Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

公文書の電子化 廃棄せずに記録を未来へ

『京都新聞』のサイトの2022年4月30日付の社説です。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/780916
公文書を電子媒体で作成管理するよう、各省庁が管理規定を見直したことに言及し、「デジタル記録の改ざん防止策を講じた上で、紙が公文書だった頃にできた公文書管理法に基づく廃棄ルールは、見直すべきだ」と主張しています。

「Web上に記事が残らない」ことは何が問題なのか

ITmedia Newsの2022年4月28日付の記事です。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2204/28/news136.html
「Webが人類にとっての生活環境であるなら、その上での記録をどう扱うのか、真剣に向き合うための方法論のさらなる検討が必要ではないか」と指摘しています。

「歴史的公文書」利用可能に 県内初、請求に応じ2万冊 尼崎市 /兵庫

『毎日新聞』のサイトの2022年4月28日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20220428/ddl/k28/010/264000c
兵庫県尼崎市は、史料として重要な「特定歴史的公文書」約2万冊を、請求に応じて利用できる制度を始めたそうです。

歴史的に重要な公文書を残す意義も強調 総理

Economic Newsの2022年4月26日付の記事です。
https://nordot.app/891150612808335360?c=62479058578587648
岸田文雄首相は、国立公文書館の特別展開会式で「歴史的に重要な公文書を残していくことの意義について、考えていただく機会にしていただければと思います」と述べたそうです。

記録管理学会2022年研究大会「大分県、熊本県の記録管理の現場から」【5/21-22】

標記の大会が開催されます。
詳しくは、記録管理学会のサイトをご参照ください。
https://www.rmsj.jp/

期 日:2022年5月21日(土)、22日(日)の二日間
会 場:別府大学メディア教育・研究センター棟
大会日程
 第1日目:2022年5月21日(土) 講 演 会 15:00~
 第2日目:2022年5月22日(日) 研究発表 10:00~
 開催方法:対面での実施となりました
参加費(含資料代):
 会 員  1500円(事前振込)/2000円(当日払)
 非会員  2500円(事前振込)/3000円(当日払)
 学 生  1000円(事前振込)/1500円(当日払)
プログラム
5月21日(土) 見学・総会・講演
09:30 大分県公文書館 入口集合
 見学会 (~11:30予定)
 大分県公文書館はJR西大分駅より徒歩15分。 下記ホームページをご覧下さい。
 https://www.pref.oita.jp/site/346/kaikan-annai.html
 見学会後 各自移動昼食等
13:00 受付開始 大会会場 別府大学メディア教育・研究センター 4Fホール
 アクセス(略図)に関しては、下記のホームページを参照ください。
 https://www.beppu-u.ac.jp/access/
 JR別府駅からバスの場合は、亀の井バス20番(別大前下車)・6番バス(別府大学下下車)で30分程度を見込んでください(本数少ないのでご注意ください)。
13:30 通常総会 50分
14:20 表彰式 10分 新原俊樹様
休憩:20分
14:50 研究大会開会・会長挨拶(石井会長):5分
 研究大会開会から参加する方は、14:40迄に受付をお願いします。
14:55 大会コンセプトの説明(針谷大会担当理事):5分
15:00 講演1
「中間書庫における評価選別及び天草アーカイブズについて」
 出崎和也氏 天草アーカイブズ
15:35 質疑応答 5分
15:40 講演2
「大分県公文書館でNPO活動20年」
 野田武志氏 NPO法人大分県近現代資料調査センター
16:15 質疑応答 5分
16:20 講演3
「キーワードから考察する公文書の選別と廃棄ー熊本県の第一次選別手法の試みー」
 緒方克治氏・牧尾亘氏 熊本県総務部
16:55 質疑応答 5分
17:00 協賛企業・団体等ご紹介:5分
17:05 初日閉会挨拶(針谷):5分
懇親会は不開催
5月22日(日) 研究報告・研究発表
09:00 受付開始
 大会会場 メディア教育・研究センター 4Fホール
09:20 二日目開会・副会長挨拶(下田副会長):5分
09:25 発表準備:5分
09:30 プロジェクト研究報告
09:30~10:05 甲斐尚人氏(大阪大学附属図書館)
山本作兵衛による炭坑記録画の分析から考察するマニュアルへの応用に関する研究
休憩
10:10~10:45 江藤敦美氏(ワンビシアーカイブズ)
民間企業のレコード・マネジメント-DX実現に向けた事例研究-
11:20~11:55 嶋田典人氏(香川県立文書館)
四国四県北海道許可移民台帳の分析と香川県戦前公文書等の補完
11:55 (昼休み)
12:50 研究発表
12:50~13:25 平井孝典氏(藤女子大学)
フィンランドの情報公開法及びアーカイブズ法と国立公文書館での戦争関係資料公開の例
13:25~14:00 小泊香穂理氏(お茶の水女子大学)
大学の中期計画文書策定までの意志決定過程を示す記録(資料)に関する事例研究
14:00~14:35 永井リサ氏 (帝京大学)
熊本県における農林業関連行政文書の管理保存について-「農林業センサス」を中心に-
14:35~14:45 休憩
14:45~15:20 佐藤晋之氏 (別府大学)
音楽アーティストにおける記録管理の必要性
15:20~15:55 高妻朗久氏 (臼杵市)
明治前期の電報記録文書の取り扱いについて-西南戦争における長崎県庁を事例に-
15:55 総評・石井会長
16:00 閉会挨拶

