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イラク:フセイン政権の人権侵害を後世に 公文書館設立へ

MSN-Mainichi INTERACTIVEの記事<http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20040919k0000m030002000c.html>からです。

 【バグダッド福島良典】イラク暫定政府のバフティヤール・アミン人権相はこのほど、バグダッドで毎日新聞と会見し、旧フセイン政権時代の人権侵害の実態を記録に残し後世に語り伝えるため、国立公文書館を設立する将来構想を明らかにした。(中略)
 アミン人権相は「35年に及ぶ独裁でイラクは『犯罪の博物館』だ。関係文書はイラク国民・国家の財産であり、1カ所に集め、イラク史の記憶として将来の世代に残さなければならない」と保管の必要性を強調。「治安の改善を待って、国立公文書館を設立したい」と述べた。

イラクの国立公文書館は既にあるはずですが、押収された公文書などを加えた新しい公文書館をめざすということでしょう。
再建の途に就いたばかりの混乱の中でも、公文書館は欠かせない存在であると大臣が認識している点には驚くばかりです。