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震災復興の公共人類学: 福島原発事故被災者と津波被災者との協働

震災復興の公共人類学: 福島原発事故被災者と津波被災者との協働

  • 関谷雄一; 高倉浩樹編. 震災復興の公共人類学: 福島原発事故被災者と津波被災者との協働. 東京大学出版会, 2019, 304p.

主な内容は以下の通りです。

序 論 災害に抗する公共人類学への誘い(関谷雄一)
I 震災復興の映像アーカイブ化
 第1章 灰色地帯を生き抜けること――「つくば映像アーカイブ」から考える(箭内 匡)
 第2章 避難者のセーフティネット作りから映像アーカイブ制作への発展(武田直樹)  
 第3章 『立場ごとの正義』――自主避難者の視点から映像を撮る(田部文厚)
 第4章 災害に抗する市民の協働(関谷雄一)
II 福島第一原発事故被災者に寄りそう実践の試み
 第5章 原発事故避難者受け入れ自治体の経験 ――ソーシャル・キャピタルを活用した災害に強いまちづくりを目指して(辻内琢也・滝澤 柚・岩垣穂大/研究協力:佐藤純俊)
 第6章 当事者が語る――一人の強制避難者が経験した福島第一原発事故(トム ギル・庄司正彦)
 第7章 まなび旅・福島――公共ツーリズムの実践(山下晋司)
III 津波被災地の生活再建の現場から
 第8章 現在から過去へ,そして未来へ――「復興」への手探りの協働(木村周平・西風雅史)
 第9章 津波被災後の稲作農業と復興における在来知の役割(高倉浩樹)
 第10章 震災とデス・ワーク――葬儀業による死後措置プロセス支援の展開(田中大介)

出版者による紹介が以下のページにあります。
http://www.utp.or.jp/book/b378013.html