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中世アーカイブズ学序説

中世アーカイブズ学序説

  • 上島有. 中世アーカイブズ学序説. 思文閣出版, 2015, 428p.

主な内容は以下の通りです。

序 章 アーカイブズ学としての中世古文書学―東寺百合文書からアーカイブズ学へ
 第一節 アーカイブズの整理原則と研究分野―「記録史料管理論」と「記録史料認識論」の統一的把握
 第二節 アーカイブズとしての東寺文書―「かさなり」「かたまり」「かたち」と東寺文書
 第三節 記録史料学からアーカイブズ学へ
第一章 妙蓮寺の近世文書について
第二章 近世の武家書札礼と公帖―南禅寺公帖の形態論的研究
 第一節 中世の公帖
 第二節 近世の公帖
 第三節 近世公帖の料紙・花押等の変遷
第三章 近世の領知判物・朱印状と公帖―室町時代の御判御教書との関連で
 第一節 朱印状と公帖の形態上の相違点
 第二節 室町時代の御判御教書
 第三節 御判御教書の二つの形態
 第四節 御判御教書と朱印状・公帖
第四章 天龍寺の朱印状と公帖―中世古文書学と近世古文書学の継承性に関する試論
 第一節 朱印状の封式―本紙・「包紙」の折り方とその宛名
 第二節 朱印状の書式と文書様式
 第三節 公帖の封式
 第四節 朱印状と公帖の料紙―中世から近世への檀紙
補論I 殿下と将軍―奉書と檀紙、折紙と竪紙
補論II 徳川将軍領知判物・朱印状の原点―藤井讓治「徳川将軍領知朱印状の古文書学的位置」との関連で
補論III 古文書学からアーカイブズ学への寸描―史料論・室町幕府文書論

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.shibunkaku.co.jp/shuppan/shosai.php?code=9784784215423