Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

沖縄近代史研究の礎に 我部政男氏に東恩納寛惇賞贈呈

『琉球新報』のサイトの2022年3月30日付の記事です。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1493569.html
東恩納寛惇賞を受賞した我部政男氏は、沖縄研究の史料を収集して整理・共有する大切さを説き「論文には寿命がある。しかし、史料は永久だ」と強調したそうです。

西日本豪雨で泥まみれの歴史資料、愛媛の大学生らが3年がかりで修復

朝日新聞デジタルの2022年3月24日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASQ3R6SC7Q3QPTLC020.html
2018年の西日本豪雨で被災した愛媛県宇和島市の歴史文書を、愛媛大学の学生ら「愛媛資料ネット」が3年がかりで修復したそうです。

JIA-KIT建築アーカイヴス特別シンポジウム「偉大な先輩建築史家に学ぶ 建築史家・竺覚暁先生を偲ぶ」【4/5】

標記のシンポジウムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、日本建築家協会のサイトをご参照ください。
http://www.jia.or.jp/event/event/detail.html?id=649

日 時  2022年 4月 5日(火)18:00~19:30
主 催  NPO 建築文化継承機構/KIT 建築アーカイヴズ研究所
会 場  ZOOM ウェビナーによるオンライン
参加費  無料
パネリスト
水野一郎(金沢工業大学教授)
大宇根弘司(大宇根建築設計事務所)
相田武文(相田土居設計)
仙田満(環境デザイン研究所)

人間文化研究機構の人間文化研究創発センター研究員募集

人間文化研究機構が、人間文化研究創発センター研究員1名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

配置された研究拠点において、ネットワーク型基幹研究プロジェクト「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」に係る以下の職務を担当する。
1 事業の企画・運営及び管理に関する業務
2 事業の遂行に必要な関係機関等との連絡調整に関する業務
3 事業に関する成果発信の企画・立案及び運営業務
4 その他、事業遂行のために必要な業務

応募資格は以下の通りです。

次のいずれかに該当する者。
1 博士の学位を取得している者
2 博士の学位を取得する見込みの者
3 採用日前日までに、大学院博士課程に標準修業年限以上在学し、所定の単位を修得の上退学した者で、博士の学位を取得した者に相当する能力を有すると認められる者
4 大学共同利用機関又は大学において准教授又はこれに準ずる職員としての経歴があり、研究上の能力があると認められる者
5 本事業及び拠点の研究活動について、優れた知識及び経験を有し、研究上の高度な能力があると認められる者

応募締切は2022年4月15日です。
詳しくは、同機構のサイトをご参照ください。
https://www.nihu.jp/ja/recruit/kenkyu-f/20220316-1

東海国立大学機構大学文書資料室の事務補佐員募集

東海国立大学機構大学文書資料室が、事務補佐員1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

以下に掲げる業務の補助
名古屋大学及び東海国立大学機構の歴史に関する資料の収集・整理・保存・公開に関する業務
大学文書資料室の検索システム掲載目録データの管理
大学文書資料室の刊行物(紀要,ニュースレター等)の編集
ホームカミングデイ等の各種企画(展示等)に関する業務
その他大学文書資料室における事務的業務

必要な経験等は以下の通りです。

学歴:四年制大学卒業以上(大学院修士課程修了以上が望ましい)。
四年制大学の教育課程において,歴史的資料を取り扱う専門分野に関わったか,又は同程度の学力を持つと認められること。
文書や図面・写真等の歴史的資料について,整理・保存等の知識及び関心を有すること(業務経験があればなお良い)。
パソコンの操作ができること(Word やExcel,タッチタイプ等の基本的な操作能力を必須とする。それ以上のスキルがあればなお良い)。
普通自動車免許(AT 限定でも可)を持っていることが望ましい。

応募締切は令和4年4月11日です。
詳しくは、名古屋大学のサイトをご参照ください。
https://www.nagoya-u.ac.jp/employment/part-time/index.html

地下鉄サリン事件資料の保存を 被害者遺族、法相へ要望

『神戸新聞』のサイトの2022年3月18日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202203/0015145528.shtml
オウム真理教による地下鉄サリン事件から27年となるのを前に、被害者遺族の高橋シズヱさんらが、国が主導して事件資料をアーカイブ化することなどを求める要望書を提出したそうです。

