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第106回記録管理学会例会「何のための記録保存か−−組織の証拠と記録」【1/31】

記録管理学会<http://wwwsoc.nii.ac.jp/rmsj/>が、下記の例会を開催します。申込締切は1月26日です。

 内閣官房長のもとに開催された懇談会報告書「公文書等の適切な管理、保存及び利用のための体制整備」(平成16年6月28日)によると、「公文書等は国民が共有すべき遺産」であるにも拘わらず、公文書の作成から保存に至る管理は、経済大国にしては不十分であるとしている。情報公開法の見直しでも文書の不存在が問題としていますが、「組織の説明責任を果たすための証拠と記録」の意識が欠けているとすれば、長い歴史をもっているはずの日本は根拠のあいまいな伝説の国なのでしょうか?
 今回は日本近代史の研究家であり上記報告書の作成委員でもあった東京大学文学部の加藤陽子先生に、懇談会で議論になった点を含め「何のために記録を保存するか」をお話してもらうことにしました。公文書のみならず「情報は資産」であるという意識をもつことこそ明日への発展の源であり、記録は企業も含めて「組織の証拠・説明責任の根拠」です。ぜひとも皆様御参加いただき、活発な討論をお願いしたいと思います。
第1部 15:00〜17:00 講演会「何のための記録保存か−−組織の証拠と記録」
講師: 東京大学文学部 加藤陽子先生
第2部 17:00〜19:00 懇親会
日時:平成17年1月31日(月)15:00〜19:00(受付14:30)
場所:九段会館3F「瑠璃の間」千代田区九段南1-6-5 TEL:03-3261-5521
交通:地下鉄東西線、半蔵門線、都営新宿線「九段下」4番出口
会費:会員 2000円(後援団体会員を含む) 非会員 3000円
懇親会に参加される方は、別に 3000円
申込:1月26日までに例会担当委員 黒済(日本化薬法務総務部)へ
E-mail、FAXで、お名前、所属機関、連絡先(住所・TEL・FAX・
E-MAIL)、所属団体名、及び懇親会の出欠を記載し送付下さい。
E-MAIL:akira.kurozumi@nipponkayaku.co.jp
FAX :03-3237-5091 TEL:03-3237-5109