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県の公文書、段ボール箱で山積みされ放置 保存施設整備めどなく/三重

『毎日新聞』8月2日付の三重版の記事<http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/archive/news/2004/08/02/20040802ddlk24040169000c.html>です。

県の公文書、段ボール箱で山積みされ放置 保存施設整備めどなく /三重
 ◇段ボール300個
 作成後5年以上経過した県の保存公文書が、閲覧もままならない状態で段ボール箱約300個に入れられ山積みになったまま保管されていることが1日までに分かった。北川正恭知事(当時)のハコモノ公共施設の建設凍結方針により、新県立博物館建設計画が98年にとん挫。博物館に併設される予定だった県公文書館も建設方針がトーンダウン。県は今後3年間に取り組む重点プログラムで「県の既存施設を活用した(公文書の)保管・閲覧」との次善策を掲げるが、公文書保管整備のめどは立っていない。

この報道に関して、「ある1人の地方公務員のBlog」が言及しています<http://yakunin.jugem.cc/?eid=112>。公文書館法も引用しています。
このブログに対して寄せられたコメントも興味深いです。

 歴史的資料とはなにか、というのがホント分からないですね。
 私の市も合併を控えていることからか、県内の学識経験者から「資料を廃棄すべきではない。歴史的価値の判断は私たちで行っても良い」などと、文書取扱規程、個人情報保護条例をも無視した申し入れがきております。(-_-;)
 永年保存文書が将来歴史的資料になっていくと思うんですがね〜。
 せんちゃん | 2004/08/03 9:23 AM

評価選別の問題について、こう思っている自治体職員は多いのかもしれませんね。