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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

デジタル地図で「世界を小さく」 市民の手で記憶・記録の継承を

『毎日新聞』のサイトの2023年3月23日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20230317/k00/00m/040/432000c
「デジタルアーカイブ」の研究を続けている東京大学大学院の渡邉英徳教授の研究室が、「戦災・災害のデジタルアーカイブ基金」を立ち上げたそうです。

特撮文化基本方針 須賀川の本気度を示す

『福島民報』のサイトの2023年3月23日付の論説です。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230323105754
福島県須賀川市は、特殊撮影(特撮)を文化として捉え、継承と振興、貴重な資料の収集、保存にどう取り組むかを記した「特撮文化振興基本方針」を策定したそうです。

ヒ素ミルク 未開封缶とカルテ現存 岡山大保管 教訓伝える貴重な史料

『山陽新聞』のサイトの2023年月21日付の記事です。
https://www.sanyonews.jp/article/1376587
森永ヒ素ミルク事件で、粉ミルクに含まれていた有毒物質のヒ素を特定した岡山大学医学部に、同大病院の第1号患者らのカルテが保管されていたそうです。

安倍氏のギフトこっそり保管? トランプ氏、政府に返さず―米下院報告書

時事通信のサイトの2023年3月18日付の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031800239&g=int
アメリカの大統領やその家族が贈与された一定額以上の海外からの寄贈品は、通常は国立公文書館に保管されますが、トランプ前大統領が贈られた品々の一部は返却されていないそうです。

「行政文書」ってどんなもの? 正確じゃないの? 今、問題なのは? 放送法の解釈巡り

『東京新聞』のサイトの2023年3月15日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/238036
総務省が、放送法が定める「政治的公平」の解釈を巡る安倍政権下の官邸と総務省のやりとりが記載された文書を「行政文書」と認めたことに関連して、行政文書について解説しています。

飯田市の任期付研究員募集

長野県飯田市が、任期付研究員2名を募集しています。
研究業務の内容は以下の通りです。

飯田市域を中心とした歴史研究
史料調査及び成果の公表
教育活動
出版物の編集刊行
市誌編さん
アーカイブズの保存・活用

応募に必要な資格は以下の通りです。

大学院の博士課程修了者、及びそれに準ずる者
昭和43年4月2日以降の出生者(任期中に満60歳に達しない年齢の方)

応募受付期間は令和5年4月17日までです。
詳しくは、同市のサイトをご参照ください。
https://www.city.iida.lg.jp/soshiki/39/rekiken2023saiyou2.html

多摩美術大学の常勤嘱託職員募集

多摩美術大学が、アートアーカイヴセンターの常勤嘱託職員1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

アートアーカイヴに関する事項、大学の学事に関する業務

応募資格は以下の通りです。

以下のすべてを満たす方
・大学学部卒以上
・20世紀美術に興味のある方
・アーカイヴに興味のある方
・コミュニケーション能力のある方
・アートアーカイヴセンターの所蔵資料の整理をはじめ、学生の利用促進施策の 企画立案・運営に意欲的に取り組める方
・司書や学芸員の資格を持つ方はもちろん、資格がない方も歓迎。
・PC操作可能な方(Word:文章作成、Excel:データ入力等)

応募締切は2023年4月14日です。
詳しくは、同大学のサイトをご参照ください。
https://www.tamabi.ac.jp/topics/staff_recruit.htm

永久保存の少年事件記録、国立公文書館に移管検討 最高裁、記録廃棄問題で

『神戸新聞』のサイトの2023年3月7日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016117743.shtml
神戸連続児童殺傷事件など重大少年事件の記録が各地で廃棄されていた問題で、最高裁判所の小野寺真也総務局長は、特別保存(永久保存)された少年事件記録を今後、国立公文書館に移管する可能性を問われ、「検討する」と述べたそうです。
この件については、以下をはじめとする記事が関連する内容を報じています。

