- 黒沢文貴. 歴史に向きあう: 未来につなぐ近現代の歴史. 東京大学出版会, 2020, 288p.
はじめに
第一部 歴史を歴史にする――対立の火種から和解の糧へ
第1章 昭和戦前期の歴史にどのように向きあってきたのか――「戦争の構造」と「歴史の構造」をめぐって
第2章 再び昭和戦前期の「戦争の構造」を考える
第3章 歴史と和解――「歴史」の「政治化」から「歴史」の「歴史化」へ
第二部 歴史の記憶と記録を継承する――国内外における歴史の共有に向けて
第4章 デジタル・アーカイブがすすめる歴史史料の共有――アジア歴史資料センターの設立と役割
第5章 歴史を知り,学ぶ場としての歴史博物館――舞鶴引揚記念館とユネスコ世界記憶遺産
第三部 歴史を記録し史料とする――公文書,私文書,証言記録
第6章 歴史史料としての公文書――占領期までの外交記録の残り方
第7章 歴史史料としての日記
第8章 文書史料とは異なる歴史史料――オーラル・ヒストリーとしてのGHQ歴史課陳述録
補章 歴史を紡ぎ編む
おわりにかえて――歴史と時間
出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.utp.or.jp/book/b488168.html