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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

国立公文書館のパンフレット

国立公文書館が、「歴史公文書等の移管」と題するパンフレットを作成し、同館のWebサイトで公開しています。こちらです(PDF版)。

1 公文書等移管の法的根拠とその意義
 −なぜ国立公文書館に、保存期間が満了した公文書等を移管するのでしょうか−
2 公文書等の移管
 −具体的に移管対象とする行政文書はどのようなものですか−
3 公文書等の移管の具体例
4 歴史公文書等の移管から閲覧までの流れ
 −移管した行政文書はどのようにして利用に供されるのでしょうか−
5 公文書等の「公開基準」
 −移管した行政文書の公開・非公開は、どのように行われるのですか−
6 目録データベースの利用 http://www.archives.go.jp/
 −移管した文書にはどんなものがあるか調べたいとき−
7 行政利用
 −移管した公文書等を業務上利用したいときには−

国の公務員向けのパンフレットのようですが、分かりやすくコンパクトにまとめられています。公文書等の移管に対して各機関の職員がもつ不安を解消するためのもののようです。国に限らず、アーカイブズ制度の普及のためには、アーキビストには自らのやっていること、やりたいことを誰もが分かるように明快に説明できる能力が必要なのですね。