Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

記録管理学会2020年研究大会【10/25】

標記の大会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、記録管理学会のサイトをご参照ください。
https://www.rmsj.jp/

開催日時:2020年10月25日(日) 10:00~12:15
開催方法:Zoom形式(ミーティングID及びパスコードは参加される皆様全員にメールします。)
参 加 費:会員・非会員ともに無料
申込期間:10月12日(月)~10月19日(月)22:00
参加人数:会員・非会員の区別なく先着100名までとします。
研究大会プログラム
・発表順は変更になることがあります。
・質問はチャットでのみ受け付けます。ただし、嶋田さんの発表は録音音声のため質問は不可です。
10:00-10:15 会長挨拶
10:15-10:40 研究発表1 鉄道の故障分析による暗黙知の抽出に関する研究
 九州大学大学院 統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻 甲斐 尚人
10:40-11:05 研究発表2 中国档案館における管理体制の考察
 九州大学大学院 統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻 李 星洋
11:05-11:15 休憩
11:15-11:40 研究発表3 基礎自治体支援と県立公文書館の役割:小学校調査と「学校日誌」研究を通して
 発表者: 香川県立文書館 嶋田 典人
11:40-12:05 研究発表4 米国連邦政府における映画をめぐる諸相:1930~40年代を中心に
 学習院大学人文科学研究 アーカイブズ学専攻博士後期課程 山永 尚美
12:05-12:15 閉会挨拶

南山アーカイブズ主催オンライン講演会「アーカイブズと図書館:大学におけるLA連携の可能性」【10/14】

標記の講演会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、南山アーカイブズのサイトをご参照ください。
http://www.nanzan.ac.jp/archives/news/20201014.html

日 時:2020年10月14日(水)15時00分~17時00分
開 催:オンライン(Zoomミーティング使用)
テーマ:南山アーカイブズ設立5周年記念
「アーカイブズと図書館:大学におけるLA連携の可能性」
講 師
天理大学 古賀 崇 教授
「図書館と文書館・アーカイブズ:共通点と相違点の相互認識から、相互連携へ進むために」
大阪大学 菅 真城 教授
「大学におけるMLA連携の可能性-大阪大学の事例を中心に-」

アジア歴史資料センターの非常勤職員募集

アジア歴史資料センターが、非常勤職員1名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

(1)アジ歴データベース構築業務(資料提供機関・業務委託業者との連絡調整、年間業務計画作成、調査員作業の進捗管理等)
(2)アジ歴ホームページ上のコンテンツ(インターネット特別展、アジ歴トピックス等)に係る企画・作成(業務委託業者との連絡調整、作業工程管理等を含む)
(3)広報戦略の企画・立案・実施(国内外のセミナー等におけるプレゼンテーションの実施等を含む)
(4)国内外におけるアジア歴史資料の所在調査、関係機関との連携・資料提供等に係る企画・立案・実施
(5)利用者からの問い合わせ対応
(6)その他上記に付随する業務及びセンターの運営に係る諸業務の補助

応募資格は以下の通りです。

以下の(1)及び(2)を満たす者。
なお、上記4の職務内容を英語で遂行できることが望ましい。
(1)応募の時点で修士以上の学位を有していること
(2)日本の近現代史についての知見を有すること

応募締切は令和2年10月29日(木)です。
詳しくは、同センターのサイトをご参照ください。
https://www.jacar.go.jp/news/news04_others.html#20201007

「前例ない決定、菅首相がなぜしたかが問題」学術会議任命外された加藤陽子氏コメント

『毎日新聞』のサイトの2020年10月1日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20201001/k00/00m/010/354000c
日本学術会議が推薦した新会員候補者105人のうち、任命から外された一人の加藤陽子・東京大学教授が、公文書管理について政権にアドバイスをしてきた立場からコメントしています。

県の公文書 管理態勢を強化へ

『信濃毎日新聞』のサイトの2020年10月1日付の記事です。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20201001/KT200930ATI090042000.php
長野県は、県公文書管理条例の2022年度の全面施行に向け、歴史的に重要な「歴史公文書」を移管する長野県立歴史館の人員態勢の強化を検討する考えを示したそうです。

