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デジタルアーカイブ学会第8回研究大会【11/10-11】

標記の大会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
https://taikai.digitalarchivejapan.org/8th/

日時: 2023年11月10日 (金) ~ 11月11日 (土)
会場: 石川県立図書館、石川県音楽堂交流ホール他
主催: デジタルアーカイブ学会
2023年11月10日 (金)
会場: 石川県立図書館 (石川県金沢市小立野2丁目43-1)
プログラム (13:00~)
 一般研究発表
 企画セッション
 企業展示等
 交流会 (会場の都合で軽食・ソフトドリンクのみとなります)
2023年11月11日 (土)
企画セッション (分散会場)10:00~12:00
全体会議 (13:30~)
会場: 石川県立音楽堂交流ホール (〒920-0856 石川県金沢市昭和町 20-1)
プログラム
 基調座談会
 学会賞授与式
 デジタルアーカイブ・エグジビション
2023年11月12日 (日) (オプション)
エクスカーション (オプション)

一般研究発表
[セッションA1] (13:00~14:10、だんだん広場)
[A11] 実務家に聞くアニメアーカイブデータベースの可能性と課題: (松本淳, 敬和学園大学)
[A12] ビデオゲーム資料提供サービス利用者の資料要求・情報要求の分析: アーカイブアクセスデーの実践から (毛利仁美, 立命館大学)
[A13] ボードゲーム保存事業のためのグラスルーツ型目録システムの構築: アナログゲームミュージアムの事例から (福田一史, 大阪国際工科専門職大学)
[A14] 60年間の円谷プロ特撮作品群から概観する、日本の子ども達のレジャー活動の記録と変遷: 円谷プロ制作『ウルトラマン(1966)』シリーズを中心に (二重作昌満, 東海大学大学院文学研究科文明研究専攻)
[セッションB1] (13:00~14:10、研修室A)
[B11] 地域デジタルコモンズで拓く知識循環型メディア環境: オープンプラットフォームによる地域アーカイブ化支援 (前川道博, 長野大学)
[B12] 図書館員がつくる地域のデジタルアーカイブ: 石川県立図書館 SHOSHO ISHIKAWA (川嶌 健一, NTTデータ)
[B13] 小規模自治体連携による地域デジタルアーカイブ構築の課題と展望: 奥会津デジタルアーカイブ準備室の実践から (榎本千賀子, 新潟大学)
[B14] 自治体広報写真は何を写しているのか?: 写真の被写体に関する実証的考察 (佐藤忠文, 九州産業大学地域共創学部地域づくり学科)
[セッションC1] (13:00~14:10、研修室B)
[C11] 画像とメタデータの類似性に基づく資料探索支援システムの構築: (田中駿平, 公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科)
[C12] アーカイブズ記述の国際標準に準拠した人名データベースの構築: 東京大学文書館所蔵資料を事例として (逢坂裕紀子, 国際大学GLOCOM)
[C13] 静的デジタルアーカイブジェネレータDAKitを用いたメタデータ流通のワークフローに関する検討: (阿達 藍留, 東京大学大学院人文社会系研究科)
[C14] デジタルアーカイブ基盤におけるブロックチェーン技術を用いた信頼性とトレーサビリティ担保の試み: (川嶌 健一, NTTデータ)
[セッションD1] (13:00~14:10、食文化体験スペース)
[D11] 様式から見るキュレーション: 機能とその検証方法について (原 翔子, 東京大学大学院学際情報学府)
[D12] 『デジタルアーカイブ活動のためのガイドライン』が目指すこと(仮題): ―策定プロセスから見えたこと― (眞籠 聖, 国立国会図書館)
[D13] ミシェル・フーコーのデジタルアーカイブ論: アーカイブをめぐる権力を考えるための理論的整理の試み (谷島貫太, 二松学舎大学)
[D14] デジタルアーカイブの構成要素分析と評価の意義:持続可能性の観点から: (金 甫榮, 渋沢栄一記念財団/東京大学)
[セッションA2] (14:20~15:30、だんだん広場)
[A21] 東京大学総合図書館所蔵 サンスクリット写本 DBの構築: IIIFとTEIに準拠したワークフローの効率化について (永崎研宣, 一般財団法人人文情報学研究所)
[A22] Archivematicaを活用したデジタルデータの長期保存を支援する簡易操作アプリケーションの開発: (中村覚, 東京大学)
[A23] オープンサイエンスの潮流とデジタルアーカイブの再構成に向けた一考察: (林 和弘, 文部科学省科学技術・学術政策研究所)
[セッションB2] (14:20~15:30、研修室A)
[B21] オーケストラ・アンサンブル金沢の定期演奏会の演奏記録データに関する報告: (山口恭正, 仙台大学)
[B22] 博物館におけるデジタルアーカイブのリニューアルの課題: リトアニア共和国LIMISの事例 (木村 文, 目白大学(発表時には変更しています))
[B23] 箱根におけるオーラルヒストリーの記録とデジタルアーカイブ化: 「平成の箱根人」と、小田急エージェンシー担当者によるウエブサイト展開 (原田悦志, 関東学院大学国際文化学部)
[B24] 長崎の原爆を前後にして米軍が記録した航空写真の画像処理(その2): (全 炳徳, 長崎大学・情報データ科学部)
[セッションC2] (14:20~15:30、研修室B)
[C21] メモリーグラフ:同一構図撮影を支援するカメラアプリによるフィールドワークの展開: (北本朝展, ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)
[C22] 現代美術作家の周辺資料の保存と3Dデジタルデータ活用: 日比野克彦アトリエ資料を事例として (倪雪, 東京藝術大学)
[C23] 空中結像ホログラムを用いたデジタルアーカイブ閲覧環境の試作: 直感的なインタラクションの実現を目指して (柊和佑, 中部大学)
[セッションD2] (14:20~15:30、食文化体験スペース)
[D21] 歴史情報としての法令データベースの構築: (佐野智也, 名古屋大学)
[D22] 東日本大震災に関する災害デジタルアーカイブの利活用における成果と課題: (大西昴, 東北大学情報科学研究科)
[D23] デジタルアーカイブを用いた主体的学習方法の提案: 『平家物語』と絵画資料を例として (小森一輝, 大阪府立吹田高等学校)
[D24] Europeanaとの連携を進展するためのDigital heritageの共創的な教育活用: 国際版S×UKILAM(スキラム)連携ワークショップの実践から (大井将生, 人間文化研究機構(国立歴史民俗博物館)/東京大学大学院情報学環・学際情報学府)

