Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

大学アーカイブズの成立と展開: 公文書管理と国立大学

  • 加藤諭. 大学アーカイブズの成立と展開: 公文書管理と国立大学. 吉川弘文館, 2019, 424p.

大学アーカイブズの成立と展開: 公文書管理と国立大学
主な内容は以下の通りです。

序章 本書の視点と構成
国立大学におけるアーカイブズの誕生―東北大学五十年史編纂と記念資料室の成立
情報公開法施行前の国立大学における文書管理規程と文書移管―東京大学を事例に
東京大学における百年史編纂後のアーカイブズ構想と展開過程
東京大学史史料室設置後の活動と学徒出陣五〇周年調査報告
ポスト年史編纂組織と大学アーカイブズ理念の波及―九州大学大学史料室の設置と活動
名古屋大学における史資料室設置と制度設計の模索
大学アーカイブズによる催事展開―東北大学を事例に
国立大学法人化問題と東北大学アーカイブズの改組―記念資料室から史料館へ
京都大学大学文書館設置構想の特質とその経緯
東京大学における文書移管制度・評価選別基準の形成過程―情報公開法施行以降を中心に
終章 本書の総括と展望

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b482289.html

社史・アーカイブ総研の挑戦: 組織の歴史承継を考える

  • 小谷允志; 浅田厚志; 吉田武志; 宮本典子; 中村崇高; 鎌岡徳幸. 社史・アーカイブ総研の挑戦: 組織の歴史承継を考える. 出版文化社, 2019, 192p.

社史・アーカイブ総研の挑戦 組織の歴史承継を考える
主な内容は以下の通りです。

良い社史編集者とは何か―30年の社史編集者経験を通じて 宮本 典子
良い社史とは何か―社史の編集者としての経験を通じて 吉田 武志
社史とアーカイブの融合と新境地 浅田 厚志
成果を生み出す社史の作り方―成功長寿企業になるため、会社の歴史からいかに学ぶか― 浅田 厚志
現用文書管理とビジネスアーカイブの融合を期待する 小谷 允志
日本のビジネス・アーカイブにおける出版文化社の成果と今後の役割 中村 崇高
学園アーカイブの現状と課題 中村 崇高
社史・アーカイブ総研が2030年にめざすもの 鎌岡 徳幸

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.shuppanbunka.com/books/9784883386697/index.html

公文書をアーカイブする: 事実は記録されている

  • 小川千代子; 菅真城; 大西愛編著. 公文書をアーカイブする: 事実は記録されている. 大阪大学出版会, 2019, 230p, (阪大リーブル, 70).

公文書をアーカイブする (阪大リーブル70)
主な内容は以下の通りです。

はじめに 公文書をアーカイブとして正しく残す
1 国と地方公共団体の公文書
2 さまざまな資料をアーカイブする
3 21世紀のアーカイブの潮流
4 アーカイブを維持する修復技術
5 科学技術・国際機関のアーカイブ
おわりにーこれからのアーカイブに向けて 

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.osaka-up.or.jp/books/ISBN978-4-87259-638-0.html

世界の図書館から: アジア研究のための図書館・公文書館ガイド

  • U-PARL(東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門)編. 世界の図書館から: アジア研究のための図書館・公文書館ガイド. 勉誠出版, 2019, 232p, (ライブラリーぶっくす).

世界の図書館から―アジア研究のための図書館・公文書館ガイド (ライブラリーぶっくす)
主な内容は以下の通りです。

はじめに
東アジア
東南アジア
南アジア
西アジア
欧米諸国
おわりに

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100996

学校資料の未来: 地域資料としての保存と活用

  • 地方史研究協議会編. 学校資料の未来: 地域資料としての保存と活用. 岩田書院, 2019, 206p.

学校資料の未来―地域資料としての保存と活用
主な内容は以下の通りです。

第1章 学校資料とはなにか
学校組織文書と公文書館 ―学校アーカイブズの視点から― 嶋田 典人
学校資料と教員が向き合うこと ―勤務校での廃棄・保存・活用を通じて― 風間  洋
学校所蔵資料の特徴と調査の課題 多和田真理子
第2章 学校資料を守り、受け継ぐ
学校資料をどう伝えるか ―横浜市内の活用事例から― 羽毛田智幸
地域博物館と学校資料 実松 幸男
学校資料の保存と活用 ―その現状と課題― 和崎光太郎
学校統廃合における資料保存 小山 元孝
第3章 学校資料で地域の歴史を語る
明治初年小学校創立期の学校史叙述と史料 ―東京府管下「開学願書」の再検討― 工藤 航平
学校資料の利活用とその保存 ―地域史資料としての学校日誌― 大平  聡
学校史編纂と学校資料 ―私立成田高等学校の事例― 深田富佐夫
台湾に残る日本統治時代の学校資料 ―現代日本の地歴科教員が戦前台湾の国史科教員の足跡を追う―
神田 基成

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.iwata-shoin.co.jp/bookdata/ISBN978-4-86602-069-3.htm

