Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

「情報は流出させないことが大事,メールの保存だけでは不十分」――英Clearswift副社長

「IT pro」の9月16日付の「ニュース」<http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20040916/150029/>からです。

 「送受信したメールをすべて保存する『メール・アーカイブ』は,情報漏えい対策の一つとして有用だ。しかし,メール・アーカイブが役立つのは,情報漏えいが起こってしまった後。信用を重んじる業種では,未然に防ぐことが重要だ」――。コンテンツ・セキュリティ・ベンダー英Clearswiftのインターナショナル・マーケティング担当Ian Bowles副社長は9月16日,IT Proの取材に対して,コンテンツ・フィルタリングの重要性を説明した(写真)。以下,同氏の発言内容の一部をまとめた。
 企業の規模や業種によっては,メール・アーカイブで十分な場合も多い。メールをすべて保存しておけば,情報漏えいが起こった場合の調査に使えるし,証拠にもなる。ただし,メール・アーカイブは,あくまでも事後対策である。メール・アーカイブが役立つのは,情報が流出してしまった後だ。重要な情報を扱う業種,信用を重んじる業種では,メールを保存しておくだけでは不十分なのだ。

否定的な文脈ではありますが、電子メールという記録の保存が情報セキュリティ対策として有効といえる根拠が示されています。