地域を襲った災害の歴史や被災リスクを知ることが欠かせない。その手段の一つとして、古文書にもっと目を向けてもいいのではないか」としています。

日本赤十字社の嘱託職員募集

日本赤十字社が、嘱託職員1名を募集しています。
仕事の内容は以下の通りです。

日本赤十字社広報室赤十字情報プラザにおける一般事務業務等
(1) 原資料に基づく3000~5000点のメタデータ入力
(2) デジタル・アーカイブズのシステムの仕様に応じたデータの成型
(3) 静止画及び動画等フォーマットの編集
地震・火災・水害その他の非常災害の際は、災害救護の後方支援事務に従事させる場合あり

必要な条件等は以下の通りです。

(1) アーキビストとしての実務経験、または類似する業務の経験があること
(2) デジタル・アーカイブズ等のシステムに準拠したメタデータ作成の経験があること
(3) デジタル・データの長期保存に関する技術的知識があること
(4)健康で周囲と良好なコミュニケーションが図れること
(2)~(3)は必須要件ではないが、優位条件であること。

応募書類締切は令和5年5月29日です。
詳しくは、同社のサイトをご参照ください。
https://www.jrc.or.jp/saiyo/office/