企画セッション
1. デジタルコンテンツ活用のために必要な人材をどう育てるか-石川県を事例として
開催日時 11月10日(金)15:40~17:40
開催場所 石川県立図書館 だんだん広場
運営責任者 高田良宏 金沢大学、ほか
登壇 (モデレータ:井上透)
・基調報告:井上透[デジタルアーカイブ] (岐阜女子大 教授(人材養成・活用検討委員会委員長))
・ポジショントーク:
飯島泰裕[情報社会論] (青山学院大学 教授)
宮田一乘[デジタル映像処理] (北陸先端科学技術大学院大学 教授)
下川雄一[建築情報] (金沢工業大学 教授)
堀井洋 [情報システム] (合同会社 ANAME 代表社員)

デジタルアーカイブ憲章×政策×振興法制
2. デジタルアーカイブ振興法の実現をめざして~政策提言、デジタルアーカイブ憲章の先を見すえる~
開催日時 11月10日(金)15:40~17:40
開催場所 石川県立図書館 研修室A
運営責任者 福井健策 (事務局:城田晴栄) 法制度部会
プログラム
・司会進行:福井健策(弁護士、デジタルアーカイブ学会法制度部会長)
・本セッションの趣旨:「デジタルアーカイブ振興法について」生貝直人(一橋大学教授、法制度部会副部会長)
・ラウンドテーブル「政策提言、デジタルアーカイブ憲章の先を見すえる」
・会場からのご質問、ご意見
登壇(五十音順)  (モデレーター 城田晴栄)
・石川和子((一社)日本動画協会理事長、(一社)アニメツーリズム協会理事長)
・太下義之(文化政策研究者、同志社大学教授)
・緒方靖弘(寺田倉庫(株)アーカイブ事業担当執行役員、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム事務局長)
・福井健策(弁護士、デジタルアーカイブ学会法制度部会長)
・柳与志夫(東京大学特任教授)
・山田太郎(文科大臣政務官兼復興大臣政務官)

