Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

公文書館機能ガイドブック

全史料協(全国歴史資料保存利用機関連絡協議会)の調査・研究委員会が、標記のガイドブックを作成しました。
同会のサイトで全文公開されています。
http://www.jsai.jp/kanko/guidebook/index.html
主な内容は以下の通りです。

はじめに
第1章 公文書館機能整備の基本事項
 なぜ公文書館(機能)は必要か/最低限必要なこと・もの・ひと/公文書館機能構築シミュレーション/歴史公文書の活用とその記録化
第2章 公文書館機能整備事例
都道府県
 県史編さんから文書館へ (群馬県立文書館)
 情報公開の先進県がつくった公文書移管の理想型 (神奈川県立公文書館)
 歴史資料のワンストップサービスを目指して (静岡県歴史的文書閲覧室)
 総合博物館に公文書館機能を一体化 (三重県総合博物館)
 公文書館機能を有する図書館 (奈良県立図書情報館)
 開館21年目に公文書管理条例を策定 (鳥取県立公文書館)
 職員一人ひとりの意識が支える文書管理と公文書館機能 (熊本県県政情報文書課)
市区町村
 「特定重要公文書」と定義した公文書管理条例 (札幌市公文書館)
 様々な連携により公文書館機能を実現 (中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」)
 1つの館で3つの機能を実現 (芳賀町総合情報館)
 公文書のライフサイクル重視中間庫での一元管理を実現 (久喜市公文書館)
 開かれた区政推進の一翼を担う (板橋区公文書館)
 図書館と連携する文書館運営 (寒川文書館)
 市町村合併を追い風として設置 (磐田市歴史文書館)
 開館と同時に稼働させた充実の資料検索システム (富山市公文書館)
 情報公開制度を使って歴史公文書を公開 (豊田市公文書管理センター)
 市町村合併を機に歴史的公文書の規定を整備 (東近江市公文書センター)
 レファレンスを大切にする地域密着型文書館 (尼崎市立地域研究史料館)
 文書庫の整備が文書館設置に一転 (三豊市文書館)
 ピンチをチャンスに変えてきた全国初の“アーカイブズ” (天草市立天草アーカイブズ)
 「これ以上、公文書を失ってはならない」 (北谷町公文書館)
広域
 県と市町村が共同運営する公文書館の新しい形 (福岡共同公文書館)
第3章 公文書館機能評価指標ミニマムモデル・ゴールドモデル
 指標の目的/ミニマムモデルとその解説/ゴールドモデル
第4章 参考資料
 文献集/業務おたすけアイデア集/公文書館機能整備自治体一覧/関係法令(公文書館法・公文書管理法 全文掲載)