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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

『別冊 環』15 図書館・アーカイブズとは何か

『別冊 環』第15号(2008年11月)が、標記の特集を組んでいます。
内容は以下のとおりです。

〈鼎談〉図書館・アーカイブズとは何か――書物への愛と知の継承
 粕谷一希(評論家)+菊池光興(国立公文書館館長)+長尾 真(国立国会図書館館長)
 (司会)春山明哲・高山正也
図書館・アーカイブズとは何か
日本における文書の保存と管理――現状のアーカイブズと図書館で、未来が拓けるか
 高山正也
日本の知識情報管理はなぜ貧困か――図書館・文書館の意義
 根本 彰
アーカイブズの原理と哲学――日本の公文書館をめぐり
 大濱徹也
個人文書の収集・保存・公開について
 伊藤 隆
アジアにおける史料の共有――アジア歴史資料センターの七年
 石井米雄
データベースの思想
 山崎久道
デジタル世界における図書館とアーカイブズ
 杉本重雄
〈コラム〉電子アーカイブズの危機
 山下貞麿
未来に生かす放送アーカイブ――記録と記憶を残す
 扇谷勉
「知の装置」の現在――法と政策
地方自治体の経営と図書館
 南 学
公共図書館の経営――知識世界の公共性を試す
 柳与志夫
文字・活字文化と図書館
 肥田美代子
日本の図書館にかかわる法制度の構造と課題
 山本順一
立法調査機関・議院法制局の改革と国会図書館
 小林 正
機関リポジトリの現在
 竹内比呂也
インターネット社会とレファレンス・サービスの将来
 田村俊作
ARGの十年――図書館・アーカイブズとの関わりのなかで
 岡本 真
歴史の中の書物と資料と人物と
ライブラリアンシップとはなにか――図書館史に見る国民意識と文化変容についての覚書
 春山明哲
明治・大正期の「帝国図書館」素描
 高梨 章
日米関係史の中の図書館――アメリカにおける日本語図書館の形成史から
 和田敦彦
印刷文化と図書館
 樺山紘一
「全体知」への夢――フランス『百科全書』とその周辺
 鷲見洋一
〈コラム〉図書館学先駆者ガブリエル・ノーデの時代と思想
 藤野幸雄
図書館・アーカイブズの現場から
◎アーカイブズ

外務省外交史料館
 柳下宙子
沖縄県公文書館――民主主義の礎石
 仲本和彦
京都府立総合資料館――近代行政文書研究のセンターとして
 福島幸宏
栃木県芳賀町総合情報館
 富田健司
国立女性教育会館女性アーカイブセンター
 江川和子
NHKアーカイブス
 江藤巌二
フジテレビのアーカイブズ
 小山孝一
脚本アーカイブズ
 香取俊介
慶應義塾大学アート・センター――ジェネティック・アーカイヴ・エンジン――アートの視点から
 前田富士男
身装(身体と装い)文化アーカイブズ
 高橋晴子
京都国際マンガミュージアム――マンガを収蔵することの逆説
 吉村和真
東京電力 電気の史料館
 小坂 肇
渋沢栄一関係資料の二十一世紀
 小出いずみ
◎都道府県立図書館
新潟県立図書館――『新潟県中越大震災文献速報』の作成
 野澤篤史
大阪府立中之島図書館――ビジネス支援サービス
 前田香代子
奈良県立図書情報館――公文書・古文書の保存、閲覧、データベース化
 富山久代
鳥取県立図書館――模索・実験・悩み
 森本良和
岡山県立図書館――デジタル岡山大百科
 森山光良
◎市町村立図書館
函館市中央図書館――地方公共図書館からの情報発信に向けて
 奥野進
矢祭もったいない図書館――開館の経緯
 佐川粂雄
草津町立図書館
 中沢孝之
神戸市立中央図書館――阪神・淡路大震災関連資料(1・17文庫)
 三好正一
長崎市立図書館
 小川俊彦
伊万里市民図書館――伊万里からの報告
 犬塚まゆみ
◎大学図書館
東北芸術工科大学東北文化研究センター
 赤坂憲雄
国際基督教大学図書館――リベラルアーツの基盤として
 畠山珠美
拓殖大学図書館――旧外地関係資料
 竹内正二
◎専門・小規模図書館
ギャラリー册――「KOUGEI」と書物と
 奥野憲一
日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館――開発途上国学術ポータル構築に向けて
 村井友子
日本原子力研究開発機構図書館
 中嶋英充

詳しくは、発行者である藤原書店のサイトをご参照ください。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1031