Daily Searchivist

記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

日本銀行金融研究所のアーキビスト募集

日本銀行金融研究所が、アーキビスト1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

歴史的資料の受入・整理業務、目録作成・データベースの整備、アーカイブ利用者に対するレファレンスサービスの提供や歴史的資料の審査、歴史的資料(紙媒体のほか、マイクロフィルム媒体、電磁的記録媒体、写真等を含む)の保存等に関する業務およびその周辺業務。

応募資格は以下の通りです。

国内または海外の大学・大学院を卒業・修了した方で、次の条件を全て満たす方。なお、現在、会社等特定の機関に属する方は、当方との雇用契約締結に際して、所属する会社等を退職していただく扱いとします。
(1)歴史的資料(紙媒体のほか、マイクロフィルム媒体、電磁的記録媒体を含む)の管理に関する専門知識を有する方。なお、当研究所アーカイブと同種機関で以下のような実務経験があれば、より望ましい。
イ.公文書等の保存(保存整理、目録整備)、利用(利用審査)に関する業務
ロ.上記に関連するデジタルアーカイブ等の企画・構築・運用・管理に関する業務
(2)パソコンを用いて、文書作成やデータ整理ができること。

応募締切は2021年10月8日です。
詳しくは、同行のサイトをご参照ください。
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2021/rel210924d.htm/

デジタル相の会議音声データ 「私文書」→「公文書」に説明変更

『毎日新聞』のサイトの2021年9月21日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20210921/k00/00m/040/225000c
平井卓也デジタル改革担当相(現デジタル相)が出席したオンライン定例会議の音声データの多くが保存されていなかった問題で、デジタル庁は、官僚の判断で廃棄可能な「保存期間1年未満」の文書だとして廃棄したと説明したそうです。

子規の資料、気軽にアクセス 120回目の命日 松山・記念館で式典 デジタルアーカイブお披露目 /愛媛

『毎日新聞』のサイトの2021年9月20日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20210920/ddl/k38/040/376000c
愛媛県松山市立子規記念博物館が、正岡子規の貴重な資料をインターネット上で公開する「子規記念博物館デジタルアーカイブ」を公開したそうです。

故フィリップ殿下の遺言、90年間封印へ 英女王の「尊厳と地位」守るためと

BBCの日本語版サイトの2021年9月17日付の記事です。
https://www.bbc.com/japanese/58592624
英国のエリザベス女王の夫、故エディンバラ公フィリップ殿下の遺言は、女王の「尊厳と地位」を守るために90年間、封印され、王室文書館の管理人などが90年後に検認するそうです。

旧IT総合戦略室の音声データ廃棄…平井デジタル相「隠す種類のものまったくない」

『読売新聞』のサイトの2021年9月17日付の記事です。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210917-OYT1T50210/
平井デジタル相は、旧内閣官房IT総合戦略室幹部との定例オンライン会議の録画データについて、行政文書の管理指針に基づき、適切に破棄されたとの認識を示したそうです。

デジタルアーカイブ学会第6回研究大会第2部【10/15-16】

標記の大会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
http://digitalarchivejapan.org/kenkyutaikai/6th/part2

日時: 2021 年 10 月 15 日 (金)~16 日 (土)
会場:東北大学災害科学国際研究所
(〒980-8572 仙台市青葉区荒巻字青葉 468-1)
プログラム (特に記載のない限り、現地開催とオンライン配信のハイブリッド方式となります)
2021 年 10 月 15 日(金)
会場: 災害研多目的ホール
13:00-13:30 開会の挨拶
 吉見俊哉デジタルアーカイブ学会会長,今村文彦第6回研究大会実行委員長
13:30-14:50 東日本大震災アーカイブシンポジウム(仮)
リアルとデジタルのアーカイブの意義と未来-
司会:加藤 諭 (東北大学学術資源研究公開センター史料館)
伝承館事例報告 各20分
 岩手県東日本大震災津波伝承館(藤澤修氏)
 みやぎ東日本大震災津波伝承館(登壇者未定)
 福島県東日本大震災・原子力災害伝承館(瀬戸 真之氏)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:30 デジタルアーカイブ事例報告 各15分
 岩手県(いわて震災津波アーカイブ~希望)(高杉 大祐氏)
 宮城県図書館(アーカイブ宮城)(加藤 奈津江氏)
15:30-17:00 パネルディスカッション
 国立国会図書館(中川 透氏)
 東北大学(柴山 明寛,コーディネーター)
17:00-18:00 参加者同士のディスカッション時 間(飲食を伴う懇親会ではありません)
 別会場(セミナー室,演習室A,演習室Bの三会場)
2021 年 10 月 16 日(土)
10:00-12:00 企画セッション
 企画セッション 1: デジタルアーキビストの在り方 (セミナー室)
 企画セッション 2: 多様な担い手たちによる地域資料継承セッション (演習室 A)
 企画セッション 3: アーカイブをメディアとして読み解く (理論研究会企画) (演習室 B)
12:00-13:00 昼食
13:00- ツアー (オプション)
 宮城半日ツアー
参加費 (現地参加・オンラインとも) 会員・非会員とも無料となりました。
(すでに参加費を支払われた方には後ほど返金いたします)
(ツアーとサテライト・イベントのお申込は別となります)
サテライト・セッション (オンラインのみ、日時に注意)
デジタルアーカイブのための「デジタル化承諾書・契約書」テンプレートを考える
 日時: 2021年10月11日 (月) 18:00~19:30 (オンライン)
技術部会・ジャパンサーチ研究会共催「ジャパンサーチの活用例としてのカルチュラル・ジャパン」
 日時: 2021年10月12日 (火) 18:00~19:30 (オンライン)
参加費 無料

