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アーカイブへのアクセス: 日本の経験、アメリカの経験: 日米アーカイブセミナー2007の記録

アーカイブへのアクセス―日本の経験、アメリカの経験・日米アーカイブセミナー2007の記録 (日外選書Fontana)

  • 小川千代子; 小出いずみ編. アーカイブへのアクセス: 日本の経験、アメリカの経験: 日米アーカイブセミナー2007の記録. 日外アソシエーツ, 2008, 320p. (日外選書Fontana)

主な内容は以下のとおりです。

まえがき ◆小川 千代子
 日米アーカイブセミナーの提言
第1章 アーカイブと公共性
 歴史の教訓 ― 日本近代史における歴史の「誤用」について ◆加藤 陽子
 アメリカ合衆国におけるアーカイブの姿勢とアクセス ◆トルディ・ハスカンプ・ピーターソン
第2章 アクセスの枠組み
 戦前の公文書にかかわる神話と現実 ◆牟田 昌平
 NARAにおける米国政府記録へのアクセス ◆デイビッド・J・メンゲル
第3章 アーカイブの設置
 決定的な不在 ― アーカイブス戦略についての異見 ◆富永 一也
 板挟み ― 米国における州政府記録へのアクセス ◆リチャード・ピアス=モーゼス
第4章 アーカイブ資料の共有化
 大学アーカイブの現実 ― 東京大学大学院情報学環を事例に ◆吉見 俊哉・小川 千代子 対談
 米国の大学における機関アーカイブ及び手稿資料コレクションへのアクセス ◆マーク・A・グリーン
第5章 アーカイブ資料の保存
 日本の企業史料 ― その概観とアクセス ◆松崎 裕子
 ビジネス・アーカイブへのアクセス ― 米国の場合 ◆ベッキー・ハグランド・タウジー ◆エリザベス・W・アドキンス
第6章 アーカイブのアクセス―利用者の経験
 日本のアーカイブへのアクセス ― 日本史近現代史研究者の視点 ◆シェルドン・ガロン
 利用者から見た日本の文書館資料へのアクセス ◆フィリップ・ブラウン
 アメリカの公的文書館史料を利用する立場から ◆大津留(北川)智恵子
 アメリカのアーカイブスへのアクセス ― 教会の資料の場合 ◆小檜山 ルイ
第7章 日米をつなぐアーカイブ
 日米のアクセスを比較して ◆古賀 崇
 アメリカのアーカイブ ― 日本からの質問 ◆まとめ 小出 いずみ
 国際会議の記録実務―日米アーカイブセミナーの運営と記録整理の事例◆長岡智子
第8章 国際関係の中のアーカイブ
 外交問題と資料アクセス ― アジア歴史資料センターの成立過程 ◆小出 いずみ
第9章 歴史をつむぎ、歴史をつくるアーカイブ
 だれのため、何のためのアーカイブか ― 残すということ ◆小川 千代子
あとがき

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.nichigai.co.jp/sales/2136-0.html