事件記録はなぜ捨てられるのか あふれる倉庫と見えない活用(朝日新聞デジタルの2023年2月21日付の記事)
https://www.asahi.com/articles/ASR2N4F51R1JUTIL00R.html
アーカイブズ学の専門家「最高裁に保存姿勢ない」 有識者委で現行システムの限界指摘(『神戸新聞』のサイトの2023年3月1日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016095125.shtml
裁判記録、後世に引き継ぐ意義とは 江川紹子さんのコメントプラス(朝日新聞デジタルの2023年3月1日付の記事)
https://www.asahi.com/articles/ASR2W30XJR2SUENI001.html
すがる思いで託した重大事件記録、なぜ破棄 娘亡くした父の怒り「理解できない」 京都・亀岡暴走(『神戸新聞』のサイトの2023年3月5日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/p1_0016109248.shtml
「なぜ記録をごみ同然に」 亀岡事故遺族、最高裁に経緯説明求める要望書送付(『京都新聞』のサイトの2023年3月7日付の記事)
https://nordot.app/1005684558587609088?c=39546741839462401
重大少年事件の記録廃棄問題 上川陽子元法相の思い 裁判資料は将来への教訓(『毎日新聞』のサイトの2023年3月13日付の記事)
https://mainichi.jp/articles/20230313/dde/012/040/010000c
少年事件記録廃棄、再発防止策検討へ 最高裁有識者委 亀岡暴走事故の遺族対応も議論、内容は明かさず(『神戸新聞』のサイトの2023年3月14日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016139153.shtml
亀岡暴走事故遺族からも意見聴取へ 事件記録廃棄で最高裁有識者委 妊娠中の娘亡くした父「全件保存を」『神戸新聞』のサイトの2023年3月14日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016141317.shtml
最高裁が京都・亀岡事故遺族に謝罪「申し訳ない」 司法記録の廃棄受け(『京都新聞』のサイトの2023年3月16日付の記事)
https://nordot.app/1008936104644706304?c=39546741839462401
<失われた事件記録 インサイド神戸家裁>「少年A」記録廃棄「私が判を押した」 元職員ら証言「捨てないのはサボりと同じ」(『神戸新聞』のサイトの2023年3月18日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016155988.shtml

写真で振り返る、佐久の今昔 市が「デジタルフォトギャラリー」開設

『信濃毎日新聞』のサイトの2023年3月14日付の記事です。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023031300555
長野県佐久市は、市の撮影分を中心に写真1515点を公開する「佐久市デジタルフォトギャラリー」をインターネット上に開設したそうです。

放送法のやりとり記した資料、総務相が行政文書と認める 午後公開へ

朝日新聞デジタルの2023年3月7日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASR373CQ4R36ULFA019.html
松本剛明総務相は、安倍政権下で放送法の政治的公平性について首相官邸側と総務省側とのやりとりを記した内部文書とされる資料について、すべて同省の行政文書だと認めたそうです。

福島県双葉町、旧庁舎に依然3000箱の文書 貴重な記録、活用模索も進まず―東日本大震災12年

時事通信のサイトの2023年3月5日付の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023030400121&g=soc
福島県双葉町の旧庁舎には、段ボール約3000箱に上る行政文書が残されたままとなっているが、整理や活用は進んでいないそうです。

地震で被災した蔵から歴史資料搬出 4日と5日に福島県相馬市

『福島民報』のサイトの2023年3月5日付の記事です。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20230305105286
福島県相馬市のボランティア組織「そうま歴史資料保存ネットワーク」が、地震で被災した民家の蔵に残る歴史資料の搬出活動を行っているそうです。

阿部武司先生定年記念・特別講演【3/31】

標記の講演が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、企業史料協議会のサイトをご参照ください。
https://www.baa.gr.jp/news.asp?NoteAID=12

日 時 2023年3月31日(金)15:00〜16:30
場 所 オンライン(Zoomミーティング)
 参加者に招待URLをお知らせします
定 員 80名
料 金 無料
演題(仮)
資料に触れる・歴史に学ぶ 人智とともに歩む企業研究 記憶にたどり着く企業資料 ―我が人生とアーカイブズ、これまでとこれから―

2022年度アーカイブズカレッジ修了論文報告会【3/26】

標記の報告会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、主催者のサイトをご参照ください。
http://samidare.jp/archives/note?p=log&lid=524176

日時:2023年3月26日(日曜日)14:00~17:20
開催方法:オンライン会議ツール「Zoom」による全面オンライン開催
第1部 修了論文報告会
第1報告 14:10~
小嶋翔氏(吉野作造記念館)「自治体文書館における民間アーカイブズの保存と指定管理者制度」
第2報告 15:10~
大薗佳純氏(國學院大學大学院)「「若松史料」の構造分析と目録編成」
第2部 記念講演 16:10~
青木睦先生(国文学研究資料館准教授)「アーカイブズ・レスキューのこれまでとこれから―民間所在・行政管理の垣根を越えて」
参加費無料
定員300名(先着順)