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災害記録を未来に活かす

  • 今村文彦監修. 鈴木親彦責任編集. 災害記録を未来に活かす. 勉誠出版, 2019, 208p, (デジタルアーカイブ・ベーシックス, 2).

災害記録を未来に活かす (デジタルアーカイブ・ベーシックス 2)
主な内容は以下の通りです。

序論 震災・災害デジタルアーカイブの今日的意義―新しい防災文化の創生を目指して 今村文彦
第1部 震災・災害の記録を残すことの意義と目的
 第1章 震災・災害アーカイブの役割と歴史的変遷と現状 柴山明寛
 第2章 放送局による東日本大震災アーカイブの意義―NHK東日本大震災アーカイブスを事例に 宮本聖二
 第3章 震災の記録を横断する―国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の意義と課題 伊東敦子/前田紘志
第2部 復興に向けて人々の声、地域の歴史を残す
 第4章 Voices from Tohoku:from a digital archive of oral narratives to scientific application in disaster risk reduction(東北からの声―口承記録デジタルアーカイブから防災・減災のためのアプリケーションへ) フラヴィア・フルコ/ロビン・オディ/デビッド・スレイター
 第5章 「命の軌跡」は訴える―東日本大震災、地方紙とデジタルアーカイブ 鹿糠敏和
 第6章 市民の力で地震史料をテキスト化「みんなで翻刻」 橋本雄太
第3部 未来のためのデジタルアーカイブ―震災・災害情報の利活用
 第7章 災害の非可逆性とアーカイブの精神―デジタル台風・東日本大震災デジタルアーカイブ・メモリーグラフの教訓 北本朝展
 第8章 歴史地震研究と日記史料有感地震データベース  西山昭仁
 第9章 防災科学技術研究所の災害資料とデジタルアーカイブ―自然災害資料の収集・整備・発信 三浦伸也/鈴木比奈子
 第10章 記憶の解凍―資料の“フロー”化とコミュニケーションの創発による記憶の継承 渡邉英徳
あとがき 鈴木親彦

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101016