Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『文化情報学』11巻1号

駿河台大学文化情報学部の紀要『文化情報学』の最新号に(2004年6月発行)に、次の論考があります。 保坂裕興. アーカイブズ教育の指針に関する基礎的考察. 文化情報学. vol. 11, no. 1, 2004, p. 29-38. 英国、米国、日本で発表されたアーカイブズ学教育の…

議員の提言や要望を公文書に 京都府議会と京都府

『京都新聞』電子版に、10月8日付で標記の記事<http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004100800181&genre=A2&area=K00>があります。 議員等の口頭での発言も公文書化して、情報公開の対象とするそうです。こういった制度は既に9つの県で導入されて…

ISOに役立つ電子文書管理術(後編)

富士ゼロックスが開催する、ISO等の認証取得の関するセミナーの中で、標記のテーマが取り上げられます。 11月10日から18日の間に、横浜、名古屋、大阪、東京でそれぞれ開催するとのことです。参加費は無料で、申し込みが必要です。 詳しくは、<http://www.f…

バックアップ、基礎の基礎を知る

「IMmediaエンタープライズ」というサイトで、標記のタイトルの特集<http://www.itmedia.co.jp/enterprise/special/0407/backup/index.html>が4回にわたって連載されています。 第1回 そもそもバックアップとは何か?<http://www.itmedia.co.jp/enterpris…

『日本図書館情報学会誌』Vol. 50, No. 3

日本図書館情報学会が発行する『日本図書館情報学会誌』の最新号(2004年9月号)に、次の論文が掲載されています。 鴇田拓哉. 電子資料の保存用メタデータの特性と現状. 日本図書館情報学会誌. Vol. 50, No. 3, 2004, p. 85-102. 電子資料の保存に関する事項…

台風23号、行政・医療機関に影響──浸水で電子機器動かず、必要書類ぬれて使えず

「日経ネット関西版」の10月25日付の記事<http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/22866.html>が、台風23号による公文書への被害について重点的に取り上げています。 文書の水濡れや散乱は、復旧作業の遅れに直結する事態なのだと実感させられます。

『アート・ドキュメンテーション通信』63号

アート・ドキュメンテーション研究会(JADS)が発行する『アート・ドキュメンテーション通信』の63号(10月25日発行)に、次の記事が掲載されています。 毛塚万里, 若月憲夫. 『次世代JADSを考える会』解題その2. アート・ドキュメンテーション通信. no. 63,…

新潟県中越地震・台風で被災した歴史資料について

歴史資料ネットワーク(史料ネット)のWebサイト<http://www.lit.kobe-u.ac.jp/~macchan/>が、このたびの新潟県中越地震および台風で被災した歴史資料の保全に関する情報を収集し、史料所蔵者やボランティア等に対する呼びかけを行っています。 新潟県中越…

『アーカイブズ学研究』第1号

日本アーカイブズ学会の会誌『アーカイブズ学研究』の第1号(10月31日発行)の主な内容は下記のとおりです。目次と投稿規程等は同会のWebサイト<http://www.jsas.info/#>の「2004/10/17 【Publication】学会誌『アーカイブズ学研究』創刊」から見ることが…

旧関宿の公文書 整理・保存作業を完了 野田

『東京新聞』のWebサイトの10月14日付記事<http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20041014/lcl_____cba_____001.shtml>です。 千葉県野田市と合併した旧関宿町の公文書に対して行われた評価選別や管理方法の統一といったテーマが取り上げられています。 合併…

『自治体の保有する公文書の現状について−資料保存委員会調査報告書−』

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)の資料保存委員会が、平成15年度に実施したアンケート調査の結果を次の報告書にまとめています。 自治体の保有する公文書の現状について: 資料保存委員会調査報告書. 松本, 全国歴史資料保存利用機関連絡協議…

国立公文書館のシンポジウム【11/12】

国立公文書館が、シンポジウムを開催します。詳しくは<http://www.archives.go.jp/news/041112.html>をご参照下さい。 ●海外アーキビスト招へいシンポジウムのご案内 未来に残す歴史的文書・アーカイブスの充実に向けて このたび内閣府と国立公文書館の共…

『月刊IM』11月号

このたび発行された『月刊IM』の11月号(第43巻第11号)の中に、次の記事が掲載されています。 小谷誠剛. 電子署名・電子化文書証明サービスに関する解説: 第3回(最終回) …… p. 16-19. 朝日崇. 連載第1回: 企業資料の有効活用について: 各界の事例・論調か…

資料保存研究セミナー「宮城地震と資料保存」【11/28】

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)の資料保存委員会が、資料保存研究セミナーを開催します。 1.テーマ 「宮城地震と資料保存」 2.日時 平成16年11月28日(日)午後1時30分から5時 3.会場 宮城県公文書館 宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡5番…

国際資料研究所のブログ

国際資料研究所が発行する情報誌『DJIレポート』の電子版が、ブログ形式で開設されたそうです。<http://djiarchiv.exblog.jp/>からアクセスできます。 同研究所はメールマガジンも発行しています。配信申込とバックナンバー閲覧は<http://www.freeml.com/…