MANGA×デジタルアーカイブ
3.「マンガ・アニメ・ゲーム(MANGA)のデジタルアーカイブの可能性」
開催日時 11月10日(金)15:40~17:40
開催場所 石川県立図書館 研修室B
運営責任者 山川道子 株式会社プロダクション・アイジー
登壇
明貫紘子 映像ワークショップ合同会社 アーカイブ研究者
岡本健准 近畿大学 総合社会学部
今井博英  新潟大学 DX推進本部 情報基盤センター
司会:山川道子 株式会社プロダクション・アイジー
内容
1)趣旨説明(1分)
2)山川よりマンガ・アニメ・ゲームのアーカイブの現状について報告(5分)
3)3名より普段の活動内容のご紹介(10分×3人)
4)「MANGAのデジタルアーカイブの可能性(案)」について  パネルディスカッション(60分)
5)質疑応答(20分程度)

放送アーカイブ×社会的利活用
4. 放送番組アーカイブは誰のもの? -北陸3県、そしてフランスの調査から-
開催日時 11月10日(金)15:40~17:40
開催場所 石川県立図書館 食文化体験スペース
運営責任者 大高 崇 NHK放送文化研究所
登壇(五十音順)  (司会進行:大高 崇)
・岡室 美奈子 早稲田大学教授
・小原 美和  NHK視聴者局専任局長(前・NHK金沢放送局長)
・木戸 崇之  朝日放送テレビ株式会社 報道局
・吉見 俊哉  國學院大学教授、デジタルアーカイブ学会会長

食 × デジタルアーカイブ × 農
5. 農と食を結ぶデジタルアーカイブ
開催日時 11月11日(土)10:00~12:00
開催場所 金沢未来のまち創造館(石川県金沢市野町3丁目11-1)多目的室1(50人程度)
運営責任者 太下義之 同志社大学
登壇者(候補)
プレゼンテーター:高野明彦氏(国立情報学研究所 名誉教授・特任研究員)
プレゼンテーター:岡部恵氏(石川県農林水産部ブランド戦略課・課長)
プレゼンテーター:俵谷敦子氏(鶴岡市食文化創造都市推進協議会事業推進員)
コメンテーター:河合亮子氏(北陸農政局次長)
コメンテーター:大石和男氏(文化庁文化財調査官(食文化部門))
コメンテーター:小林茂典氏(石川県立大学 生物資源環境学部食品科学科 教授)
モデレーター:太下義之(文化政策研究者/同志社大学経済学部教授)

