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じんもんこん2009「デジタル・ヒューマニティーズの可能性」【12/18-19】

「人文科学とコンピュータシンポジウム」(じんもんこん2009)が、標記のテーマで開催されます。
事前の参加申込を受け付けています。
詳しくは専用サイトをご参照ください。
http://www.jinmoncom.jp/sympo2009/

開催日程 2009年12月18日(金),19日(土)
会場 立命館大学 びわこ・くさつキャンパス「エポック立命21」
(滋賀県草津市野路東1-1-1)
主催 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
共催 文部科学省グローバルCOEプログラム・『日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点』(立命館大学)・『歴史都市を守る「文化遺産防災学」推進拠点』(立命館大学)
プログラム
12月18日(金)

9:00- 受付開始
9:45- オープニング
10:00-12:00 一般セッション1
セッション1−A DH 基礎

  • 線分交叉を伴う系図表示の基礎的研究―不可視結節ノードを用いた線分交叉位置探索手法―/杉山正治(立命館大)、生田敦司、柴田みゆき(大谷大)、松浦亨(北大)
  • CHISE に基づくグリフ・オントロジーの試み/守岡知彦(京都大)
  • 文書情報のための人文系Webサービスの設計/白須裕之(東京大)
  • テクストアーカイブズにおける文字概念について/白須裕之(東京大)

セッション1−B 画像・CG

  • GIS データによる京都の町並みモデルの自動生成/平部敬士、澤井雅和、磯田弦、塚本章宏(立命館大)、小阪佳宏(NECシステムテクノロジー)、長谷川恭子、仲田晋、田中覚(立命館大)
  • モルフォロジー演算を用いた古地図画像からの文字領域抽出法/若間俊旭,芝公仁,岡田至弘(龍谷大)
  • 浮世絵における落款の自動抽出の試み/大原邦彦、吉村ミツ、八村広三郎(立命館大)
  • 現図曼荼羅の図像比較―デジタル画像処理による図像比較と修復において―/野口博司(高野山大)

12:00-13:20 昼食
13:20-15:50 基調講演・特別講演
基調講演“The Sparrow Flies Swiftly Through :From Humanities Computing to the Digital Humanities”
 Geoffrey Rockwell 氏 (Professor, University of Alberta)
特別講演「京都文化遺産の危機管理」
 土岐 憲三 氏(立命館大学 歴史都市防災研究センター センター長)
15:50-16:00 コーヒーブレーク
16:00-18:00 一般セッション2
セッション2−A システム1

  • Subversion を用いた仏典テキスト校訂支援システムの評価/福岡整、村川猛彦、野田大地、中川優(和歌山大)
  • デジタル画像資料を利用した文献研究に必要な環境について/岡本隆明(立命館大)
  • 言い換え箇所を言い換え候補の提示による解説文リライト支援―読み手の評価実験―/藤沢仁子、神門典子、相原健郎(総研大)、安達淳(国立情報学研)
  • 「幕末維新期人口史料」分析プログラムの開発/川口洋、上原邦彦、日置慎治(帝塚山大)

セッション2−B インタラクション

  • 龍安寺石庭における視覚的不協和/望月茂徳(立命館大)、蔡東生、王雲、大石誠也(筑波大)、浅井信吉(会津大)、福本麻子(慶応大)
  • 伝統芸能とCG映像の融合による舞台作品創作の試みと評価―『マクベス夫人の悪夢』の創作と能舞台における実践―/曽我麻佐子、芝公仁、ジョナ・サルズ(龍谷大)
  • 「遊び」としてのビデオゲーム研究―「ゲームプレイ」の可視化と保存―/上村雅之、尾鼻祟(立命館大)

18:10- バス移動
18:40-20:40 懇親会(JR 草津駅前「クサツエストピアホテル」http://www.estopia.jp/) Tel: 077-566-3333
12月19日(土)
9:00- 受付開始
9:30-11:30 一般セッション3
セッション3−A コーパス・テキスト1

  • 基本文型と語彙の重要度を用いた強調表示による読解支援/中尾桂子(大妻女子大)、森下淳也(神戸大)
  • 少数言語コーパス向け記述データの構造/大矢一志(鶴見大)
  • 共通教養日本語均衡コーパス(CCCJ)の概念/芝野耕司(東京外大)
  • 大蔵経における多言語対訳コーパスの構築/永崎研宣(人文情報学研)、白須裕之、下田正弘(東京大)

セッション3−B 身体動作

  • Performing Arts of Intangible Cultural Heritage in Second Life / Woong Choi(Ritsumeikan Univ.),Drew Baker, Martin Blazeby(King’ s College London) ,Kohei Furukawa, Kozaburo Hachimura (Ritsumeikan Univ.),Richard Beacham(King’s College London)
  • 「ソーラン節」の櫓漕ぎにおける腰部動作の速度変化の数値化手法/郡未来、松田浩一(岩手県立大)、海賀孝明、長瀬一男(わらび座)
  • 感性を伴ったダンスステップの識別/伊藤健太郎、崔雄、八村広三郎(立命館大)
  • ダンスコラボレーションのための隠れマルコフモデルによるダンス動作の識別/尾崎良太、鶴田清也、崔雄、八村広三郎(立命館大)