昨年の台風被害 川崎市「修復、10年目安」 市民ミュージアムの古文書など

『東京新聞』のサイトの2020年9月30日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/58684
地下収蔵庫が浸水した川崎市市民ミュージアムについて、川崎市は、古文書など全ての収蔵資料の修復に十年かかる見通しを明らかにしたそうです。

デジタルアーカイブ学会第5回研究大会【10/17-18】

標記の大会がオンラインで開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
http://digitalarchivejapan.org/kenkyutaikai/5th

日時: 2020 年 10 月 17 日 (土) ~ 18 日 (日)
Zoom によるオンライン開催 (お申込が必要です)
プログラム
2020年10月17日 (土)
10:30~12:00 ワークショップ「8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する: その現状と展望」
12:00~12:25 製品・サービス紹介
13:00~13:05 実行委員長あいさつ
13:05~14:20 一般発表-1 (5件)
14:30~15:45 一般発表-2 (5件)
15:55~16:55 一般発表-3 (4件)
17:05~17:10 吉見俊哉会長代行あいさつ
17:10~18:00 各部会・SIG紹介
18:00~19:00 質疑・懇談
2020年10月18日 (日)
10:30~12:00 ワークショップ「肖像権ガイドライン」
12:00~12:25 製品・サービス紹介
13:00~14:15 一般発表-4 (5件)
14:25~15:40 一般発表-5 (5件)
15:50~16:50 一般発表-6 (4件)
参加費: 会員・非会員とも無料 (お申込が必要です。お申込いただくとアクセス方法をご案内します。)
サテライト・ワークショップ (オンライン)
研究大会の前後に以下のオンライン・ワークショップを開催します。
2020/10/10 (土) 14:00~15:30 デジタルアーカイブ論構築
2020/10/16 (金) 14:00~15:30 アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用
2020/10/16 (金) 16:00~17:30 自然史・理工系デジタルアーカイブの現状と課題
2020/10/24 (土) 14:00~15:30 デジタルデータの保存・管理 − 現場視点からの共有課題を考える
一般発表
10月17日 (土)
セッション 1 13:05~14:20 (座長 柴野 京子)
[11] 落語の寄席定席番組データの活用と課題 (坂部 裕美子, 統計情報研究開発センター)
[12] インディペンデントで自発的な調査体: 鳥類学者オリヴァー・L・オースティンコレクションの写真調査をめぐって (佐藤 洋一, 早稲田大学)
[13] 地域文化財のデジタルアーカイブ化とオープンデータ化による活用の試み: 「南北海道の文化財」の事例 (奥野 拓, 公立はこだて未来大学)
[14] 北海道の民具分布マップの試作: (皆川 雅章, 札幌学院大学)
[15] デジタルパブリックヒストリーの実践としての「コロナアーカイブ@関西大学」 (菊池 信彦, 関西大学)
セッション 2 14:30~15:30 (座長 原田 隆史)
[21] インドの新聞デジタルアーカイブシステムとその日本の地方紙デジタルアーカイブシステムへの応用可能性および地方新聞デジタルアーカイブ開発における公共図書館の役割について (山口 学, 苫小牧駒澤大学)
[22]第4回大会発表  災害発生時の災害・防災情報の収集・保存・整理・発信についての研究: 防災Webクローラーによる災害情報タイムラインの自動作成に向けて (三浦 伸也, 国立研究開発法人 防災科学技術研究所)
[23] 新型コロナウイルス感染症下での“災害時避難”に関する情報の収集・整理・発信: 情報を「集める」から情報が「集まる」に向けての成果と課題 (三浦 伸也, 国立研究開発法人 防災科学技術研究所)
[24]第4回大会発表 国立科学博物館附属自然教育園における植生管理手法のデジタルアーカイブ化に向けた取り組みについて (遠藤 拓洋, 国立科学博物館)
[25] コミュニティアーカイブ連携のためのメタデータスキーマについて (水島 久光, 東海大学)
セッション 3 15:40~16:40 (座長 橋本 雄太)
[31] Covid-19ウイルス拡散防止のため大船渡で無観客開催された震災メモリアルイベントでのデジタルアーカイブ 活用の事例研究 (北村 美和子, 東北大学工学科)