政策決定の核心は「ブラックボックス」 「5大臣会合」「連絡会議」議事録なく検証もできず…

『東京新聞』のサイトの2021年8月6日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/122200
政府の新型コロナウイルス対策に関する「5大臣会合」などの非公式協議は、実際には政策決定プロセスの核心部分とされるが、政治家同士のやりとりを記した議事録などは残らないことを指摘しています。

政府与党のコロナ会議「議事録作成、考えてない」加藤氏

朝日新聞デジタルの2021年8月3日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASP83454PP83UTFK00B.html
加藤勝信官房長官は、新型コロナウイルス対応のための「政府与党連絡会議」は「党が主催した会議だ」とし、「政府において、議事録や議事概要を作成することは考えていない」と述べたそうです。

文科省「世界の記憶」候補選定へ 11月までにユネスコ申請

共同通信のサイトの2021年8月2日付の記事です。
https://nordot.app/794843949676527616?c=39546741839462401
文部科学省は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「世界の記憶」(世界記憶遺産)の登録申請受け付けを再開したことを受け、日本の推薦候補の選定を始めるそうです。

日本アーカイブズ学会2021年度第1回研究集会「アーキビスト教育の新展開―大阪大学・島根大学における認証アーキビスト養成の取り組み-」【9/12】

標記の研究集会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、日本アーカイブズ学会のサイトをご参照ください。
http://www.jsas.info/?p=1796

日時:2021年9月12日(日)14:00-16:30
開催方法:オンライン(Zoom)
主催:日本アーカイブズ学会
共催
 JSPS科研20K01421「公的文書の管理・保存におけるアーキビストとジェネラリストの役割に関する比較研究」(研究代表者・髙橋明男(大阪大学))
 JSPS科研18K18528「国際化、情報化環境における歴史資料の公共的利活用と管理に関する基礎的研究」(研究代表者・岡崎敦(九州大学))
参加費:無料
プログラム
(1)開催あいさつ・開催趣旨説明
(2)報告(各30分)
 菅 真城氏(大阪大学)
 小林 准士氏・清原 和之氏(島根大学)
(3)コメント(各10分)
 加藤 聖文氏(人間文化研究機構 国文学研究資料館)
 津覇 美那子氏(沖縄県公文書館)
(4)ディスカッション
 ファシリテータ:富田 三紗子氏(大磯町郷土資料館)
(5)閉会あいさつ

昭和女子大学人間文化学部の助教募集

昭和女子大学人間文化学部歴史文化学科が、助教1名を募集しています。
仕事内容は以下の通りです。

業務概要:学部アーキビスト課程(仮称)における下記科目の授業担当、学部アーキビスト課程(仮称)及び大学院生活文化研究専攻アーキビスト養成プログラムの専門的事務、学科・専攻運営に必要な係・委員、学科・専攻・大学行事に関わる諸業務に従事できること。
担当科目名称:アーカイブズ概論(後期)、アーカイブズ実習(前期)、記録史料論(前期)、生涯学習概論(前期)、図書館サービス特論(前期もしくは後期)、図書館情報資源特論(前期もしくは後期)
生涯学習概論は学芸員課程の必修科目、図書館サービス特論、図書館情報資源特論は図書館学課程の選択科目でもある。よって各々の課程にも叶う内容とする。

応募資格は以下の通りです。

次のすべての条件を満たす方
(1)本学・学部の教育方針を理解し、熱意をもって学生の教育・指導及び校務の運営に参加できること
(2)アーキビスト養成のための研究教育に強い意欲を有すること
(3)担当領域の研究業績や実績を有すること
(4)博士の学位またはそれに相当する学位を有すること
(5)大学もしくは大学レベルの教育機関で教育経験がある、または、博物館・図書館・文書館等で実務経験があることが望ましい
(6)学科の学務運営一般および研修の引率等に従事可能であり、クラスアドバイザーとして、学生の履修・生活面における指導や助言を与えることができること

応募締め切りは2021年8月20日です。
詳しくは、同大学のサイトをご参照ください。
https://office.swu.ac.jp/recruit/univ/19594/

舞台芸術とアーカイブ

『毎日新聞』のサイトの連載記事です。

上 「誰に手渡す」明確なビジョンを=維新派アーカイブス・清水翼(2021年7月17日付)
https://mainichi.jp/articles/20210717/ddf/012/040/005000c
中 資料探査、研究発表の場にも=慶大アート・センター土方巽アーカイヴ 森下隆(2021年7月24日付)
https://mainichi.jp/articles/20210724/ddf/012/040/001000c
下 「創造」の余地ある記録を模索=佐藤知久(2021年7月31日付)
https://mainichi.jp/articles/20210731/ddf/012/040/002000c

新型コロナの関連記録 デジタルアーカイブ構築へ=韓国文化相

『聯合ニュース』日本語版サイトの2021年7月30日付の記事です。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210730001400882
韓国文化体育観光部長官は、新型コロナウイルス感染症に関する記録物を集めたデジタルアーカイブの構築を推進すると明らかにしたそうです。