国立国際美術館の研究補佐員募集

国立国際美術館が、研究補佐員1名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

1美術図書・資料の購入・受入・登録手続き及び整理・管理
2所蔵作品・作家に関するアーカイブズの収集・保存・整理

応募条件は以下の通りです。

1大学卒業程度の英語能力を有しているもの
2パソコンでの業務(ワード、エクセル、電子メール等を使用)が円滑にできるもの
次の3もしくは4、いずれかの条件に該当するもの
3司書資格を有するもの
4大学又は大学院で美術分野を専攻したもの、もしくは図書館情報学、文化資源学、アーカイブズ学を専攻したもの

応募締切は令和4年5月27日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.nmao.go.jp/recruit/

避難所、お風呂、ボランティア情報 手書き文字は記憶遺産 市図書館、資料6000点収集 /熊本

『毎日新聞』のサイトの2022年4月18日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20220418/ddl/k43/040/229000c
2016年4月の熊本地震で被災した熊本市の図書館は、風化を防ごうと避難所のポスターなどの関連資料を集めているそうです。

静岡県立美術館 新デジタルアーカイブ 所蔵2700点を収録 池大雅作品、高精細画像で

『静岡新聞』のサイトの2022年4月18日付の記事です。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1055160.html
静岡県立美術館が、所蔵品約2700点の作品を検索できる新しいデジタルアーカイブを公開したそうです。

ロシアによる「戦争犯罪」の証拠を確保せよ:SNSの投稿を記録するウクライナの闘い

WIREDの2022年4月17日付の記事です。
https://wired.jp/article/open-source-russia-war-crimes-ukraine/
ウクライナでロシアによる戦争犯罪の証拠を収集すべく、ソーシャルメディアに投稿された写真や動画などを保全する取り組みが加速しているそうです。

町田の歴史ネットで公開 土器や古文書、2000点

『読売新聞』のサイトの2022年4月15日付の記事です。
https://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20220414-OYTNT50263/
東京都町田市は、市が所蔵する遺物や民俗資料など2000点以上をインターネット上で見られる「町田デジタルミュージアム」を開設したそうです。

和歌山県立文書館の嘱託研究員募集

和歌山県立文書館が、嘱託研究員1名程度を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

和歌山県立文書館が所蔵する古文書の解読、整理、目録作成等及び古文書に係る調査、研究等

受験資格は以下の通りです。

(1) 学校教育法に基づく大学院において日本史学(近世又は近代)の課程を修了した人又はこれらと同等以上の学力を有する人

受付期間は令和4年4月26日までです。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/monjyo/

奈良県立図書情報館の会計年度任用職員募集

奈良県立図書情報館が、会計年度任用職員1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

行政文書・歴史資料整理業務
・歴史資料等の整理、解説
・情報発信
・講座の開設・運営
古文書整理、データベース構築業務 
書架および書庫の管理、資料管理

応募資格、経験は以下の通りです。

応募資格
大学又は大学院を卒業若しくは修了した者
大学又は大学院において歴史学等を専攻し、日本の近世資料の読解能力を有すると認められる者
地方公務員法第16条各号のいずれかに該当する者は応募できません。
必要な資格 学芸員資格(必須)
必要な経験等 ワープロソフト(ワード、一太郎など)、表計算ソフトなどの操作ができること。
あれば尚可 図書館司書資格
応募にあたってはハローワークの紹介状が必要

応募締切は4月19日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.library.pref.nara.jp/news/3829