[32] デフレーミング戦略による展覧会デザインの提案 (原 翔子, 東京大学大学院学際情報学府)
[33] オープンアクセス画像の構造化データベースとしてのウィキメディア・コモンズの活用: WMFによる画像インポートに関わる法的な整理例とデータ整備の試みの紹介 (東 修作, 合同会社Georepublic Japan)
[34] 著作権法50周年に諸外国の改正動向について考える (城所 岩生, 国際大学)
10月18日 (日)
セッション 4 13:00~14:15 (座長 中西 智範)
[41] 横断的ダンスアーカイヴシステムの構築と公開: 大野一雄デジタルアーカイヴを例に (呉宮 百合香, 早稲田大学/NPO法人ダンスアーカイヴ構想)
[42] ネット時代における3Dバーチャルによる盆踊りの継承の試み: 岐阜県本巣市旧根尾村の盆踊りを事例として (金山 智子, 情報科学芸術大学院大学)
[43] 海外博物館彫像資料の3次元デジタルアーカイブ化の試み: イタリア共和国オスティア・アンティカ遺跡博物館での取り組みを事例として (江添 誠, 神奈川大学)
[44] 360度パノラマ画像を用いた書道展のデジタルアーカイブ化 (林 知代, 岐阜女子大学)
[45] 360°ビューモーフィング:2枚のパノラマ写真によるウォークスルー可能な空間のアーカイブ (田中 美苗, 大日本印刷株式会社)
セッション 5 14:25~15:25 (座長 鈴木 親彦)
[51] 環境教育実践に利する水俣学アーカイブの構築: (井上 ゆかり, 熊本学園大学水俣学研究センター)
[52] ジャパンサーチを活用したハイブリッド型キュレーション授業: 遠隔教育の課題を解決するデジタルアーカイブの活用 (大井 将生, 東京大学大学院学際情報学府)
[53]第4回大会発表 IIIFを利用した科学者資料の電子展示システムの試験開発: 「矢田部良吉デジタルアーカイブ」を事例として (有賀 暢迪, 国立科学博物館)
[54]第4回大会発表  分散型デジタルコモンズの汎用モデル開発: 下諏訪町地域アーカイブの構築を通して (前川道博, 長野大学)
[55]第4回大会発表  GISデータの可視化への試み: 天然記念物の保存と活用に向けた植生管理と展示教育への利用の観点から (下田彰子, 国立科学博物館)
セッション 6 15:35~16:35 (座長 中村 覚)
[61] デジタルアーカイブにおけるテキスト検索を考える:みんなで翻刻サーチの構築を手がかりとして (永崎 研宣, 人文情報学研究所)
[62] ジャパンサーチを利用した大学博物館所蔵の学術資料公開: 蚕糸学術資料「蚕織錦絵コレクション」を事例として (齊藤 有里加, 東京農工大学科学博物館)
[63] EAST ASIA DIGITAL LIBRARY: 東アジアにおける国際共同プロジェクトの一事例 (福林 靖博, 国立国会図書館)
[64] ASEANにおける文化遺産の地域横断的統合デジタルアーカイブ基盤の構築 (川嶌 健一, 株式会社NTTデータ)
ワークショップ
2020年10月17日 (土) 10:30~12:00
8mm動的映像のもつ資料価値を採掘する: その現状と展望
 黒澤浩(南山大学人文学部人類文化学科 教授)
 藤岡洋(東京大学東洋文化研究所 助教)
 石山友美(秋田公立美術大学 助教、映画監督)
 司会: 鈴木昭夫(元東京大学文学部)
 コメンテーター:村山英世(記録映画保存センター 事務局長)
2020年10月18日 (日) 10:30~12:00
肖像権ガイドライン
 (詳細は準備中)
2020年10月10日 (土) 14:00~15:30
デジタルアーカイブ論構築
 登壇者:デジタルアーカイブ学会理論研究会(SIG)メンバー
 司会:宮本隆史(東京大学)
2020年10月16日 (金) 14:00~15:30
アートシーンのデータ流通とコンテンツ活用
 司会:嘉村哲郎(東京藝術大学 芸術情報センター助教)
 太下義之(同志社大学教授・国立美術館理事)
 小林巌生(ヨコハマ・アート・LOD プロジェクト,有限会社スコレックス 代表取締役,特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ副理事長)
 施井泰平(スタートバーン株式会社 代表取締役)
2020年10月16日 (金) 16:00~17:30
自然史・理工系デジタルアーカイブの現状と課題
 河原大輔(早稲田大学)、玉澤春史(京都大学)、細矢剛(国立科学博物館)
 司会:井上透(岐阜女子大学)、黒橋禎夫(京都大学)
2020年10月24日 (土) 14:00~15:30
デジタルデータの保存・管理 − 現場視点からの共有課題を考える
 全体の司会進行: 中西智範(早稲田大学坪内博士演劇博物館)
 第二部モデレータ: 中村覚(東京大学情報基盤センター)

