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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

日本天文遺産、学会が初認定=「明月記」と会津日新館天文台跡

時事通信のサイトの2019年3月14日付の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031400025&g=soc
日本天文学会は、「日本天文遺産」の第1回認定対象として、鎌倉時代の歌人藤原定家の日記「明月記」(京都市の冷泉家時雨亭文庫所蔵)と江戸時代の会津藩校日新館の天文台跡(福島県会津若松市所有)を選んだと発表したそうです。

免田さん資料継ぐ 再審請求中「死刑停止」…国の解釈示す文書も 再審無罪の記録寄贈

『西日本新聞』のサイトの2019年3月13日付の記事です。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/493753/
日本の死刑囚で初めて再審無罪となった「免田事件」の免田栄さんが、自身の再審や死刑に関する資料を熊本大学文書館に寄贈したそうです。

アポロ11号月面着陸50周年記念製作のドキュメンタリー、監督が語る

シネマトゥデイの2019年3月12日付の記事です。
https://www.cinematoday.jp/news/N0107406
アポロ11号の月面着陸50周年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『アポロ 11(原題) / Apollo 11』の制作は、NASAとアメリカ公文書記録管理局にアポロ11号の記録(映像)をアップデート(デジタル化)したいと提案したことから始まったそうです。

震災記録データを世界で活用へ 神戸大とハーバード大が連携

『神戸新聞』のサイトの2019年3月12日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012138279.shtml
神戸大学付属図書館は米国ハーバード大学のエドウィン・O・ライシャワー日本研究所と連携し、近く、同図書館「震災文庫」の記録データが同研究所ポータルサイト「日本災害DIGITALアーカイブ」で検索可能になる見通しとなったそうです。

震災公文書、電子化で保存も すでに廃棄の現状打破へ

朝日新聞デジタルの2019年3月11日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM315FLRM31UNHB00X.html
東日本大震災で被災した市町村が、災害対応や復興の過程で作成した公文書やメモ類などの震災資料について、歴史的な価値があるとして、図書館で管理したり電子化したりする工夫もみられる、としています。

研究成果報告会「維新政権期明治太政官文書研究の現状と課題」【3/23】

標記の研究会が開催されます。
詳しくは、東京大学史料編纂所のサイトをご参照ください。
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

日時 2019年3月23日(土)
 13:30 – 16:30(開場 13:15)
場所 東京大学本郷キャンパス
 山上会館 地下1階 002会議室
基盤研究(C)「維新政権期における明治太政官文書の生成・蓄積と伝来に関する復元的研究」(研究代表者:箱石 大)
13:15 開場
13:30 開始
報告1 箱石 大(東京大学史料編纂所)
維新政権期明治太政官文書の史料学的研究
 ―研究成果の概要―
報告2 石田 七奈子(東京大学史料編纂所)
ウワ書 ・ 端書にみる明治太政官文書の管理
報告3 白石 烈(宮内庁書陵部)
京都御所東山御文庫別置御物と明治太政官文書(仮)
報告4 宮間 純一(中央大学)
「三條実美公年譜」アーカイブズの構造分析(仮)
質疑応答
16:30 終了

アインシュタイン生誕140年 ヘブライ大学が110枚の未公開手稿を展示

『財経新聞』のサイトの2019年3月11日付の記事です。
https://www.zaikei.co.jp/article/20190311/499494.html
アインシュタインが友人に宛てた手紙や覚書は、ある時期までプライベートコレクションとして世に出てくることがなかったそうです。

東日本大震災8年 記録と記憶を紡ごう

『佐賀新聞』のサイトの2019年3月11日付の論説です。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/347702
「大震災に関わる膨大な記録や記憶が残されている。これらを確実に保存し、公開していく、次の世代に継承していくことが、「災後」を生きる私たちの務め、未来への責任ではないか」と主張しています。

東日本大震災8年 思い出の品、返る日は 拾得物巡り揺れる被災地

『毎日新聞』のサイトの2019年3月10日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20190310/ddm/010/040/038000c
東日本大震災の津波で流され、持ち主が分からない写真や位牌などの震災拾得物をどう扱っていくべきかについての議論を取り上げています。

文化財再生、自らの使命 陸前高田市の学芸員・熊谷さん 津波で亡くした同僚の思い胸に

『西日本新聞』のサイトの2019年3月9日付の記事です。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/492709/
岩手県陸前高田市の学芸員が、海水と泥に漬かった約46万点もの文化財を再生させるプロジェクトに挑んでいる様子を取り上げています。

旧優生保護法を問う 資料、閲覧審査基準に不備 検証委が指摘 /神奈川

『毎日新聞』のサイトの2019年3月8日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20190308/ddl/k14/040/065000c
神奈川県立公文書館が保存する旧優生保護法関係資料について個人情報を伏せずに外部に閲覧させていた問題で、外部有識者らで構成する業務検証委員会が報告書をまとめ、担当者が1人で行っていた閲覧審査の問題点や審査基準の不備を指摘したそうです。

公開フォーラム「被災地と史料をつなぐ―歴史資料の被災状況と保存技術の共有―」【3/16】

標記のフォーラムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、東北大学のサイトをご参照ください。
https://rekishi.irides.tohoku.ac.jp/event/entry.php?id=9

日時:平成31年3月16日(土) 13:00~17:00
場所:東北大学災害科学国際研究所 1F 会議・セミナー室
定員:40名程度、要事前申請
次第
第1部 各地の被災資料救済の事例(各報告20分+質疑5分)
・奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科長)
 「全国へ広がった史料ネットの活動―1995年阪神・淡路大震災から2018年自然災害へ」
・蝦名裕一(東北大学災害科学国際研究所准教授)
 「東日本大震災以降の気仙郡における史料保全活動」
・加藤明恵(神戸大学大学院人文学研究科特命助教)
 「大船渡被災資料の整理作業報告と史料紹介」
・今津勝紀(岡山大学大学院社会文化学研究科教授)
 「西日本豪雨における被災資料救済の現状と課題」
第2部 被災資料救済手法ワークショップ
・山内利秋(九州保健福祉大学薬学部准教授)
 「市民参加を重視した宮崎歴史資料ネットワークでの襖下張りの剥離方法」
・蝦名裕一・多仁照廣(若狭路文化研究所所長)
 「高温スチームを活用した下張り文書の剥がし方法」
・尾立和則(元京都造形芸術大学芸術学部教授)
 「アイロンを使用した蒸しタオルによる剥離方法」
コメント 斎藤善之(東北学院大学教授/NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク理事長)

外務省の非常勤職員募集

外務省が、外務省外交史料館で勤務する非常勤職員1名を募集しています。
業務内容は、「外交記録の公開準備・史料整理業務等」です。
応募資格は以下の通りです。

(1)応募に際しては,以下の項目を参考にして下さい。
ア 日本近現代史・外交史または国際関係論の基礎的知識を有する者。日本の近現代期に作成された外交史料の読解ができることが望ましい。
イ 史料を扱う業務に関心を有する者。
ウ パソコンに関する基礎的な知識や操作能力を有する者。特に公文書館や史料館におけるデータベース整備に携わったことがあれば望ましい。

応募締切は平成31年3月20日です。
詳しくは、同省のサイトをご参照ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/da/page4_004794.html