平井デジタル相会議、音声データをほぼ廃棄 デジタル庁の発足前

朝日新聞デジタルの2021年9月17日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASP9K5G9FP9KULFA01B.html
デジタル庁の発足前に、平井卓也デジタル改革相と幹部の間で週1回程度行われていた会議の音声データがほぼすべて廃棄されていたことが分かったそうです。

湖北の営み撮り続け半世紀 長浜の吉田さん、膨大なフィルムをデータ化

『中日新聞』のサイトの2021年9月15日付の記事です。
https://www.chunichi.co.jp/article/330126
琵琶湖の湖北地域に暮らす人々や自然の営みを撮り続ける写真家が、過去の地域の画像を保存、活用する「湖北アーカイブ研究所」を自宅に設立したそうです。

貴重な水道資料、デジタルで公開 幕府公式記録「上水記」も 都水道歴史館 /東京

『毎日新聞』のサイトの2021年9月10日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20210910/ddl/k13/040/010000c
東京都水道歴史館が、古文書や古記録、絵図、写真などの貴重な所蔵資料をインターネット上で公開する「デジタルアーカイブサービス」を始めたそうです。

廃棄予定の公文書リスト初公表 長崎県 市民団体、慎重対処求める

『長崎新聞』のサイトの2021年9月9日付の記事です。
https://nordot.app/808512308385841152?c=39546741839462401
長崎県は、廃棄予定の公文書(廃棄予定簿冊)計約2万8900冊の件名リストを初めて公開し、廃棄に関する意見を1カ月間募集したそうです。

第26回ビジネスアーキビスト研修講座【10/4-12/10】

標記の講座が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、企業史料協議会のサイトをご参照ください。
https://www.baa.gr.jp/newst.asp

日 時 オンライン授業実施日
基礎コース(4日間)
 1. 10月4日(月) 2. 10月8日(金) 3. 10月12日(火) 4. 10月 15日(金)
応用コース(希望日を選択)
 1. 10月22日(金) 2. 11月12日(金) 3. 11月18日(木) 4. 11月24日(水)
 5. 12月2日(木) 6. 12月10日(金)
授業時間 13:00 - 14:30
場 所 Zoomミーティング
(各オンライン授業当日までに、事前に講義動画(120分)を視聴いただきます。)
定 員 基礎コース50名/応用コース各日50名
料 金
 会員: 基礎コース(4日セット)15,000円 応用コース1日(1~6の各回)4,000円
 一般: 基礎コース(4日セット)23,000円 応用コース1日(1〜6の各回)6,000円
カリキュラム
基礎コース(基礎コースは4日間、基礎1~4セットでの受講となります。各日毎の受講は承れませんのでご了承ください。)
基礎1 10月4日(月)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 保坂 裕興 学習院大学文学部教授(大学院アーカイブズ学専攻)
 テーマ「アーカイブズの意義とアーキビストの役割」
基礎2 10月8日(金)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 長谷川 信 青山学院大学経営学部名誉教授
 テーマ「日本企業の経営発展と企業史料」
基礎3 10月12日(火)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 橘川 武郎 国際大学副学長 同大学院国際経営学研究科教授
 テーマ「社史とアーカイブズ概論」
基礎4 10月15日(金)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 森本 祥子 東京大学文書館准教授
 テーマ「アーカイブズの価値と実践:文書作成から保存活用へ」
交流会 10月15日(金)ONLINE 14:30~15:30
応用コース(応用コースは1~6のなかからご希望の日を選択して受講いただけます。基礎コースを受講していない方も受講できます。)
応用1 10月22日(金)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 佐藤 政則 麗澤大学大学院経済学研究科教授
 テーマ「デジタル文書と企業アーカイブズ」
応用2 11月12日(金)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 伊藤 真 ライツ法律特許事務所 弁護士・弁理士
 テーマ「ビジネスアーカイブズに関わる著作権等の法律について」
応用3 11月18日(木)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 小島 浩之 東京大学大学院経済学研究科講師・経済学部資料室室長代理
 テーマ「デジタル資料論:基礎と実践」
応用4-1 11月24日(水)ONLINE 13:00~13:40 /事前動画 1時間
 講 師 佐野 千絵 東京文化財研究所名誉研究員
 テーマ「ビジネスアーカイブズの資料保存と活用」
応用4-2 11月24日(水)ONLINE 13:50~14:30/事前動画:1時間
 講 師 矢野 正隆 東京大学大学院経済学研究科 助教
 テーマ「資料保存マネジメント」
応用5-1 12月2日(木)ONLINE 13:00~13:40 /事前動画 1時間
 講 師 石川 貴敏 (株)丹青研究所 文化空間情報部部長
 テーマ「企業ミュージアム概論」
応用5-2 12月2日(木)ONLINE 13:50~14:30 /事前動画 1時間
 講 師 飯島 学 京浜急行電鉄株式会社 運輸営業部営業企画課課長補佐
 テーマ「手作りで仕上げた京急ミュージアム」
応用6 12月10日(金)ONLINE 13:00~14:30(途中10分休憩)/事前動画 2時間
 講 師 鈴木 隆高砂香料工業株式会社 IR/広報室
 テーマ「事例研究 高砂香料工業百年史の編纂と百年史編纂を契機とした高砂香料アーカイブズの構築」

