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「インターネット・アーカイブ」代表、ブルースター・ケイル氏(43)に聞く

asahi.comの「サンノゼ発 asahi.comニュース」で、標記のインタビュー記事が9月22日から24日まで連載されています。9月22日付(上)<http://www.asahi.com/tech/sj/kahle/01.html>の冒頭だけ引用しておきます。

――「インターネット・アーカイブ」のコレクションについて教えてください。
 「まず、1996年から現在までの約300億ページのウェブサイトのアーカイブを検索できる『ウェイバック・マシーン』。URLを打ち込むと、定期的に保存した過去のページも見ることができる。本には図書館があり、情報を伝える。だが、ウェブページにはそれがない。そして消えていく。それを保存するのが、我々の活動だ。96年に『インターネット・アーカイブ』を設立してから8年、ウェブの保存に取り組んできた。昨年には、英米仏など12カ国の国立図書館と一緒に国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)という組織も立ち上げた。ウェブ保存活動について、互いに協力していこう、という趣旨だ」

ケイル氏の名刺の肩書きがアーキビストではなく、「デジタル・ライブラリアン(電子図書館員)」であるという点も興味深いです。