大震災の記録 貴重な資料をどう活用するか

『読売新聞』のサイトの2022年3月17日付の社説です。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20220317-OYT1T50052/
東日本大震災の記録を収めたウェブサイトについて、「同じ県内で同様の資料を集めているアーカイブを統合するなど、各機関の特性を踏まえ、整理や引き継ぎを進める必要があろう」と主張しています。

サリン被害者の声を発信、当事者で映画監督の阪原淳さん ユーチューブに 国の実態把握と支援に期待

『東京新聞』のサイトの2022年3月15日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/165745
オウム真理教による地下鉄サリン事件から27年を前に、被害者で映画監督の阪原淳さんが、被害者らの声を記録・保存するアーカイブを動画投稿サイト上に開設したそうです。

公文書管理法を理解する: 自治体の文書管理改善のために

  • 小谷允志. 公文書管理法を理解する: 自治体の文書管理改善のために. 日外アソシエーツ, 2021, 260p.

公文書管理法を理解する: 自治体の文書管理改善のために
主な内容は以下の通りです。

刊行に寄せて/まえがき
第1章 公文書管理法の理解
第2章 自治体における公文書管理改善
第3章 電子公文書の管理
第4章 公文書館設置と歴史公文書の管理
第5章 文書管理専門職はなぜ必要か
第6章 豊島区公文書管理条例の制定
資料

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.nichigai.co.jp/cgi-bin/nga_search.cgi?KIND=BOOK&ID=A2884

近代日本の統治機構とアーカイブズ: 文書管理の変遷を踏まえて

  • 渡邉佳子. 近代日本の統治機構とアーカイブズ: 文書管理の変遷を踏まえて. 樹村房, 2021, 376p.

近代日本の統治機構とアーカイブズ:文書管理の変遷を踏まえて
主な内容は以下の通りです。

序章
第一章 太政官制の創設と文書管理
第二章 統治機構の構築過程における文書管理と記録部局の機能
第三章 内閣制に向けた機構改革と文書管理
第四章 内閣制の創設と文書管理
第五章 内閣記録局
第六章 内閣制における各省の文書管理と記録部局
第七章 欧米のアーカイブズ制度からの知見
第八章 行財政整理の中の文書管理
第九章 準戦時・戦時体制下の文書管理
終章

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.jusonbo.co.jp/books/260_index_detail.php

アーカイヴズ: 記録の保存・管理の歴史と実践

  • ブリュノ・ガラン著. 大沼太兵衛訳. アーカイヴズ: 記録の保存・管理の歴史と実践. 白水社, 2021, 152p, (文庫クセジュ, Q1042).

アーカイヴズ:記録の保存・管理の歴史と実践 (文庫クセジュ)
主な内容は以下の通りです。


第一章 アーカイヴズの歴史
 I 古代および中世初期
 II 中世
 III 国家のアーカイヴズ(十六―十八世紀)
 IV フランス革命の所産
 V 歴史研究のためのアーカイヴズ
 VI 万人のためのアーカイヴズ――二十世紀後半の展開
第二章 アーカイヴズには何があるのか
 I 基本原則――同出所資料群の尊重
 II 中央政府のアーカイヴズ
 III アンシアン・レジームの州および近代の県における行政
 IV コミューンおよびコミューン間連合の文書館
 V その他の公文書
 VI 個人・家族・団体・企業――私文書
 VII 諸外国におけるアーカイヴズの体制
第三章 アーキヴィストの使命
 I 職務・教育・専門職ネットワーク
 II アーカイヴズ遺産の形成――収集と評価
 III 保存――予防と修復
 IV 編成と検索手段
 V 提供
結語

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b555670.html

アーカイブズとアーキビスト: 記録を守り伝える担い手たち

  • 大阪大学アーカイブズ編. アーカイブズとアーキビスト: 記録を守り伝える担い手たち. 大阪大学出版会, 2021, 234p, (阪大リーブル, 76).

アーカイブズとアーキビスト-記録を守り伝える担い手たち 阪大リーブル
主な内容は以下の通りです。

はじめに
第1講 アーカイブズ学事始め
第2講 公文書の管理と保存を法律からみると
第3講 公文書管理制度の形成
第4講 地方公文書館の現状と課題
第5講 何を残すべきなのか――熊本県公文書への私のチャレンジと日本への提言――
第6講 自治体史編纂から見た公文書保存
第7講 企業アーカイブズ―その歴史と現状、課題
第8講 デジタル時代のアーカイブズとアーキビスト
参考文献/あとがき

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-644-1.html