11:30-12:40 デモ・ポスターセッション

  • 地域研究支援のための時空間情報処理ツールの構築/原正一郎(京都大)、関野樹(地球研)、久保正敏(民博)、柴山守(京都大)
  • 超高精細分光撮影による祇園祭・山鉾懸装品のデジタルアーカイブ/橋本勝(NTT)、村田正浩、鳥居悠人、永野遼、田中弘美、矢野桂司(立命館大)
  • ブックマーク機能を伴う画像アノテーション・ツールの報告/津田光弘(イパレット)
  • PhotoChat による博物館での子どもの体験学習支援/小笠原遼子、角康之、西田豊明(京都大)
  • レオナルド絵画の定量的考察/並木晴香(同志社大)、青山友香(武蔵野美大)、田中沙恵(同志社大)、友永万結(資生堂美容技術専)
  • セマンティック・ウェブ方法論を適用した由緒帳データベースの構築/林正治(一橋大)、堀井洋(北陸先端大)、堀井美里(金沢大)、沢田 史子(金沢星稜大)、宮下 和幸(金沢大),吉田武稔(北陸先端大)、中野節子(金沢大)
  • 人文科学研究の方法論に基づいたシステムモデルの提案/太田あす香、松村敦、宇陀則彦(筑波大)
  • 情報技術を基盤とした歴史研究コミュニティの構築/堀井洋(北陸先端大)、堀井美里(金沢大)、林正治(一橋大)、沢田史子(金沢星稜大)、吉田武稔(北陸先端大)
  • 古記録の地名情報によるテキストマイニング手法の提案/大崎隆比呂,木村文則、手塚太郎、前田亮(立命館大)
  • Wikipedia を利用した日本語作文支援システムの開発/岡田仁之、島田諭( 筑波大)、福原知宏(東京大)、佐藤哲司(筑波大)
  • 古典史料からの知識獲得および情報の可視化/井坪将、木村文則、手塚太郎、前田亮(立命館大)

12:40-13:40 昼食
13:40-15:40 一般セッション4
セッション4−A コーパス・テキスト2

  • 固有名詞の検出による古文並列コーパスを利用した時代横断追訳辞書の構築/木村文則、前田亮(立命館大)
  • 類似度を考慮した言語の同一性判定/呉靭、松野浩嗣(山口大)
  • テキストコンテンツのポテンシャル―古事類苑データベースの取り組みから―/相田満(国文研)
  • NS/NNS テキスト分類モデルに基づく日本人英作文の特徴抽出/小林雄一郎(大阪大)

セッション4-B システム2

  • モバイルセンサを用いた位置情報管理に基づく展示支援システム/中尾彰,岡田至弘(龍谷大)
  • 野外美術館における作品鑑賞支援システムの提案    佐藤歩,市川尚,窪田諭,阿部昭博(岩手県立大)
  • コンテンツサーバ統合のためのP2P ネットワークの活用/芝公仁(龍谷大)
  • 博物館資料情報統合検索のためのコアメタデータ/山本泰則(民博)、安達文夫(歴博)

15:40-15:50 コーヒーブレーク
15:50-18:20 一般セッション5
セッション5-A アーカイブ

  • 技能伝承のエスノグラフィーから捉える伝統芸能の記録:心理学・情報学・民俗学の対話と融合/竹内一真(京都大)、渡部信一(東北大)
  • 近代日本(1868 〜 1945)における身装電子年表/ 高橋 晴子(大阪樟蔭女子大),中川隆、久保正敏(民博)
  • 戦前期ハルビン絵はがきWeb検索システムの試作/出口直輝(日本大)、千葉正史(明治学院大)、林幸司(亜細亜大)、毛利康秀、松重充浩、谷聖一(日本大)
  • 文化資源の電子化における記録情報管理を重視したガイドラインの提案とそれに基づくDigital Cultural Heritage の構築/研谷紀夫(東京大)、北岡タマ子(お茶の水女子大)
  • 人類学研究支援環境DWB における調査資料のグループ化による再解釈/岩谷洋史(地球研)、川村清志(札幌大)、星野次郎、大崎雅一(姫路獨協大)、森下淳也(神戸大)

セッション5−B GIS・可視化

  • 京都の通り名の時空間データベースの作成とその利用/桐村喬、塚本章宏(学振)、矢野桂司(立命館大)
  • 写真資料のデジタル化による歴史的市街地の景観復原の可能性/瀬戸寿一、矢野桂司(立命館大)
  • 戦前期における京都市電・市バスの利用に関する一考察/井上学(平安女学院大)、桐村喬(学振)
  • GIS を用いた平安貴族の移動の分析/吉田真澄(立命館大)
  • 茶の湯のコミュニティー―『天王寺屋津田宗及他会記』に見る交友関係―/山田哲也、矢野環(同志社大)

18:20- クロージング