国が起こした戦争、関わるべき 舞鶴市長「引揚記念館、国営化を」 後世に伝える約束、胸に /京都

『毎日新聞』のサイトの2020年9月29日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200929/ddl/k26/040/298000c
京都府舞鶴市の多々見良三市長は、舞鶴引揚記念館の国営化を目指す考えを表明したそうです。

福島県、震災公文書の収集基準定めず 一部廃棄の自治体も 問われる伝承館での保管・活用

『河北新報』のサイトの2020年9月29日付の記事です。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200929_61026.html
東京電力福島第1原発事故の教訓を伝えるため福島県が双葉町に整備した東日本大震災・原子力災害伝承館で、震災関連の公文書の収集基準が決まっていない、としています。

井上万博相、公文書管理デジタル化に意欲「しっかり進めたい」

『産経新聞』のサイトの2020年9月28日付の記事です。
https://www.sankei.com/politics/news/200928/plt2009280026-n1.html
公文書管理を担当する井上信治万博相は、就任後初めての公文書管理委員会で、公文書管理のデジタル化推進に意欲を示したそうです。

水害と文化財 減災にはリスク想定が大切だ

『読売新聞』のサイトの2020年9月27日付の社説です。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200926-OYT1T50253/
国立文化財機構が文化財防災センターを開設することについて、「どのような文化財がどこに保管されているのか、全体像を把握できている自治体は少ない。まずはしっかりと現況調査を行い、被害を最小限に抑える方策を、地域ごとに考えることが必要だ」と指摘しています。

隠蔽、廃棄……繰り返されたずさんな扱い 「認証アーキビスト」で公文書管理は変わるのか

Yahoo!ニュースの2020年9月26日付の記事です。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1814
国立公文書館が「アーキビスト」の認証制度を創設することについて、行政による不都合な書類やデータの隠蔽を防ぐことができるのだろうかという観点から論じています。

震災・原子力伝承館 展示内容一層充実を

『福島民報』のサイトの2020年9月25日付の論説です。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2020092579330
福島県が双葉町に整備したアーカイブ(記録庫)拠点施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」について、「実物の資料には、見る人に何かを訴え、深く考えさせる大きな力がある。展示内容を常に検討し、充実させていく努力が必要だ」と主張しています。

電子公文書、保存をルール化へ 生駒市長、審査会答申受け意向 /奈良

『毎日新聞』のサイトの2020年9月25日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200925/ddl/k29/010/268000c
奈良県生駒市の小紫雅史市長は、情報開示対象の行政文書に当たる可能性がある電子メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の投稿などの電子文書について、保存期限などを定めたルール作りを進める考えを示したそうです。