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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

農水省、チャットGPT活用へ 行政文書、分かりやすく

時事通信のサイトの2023年4月18日付の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041800856&g=eco
農林水産省は、業務効率化のため、自然な文章で応答する対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の活用を始める方針を明らかにしたそうです。

三井文庫の専任職員公募

三井文庫が、日本近代史担当の主任研究員または研究員1名を公募しています。
仕事内容は以下の通りです。

・日本近代社会経済史の研究。特に、当文庫所蔵史料を用いた研究。
・史料の調査・収集・整理・保存。
・デジタルアーカイブの構築にかかわる業務。
・その他、普及広報にかかわる業務。
 など

応募資格は以下の通りです。

・博士号取得者、またはそれと同等の研究業績があること(大学院博士課程在学者も可)。
・一次史料を用いた研究能力があること。
・基礎的なパソコン知識、操作能力を有すること。

募集期間は2023年5月31日までです。
詳しくは、JREC-IN Portalをご参照ください。
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=4&id=D123020925&ln_jor=0&top_btn=1

重大少年事件の記録保存、最高裁「一定の考え方示す」 5月公表予定の報告書で

『神戸新聞』のサイトの2023年4月15日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202304/0016245233.shtml
重大少年事件の記録が各地で廃棄されていた問題で、記録保存の在り方を検証する最高裁判所の有識者委員会では、調査報告書で「今後の記録保存について一定の考え方を示す」との説明があったそうです。
この件については、以下をはじめとする記事が関連する内容を報じています。

少年事件の記録廃棄問題の報告書、公表は5月中に 最高裁方針(『産経新聞』のサイトの2023年3月27日付の記事)
https://www.sankei.com/article/20230327-GX2DT5ILXJPNPEC3EU6ANQ4UE4/
少年事件記録に独自の保存基準求める 東京弁護士会、最高裁などへ意見書 「家裁の一存で廃棄は極めて問題」(『神戸新聞』のサイトの2023年3月29日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016192066.shtml
繰り返される記録廃棄問題 青山・東大名誉教授「家裁で保存するのは無理」 国立公文書館への移管主張(『神戸新聞』のサイトの2023年3月30日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016195353.shtml
明治以来の民事判決原本、あわや廃棄の危機 30年前の最高裁通達 学者らの保存運動で間一髪救出(『神戸新聞』のサイトの2023年3月30日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202303/0016195289.shtml
最高裁有識者委、記録廃棄の再発防止策など引き続き議論 東京弁護士会の意見書も報告 第10回会合(『神戸新聞』のサイトの2023年4月6日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202304/0016219467.shtml
内閣府「少年事件は取り扱いが機微」 永久保存の記録、公文書館への移管対象除外で答弁 参院決算委(『神戸新聞』のサイトの2023年4月10日付の記事)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202304/0016231695.shtml

17~19世紀の届かなかった数十万の手紙 英国の「失われたお宝」をデジタル化

Globe+の2023年4月12日付の記事です。
https://globe.asahi.com/article/14882772
英国の軍艦が1650年代から19世紀初期までの戦争期間中に強奪した手紙を、英国国立公文書館のアーキビストたちが分類し、目録化し、デジタル化する共同プロジェクトに取り組んでいるそうです。

安倍元首相の贈り物、米公文書館に トランプ氏のゴルフクラブ

『産経新聞』のサイトの2023年4月12日付の記事です。
https://www.sankei.com/article/20230412-2L4OFCVUDVP5NHMIBXBGNE53OA/
トランプ前アメリカ大統領は、2016年大統領選で当選後に当時の安倍晋三首相から贈られた金色のゴルフクラブが見つかり、国立公文書館に寄贈すると明らかにしたそうです。

米国インターネットアーカイブの目指すこと――その理念、著作権という現実、AIとの関係

INTERNET Watchの2023年4月6日付の記事です。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1491372.html
米国インターネットアーカイブ(Internet Archive)の創設者、ブリュースター・ケール氏が、日本市場向けのプレゼンテーションをオンラインで行ったそうです。

国立国際美術館の研究補佐員募集

国立国際美術館が、研究補佐員を若干名募集しています。
職務内容は以下の通りです。

1 所蔵作品、所蔵作家、当館活動に関する資料の収集、保存、整理
2 所蔵作品に関するデジタルデータの登録、更新、削除等
3 所蔵作品、所蔵作家、当館活動に関する情報公開のための調査研究補助およびデータ整形

応募条件は以下の通りです。

1 大学又は大学院で美術分野を専攻したもの、もしくは文化資源学、アーカイブズ学等を専攻したもの
2 大学卒業程度の英語能力を有しているもの
3 パソコンでの業務(ワード、エクセル、フォトショップ等を使用)が円滑にできるもの

応募締切は令和5年5月19日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.nmao.go.jp/recruit/

国文学研究資料館の事務補佐員募集

国文学研究資料館が、事務補佐員1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

史料目録編集業務補助、アーカイブズ史料の調査・収集補助

応募資格は以下の通りです。

・事務業務を行う上で、パソコン(ワード、エクセルは必須)及び電子メール を支障のないレベルで使いこなせること。
・近世・近代の古文書が読め、史料目録の作成・編集ができること。
・編集に関わる事務手続き、出版者と教員との間で連絡調整ができること。
・資料整理等補助員など数名の作業者の進捗管理ができること。

応募締切は令和5年4月24日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.nijl.ac.jp/news/2023/04/post-293.html

宮内庁書陵部図書課図書寮文庫の事務補佐員募集

宮内庁が、書陵部図書課図書寮文庫で勤務する事務補佐員2名を募集しています。
採用後の職務は以下の通りです。

書陵部図書課図書寮文庫が所蔵する歴史資料として重要な古文書等の保存管理、曝書、出納、閲覧者対応、書庫等の清掃及び書庫内環境整備の補助に関する業務

応募資格は以下の通りです。

1.高等学校卒業又はこれと同等以上の学力を有すると認められる者
2.パソコンの操作(Excel、Word、一太郎等)に習熟していること
3.当該採用期間にわたり継続して勤務が可能なこと
4.閲覧者への応対ができること
5.古文書等の取り扱いに関する実務経験のあること

書類受付期間は令和5年4月27日までです。
詳しくは、同庁のサイトをご参照ください。
https://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/saiyo/sho-r050328-2.html

品川区の歴史をネットで閲覧 紙資料の経年劣化対策も

『東京新聞』のサイトの2023年4月6日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/242385
東京都品川区は、区の成り立ちや歴史上の出来事などを記した刊行物をデジタル化し、ウェブサイトで見られるようにする取り組みを始めたそうです。

被爆前の暮らしを写真で知る RECNAがアーカイブサイト製作

朝日新聞デジタルの2023年4月6日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASR457DKGR3PTOLB004.html
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)と国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館が、原爆投下前の人々の暮らしを知ることができるサイト「被爆前の日常アーカイブ」を完成させたそうです。