シンポジウム 「日本のデジタルアーカイブのこれから - 東京大学DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座の軌跡」【10/1】

標記のシンポジウムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
http://digitalarchivejapan.org/7761/

主催
・東京大学大学院情報学環DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座
(後援)デジタルアーカイブ学会、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム
日時・会場
・日時 : 2021年10月1日(金) 14:00~17:00
・会場 : 東京大学伊藤国際学術研究センター地下2階 伊藤謝恩ホール(文京区本郷)
 www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_33_j.html
構成
 総合司会:長丁光則(東京大学特任教授、デジタルアーカイブ推進コンソーシアム事務局長)
(1)ご挨拶 (14:00-14:10:10分)
・主催者挨拶 : 山内祐平 東京大学大学院情報学環学環長・教授
・御来賓挨拶 : 北島元治 大日本印刷株式会社 専務執行役員 (予定)
 馳浩 衆議院議員・デジタル文化資産推進議員連盟幹事長
 田中久徳 国立国会図書館副館長
(2)基調報告 「デジタルアーカイブ(DA)をめぐる日本の状況」 (14:10-14:30:20分)
 吉見俊哉(東京大学教授、デジタルアーカイブ学会会長)
(3)報告1 「DNP講座6年間の歩みと成果」 (14:30-14:50:20分)
 柳与志夫(東京大学特任教授、DNP講座代表者)
(4)報告2 「デジタルアーカイブ論の現在」 (14:50-15:10:20分)
 生貝直人(一橋大学准教授、東京大学客員准教授)
(5)報告3 「デジタルアーカイブ産業の可能性」 (15:10-15:30:20分)
 小林慎太郎(野村総合研究所 上級コンサルタント)
休憩(10分) (15:30-15:40)
(6)パネルディスカッション 「DXからDAへ:日本を解き、結び、放つ」(15:40-16:40:60分)
・登壇者(50音順、敬称略)
 生貝直人
 小林慎太郎
 塩原誠志(内閣府知的財産戦略推進事務局参事官)
 三宅茜巳(岐阜女子大学教授)
 柳与志夫
 吉見俊哉:司会
 渡邊英徳(東京大学教授)
(7)フロアからの質疑応答・意見交換 (16:40-17:00:20分)

国立新美術館の研究補佐員公募

国立新美術館が、研究補佐員1名を公募しています。
職務内容は以下の通りです。

アートライブラリーと別館閲覧室の運営補佐業務、美術に関する図書資料及びアーカイブズ資料の収集・整理・公開に関する業務。特に寄贈資料に関する業務、展覧会カタログ交換に関する業務、チラシ・ポスター等の受入れ整理業務、図書以外の資料の整理・提供・デジタル化外注に関する業務、予約閲覧対応業務を担当。

応募資格は以下の通りです。

(1) 大卒以上の図書館司書有資格者もしくは令和3年度中に資格取得を予定している者で、専門図書館・大学図書館等における継続的な実務経験を有する。
(2) 図書館システムを用いた実務経験を有する(NACSIS-CAT に関する知識があれば尚可)。もしくは文書館や研究機関等でアーカイブズ資料の整理を担当した経験を有する。
(3) 電子メール、Word、Excel 等を用いたパソコン操作が円滑にできる。
(4) 美術や美術関係資料に関心がある。
(5) 写真、映像、文書等の図書以外の資料の整理、目録作成、デジタル化外注のための準備業務が担当できる(経験者は尚可)。
TOEIC、英語検定等の語学(英語)関連資格、IT パスポート、MOS 等の IT 関連資格を有する場合は履歴書に明記すること。

応募締切は令和3年10月12日(火)です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.nact.jp/recruitment/