工芸技術の継承×デジタルアーカイブ×金沢
6. 工芸技術の継承と普及に活かすデジタル環境とは
開催日時 11月11日(土)10:00~12:00
開催場所 石川県立美術館 1階講義室
運営責任者 田良島 哲 東京国立博物館
登壇  モデレーター 山崎 剛
金沢美術工芸大学学長:日本工芸史・工芸論
報告1:渋谷 拓  金沢美術工芸大学教授:近現代美術史、博物館学
報告2:日高 真吾  国立民族学博物館教授:保存科学、博物館学
報告3:岡 岩太郎  岡墨光堂代表取締役:装潢文化財修理、日本美術史)
スケジュール (予定)
*はじめに[山崎]趣旨説明と報告者の紹介
*報告1[渋谷]金沢美術工芸大学「平成の百工比照」(工芸の素材・道具・製品、及び技術工程見本・技術記録映像の収集作成事業)と高等教育での活用を促進するための映像について報告
*報告2[日高]国立民族学博物館による「平成の百工比照」データベースの公開を切り口に、工芸技術の継承におけるデジタルアーカイブの役割について、民博のグローバルな視点から報告
*報告3[岡]掛軸作製の裏打ち技術や、美濃紙の抄紙技術を例に、マニュアル化されていない伝統工芸技術を、動作解析により視覚化し、熟練者の持つ技術の暗黙知を形式知化する研究について報告
*質疑・まとめ[山崎]
オプション
金沢美術工芸大学 美術館・図書館展示見学
11月10日(金)(企画セッションの前日):10:00-17:00
美術館・図書館棟「平成の百工比照展示・閲覧コーナー」「アートギャラリー(所蔵品展)」を無料で自由に見学可能です。(事前申込不要、平成の百工比照の閲覧は係員にお声掛けください)
参加方法
*対面開催です。オンライン配信・アーカイブ配信の予定はございません。
*このセッションのみのご参加は、どなたでも無料でご参加いただけます。
*参加を希望される方は、[このリンク先のFacebookイベントページ](https://fb.me/9yKIdzxlr2nTO0)で「参加予定」をクリックし、所定の手続きを行なってください。
*会場の収容人数に限りがあるため、ご参加いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。

産業DAの伝統 × 次世代DX推進 × 新しい産業創造
7. 石川県が拓く新しい情報社会~DAとAIが実現する次世代DX
開催日時 11月11日(土)10:00~12:00
開催場所 石川県立音楽堂交流ホール
運営責任者 細井浩一 立命館大学、ほか
登壇者
・Part 1「石川新情報書府の歴史と到達点」
 細井浩一 立命館大学 映像学部 教授 【モデレーター】
 土田一登 高桑美術印刷株式会社 プロヂューサー
 宮田悠史 立命館大学大学院 文学研究科 リサーチアシスタント
・Part 2「石川県が目指す次世代DXに貢献するDAとAI活用」
 西垣淳子 石川県副知事
 細井浩一 立命館大学 映像学部 教授 【モデレーター】
 室田秀樹 大日本印刷株式会社 マーケティング本部 文化事業ユニット長
 植山秀治 TOPPAN株式会社 文化事業推進本部 開発部長
 長谷部旭陽 株式会社NTTデータ 社会基盤ソリューション本部 営業企画課長
 緒方靖弘 寺田倉庫株式会社 アーカイブ事業担当 執行役員

加賀市, 南砺市, 金沢市 × 地域アーカイブの意義と課題×地域振興
8. 地域のアーカイブの構築と活用、人材育成〜地域のアーカイブが、デジタルアーカイブを進めるにあたって〜
開催日時 11月11日(土)10:00~12:00
開催場所 金沢未来のまち創造館多目的室2
運営責任者 宮本聖二 立教大学大学院
登壇者
司会進行:宮本聖二
プレゼンテーター:
・明貫紘子 映像ワークショップ・加賀市
・宮下 裕樹 金沢市文化政策課
・松田 俊司 金沢未来のまち創造館館長(兼)金沢市情報統括責任者、金沢市デジタルミュージアム運営委員会委員
・山越 茉侑 富山県南砺市文化芸術アーカイブズ
・堀井 洋 合同会社AMANE 代表
コメンテーター:
・水島 久光 東海大学教授
・前川 道博 長野大学教授
・井上 透 岐阜女子大学教授

記念座談会
日時:2023年11月11日(土)午後1時半~3時
場所:石川県立音楽堂交流ホール
テーマ(案)
「石川県の成長戦略 ― 文化芸術と科学技術、そしてデジタルアーカイブの役割」
登壇者(50音順)
・青柳 正規 石川県立美術館長(多摩美術大学理事長)
・永井 由佳里 北陸先端科学技術大学院大学副学長
・馳 浩 石川県知事
・吉見 俊哉 デジタルアーカイブ学会会長(國學院大学教授)
 司会:柳 与志夫(東京大学特任教授)
聴講対象者(定員300名)
・デジタルアーカイブ学会員、研究大会参加登録者(非会員)
・一般参加者(事前登録必要なし、参加費無料)