第6回図書館総合展【11/24-26】

第6回図書館総合展が、11月24日(水)〜26日(金)にパシフィコ横浜展示ホールで開催されます。詳しくは<http://www.j-c-c.co.jp/>をご覧下さい。 期間中に開催されるフォーラムのうち、アーカイブズと特に関係の深いものとしては以下が挙げられます。 ・1…

『情報の科学と技術』10月号

『情報の科学と技術』10月号の特集は「ナレッジ・イノベーション −持続的な知識創造を支える組織と情報」ですが、その中に次の記事があります。抄録は<http://www.infosta.or.jp/journal/200410j.html#4>に掲載されています。 吉岡はゆる. ナレッジマネジ…

『週刊ダイヤモンド』10月23日号

『週刊ダイヤモンド』の10月23日号に、下記の記事があります。 ヲブセルウェーション: 第27回: 歴史隠蔽. 週刊ダイヤモンド. 92(41), 2004, p. 7. 「元大統領補佐官がケリー氏顧問辞任、機密書類持ち出しで」<http://d.hatena.ne.jp/searchivist/20040722>…

金融庁でFD2枚が所在不明 資金洗浄疑惑の取引情報

各紙で報道されましたが、とりあえずasahi.comの記事<http://www.asahi.com/national/update/1018/025.html>です。 わずか2枚のフロッピーの取り扱いで、国民の行政への信頼度は大きく変わるのですね。

電子情報の長期的な保存に関する国立国会図書館の取り組み

国立国会図書館が平成14、15年度に行った、電子情報の長期的な保存に関する調査研究の成果が、同館のサイト内<http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation.html>で公開されています。 調査報告書、「電子情報保存調査研究会議」の議事録、(主に海外の…

第20回「地域における産業遺産の公開活動に学ぶ見学・研究会」【11/18-19】

企業史料協議会が、第20回「地域における産業遺産の公開活動に学ぶ見学・研究会」を開催します。同会会員のみが参加できますが、案内は<http://www.baa.gr.jp/files/03.html>にも掲載されています。 1. 日 時 2004年11月18日(木),19日(金…

『レコード・マネジメント』2004年10月号

記録管理学会の機関誌『レコード・マネジメント』のNo.48(2004年10月号)が、「企業のレコード・マネジメント、アーカイブ・マネジメント」を特集しています。内容は下記のとおりです。 論文 馬渕浩一. 技術経営の視点からみた企業史料の記録保存の意義と情…

日本アーカイブズ学会2005年度大会【2005/4/23-24】

日本アーカイブズ学会が、2005年度の大会を明年4月24日(土)、25日(日)に学習院大学で行います。 大会での研究発表を募集しています。応募締切は12月10日です。 第二日目に予定している自由論題研究発表会において、研究発表する会員を募集します。下記の…

『現代思想』10月号

『現代思想』2004年10月号に、次の論考が掲載されています。 蟻川恒正. 文書館の思想. 現代思想. 32(12), 2004, p. 81-93. 主に国立国会図書館の成立過程が叙述されています。 歴史家・羽仁五郎が、歴史研究のためではなく、情報公開の機能を果たす国会図書…

デジタル・アーキビストの養成

岐阜女子大学が、文部科学省平成16年度現代的教育ニーズ取組支援プログラムに「デジタル・アーキビストの養成−文化情報の創造、保護・管理、流通利用を支援する−」で選定されたそうです。詳しくは<http://dac.gijodai.ac.jp/da/>をご覧下さい。 来年度か…

『カレントアウェアネス』No.281

国立国会図書館が発行する『カレントアウェアネス』のNo.281(9月20日号)<http://www.ndl.go.jp/jp/library/current/current_back2004.html>に、中国、オーストラリア、ニュージーランドの国立図書館におけるウェブ・アーカイビング事業についての2本の記…

市町村公文書の保存ガイドライン作成 合併での散逸を防止へ−−新史料協 /新潟

『毎日新聞』10月6日付の記事<http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/10/06/20041006ddlk15010009000c.html>です。 新潟県歴史資料保存活用連絡協議会(新史料協)が発表した「市町村合併に伴う公文書保存のガイドライン」では、保存すべき…

英国記録管理協会の学校用ガイドライン

イギリスの記録管理協会が、学校での記録管理のために定めたガイドラインの最新版をWeb上で公開しています。『RM Tool Kit for Schools』と『Retention Guidelines for Schools』です。<http://www.rms-gb.org.uk/index.cfm?SECTION=SERVICES&PAGE=RESOURCE…

企業コンテンツ管理のあるべき姿 コンプライアンス経営を支援するCIOに贈る

『CIO Magazine』の9月号に、標記のタイトルの記事が掲載されています。内容は<http://www.ciojp.com/contents/?id=00001826;t=24>からも読むことができます。 コンプライアンスと文書管理の関係などについても、米国の事例などを引きながらわかりやすくま…

電子記録の真正性についてのICAレポート

ICA(国際文書館評議会)が7月にICA Studyシリーズの一環として発行した、電子記録の真正性についての次の報告書がWeb上で公開されています。 Millar, Laura. Authenticity of Electronic Records: A Report Prepared for UNESCO and the International Coun…