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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

津久井やまゆり園事件の公文書 永久保存の手続き進む

朝日新聞デジタルの2021年9月2日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASP916WK3P8LULOB004.html
神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者ら45人が殺傷された事件に関連し、市が作成・取得した文書を「歴史的公文書」として永久保存する手続きが進んでいるそうです。

規制委、文書管理の徹底を 中国電の誤廃棄で

『日本経済新聞』のサイトの2021年9月1日付の記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA015GD0R00C21A9000000/
原子力規制委員会は、中国電力が原子力規制庁から借りた機密文書を誤って廃棄し報告していなかった問題を受け、電力会社に対し文書管理の徹底を求める方針を決めたそうです。

関東大震災のデジタルアーカイブ開設 再来年の100年の節目に向け第1弾公開

『東京新聞』のサイトの2021年9月1日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/128070
国立映画アーカイブは、関東大震災の記録映像を無料で閲覧できるサイト「関東大震災映像デジタルアーカイブ」を開設したそうです。

幌内炭鉱資料 九大に寄託 三笠市、労務管理文書など段ボール838箱 戦後史発掘に期待

『北海道新聞』のサイトの2021年8月30日付の記事です。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/583798
北海道三笠市は、約30年保管してきた北炭幌内炭鉱の資料を九州大学付属図書館付設記録資料館に寄託したそうです。

アーキビスト養成プログラム開設記念特別講演会 「アーキビストの未来像~記録を守る、未来に活かす~」【9/18】

標記の講演会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、昭和女子大学のサイトをご参照ください。
https://univ.swu.ac.jp/course_events/2021/08/16/45552/

主催:昭和女子大学大学院生活文化研究専攻
日時 2021年 9 月 18 日(土)13:00~15:00
場所 昭和女子大学オーロラホール
 東京都世田谷区太子堂1-7-57
 東急田園都市線三軒茶屋駅下車7分
入場料 無料
プログラム 
13時 主催者挨拶 坂東眞理子(昭和女子大学理事長・総長)
講演 加藤丈夫氏
質疑応答 牧野元紀(昭和女子大学大学院生活機構研究科生活文化研究専攻准教授)
14時半 アーキビスト養成プログラム説明会(参加は任意)

都城市が東大史料編纂所と覚書

朝日新聞デジタルの2021年8月29日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASP8X6STRP7PTNAB00Z.html
宮崎県都城市は、東京大学史料編纂所と覚書を結び、都城島津家関係など都城島津邸所蔵史料の画像データが、編纂所のデータベースでWEB公開されたそうです。

軍歴資料が語る祖父の軍隊生活 聞けなかった体験、継承の手掛かりに

『西日本新聞』のサイトの2021年8月24日付の記事です。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/789667/
旧日本軍の兵士や軍属だった人の経歴を記した「軍歴資料」について、遺族が「父や祖父が生前語らなかった足跡をたどりたい」と請求するケースが増えているそうです。

公文書管理 記録検証できる体制を

『北海道新聞』のサイトの2021年8月23日付の社説です。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/580899
政府の公文書管理委員会のワーキンググループが、公文書管理のデジタル化に向け、改ざんや廃棄ができないシステムの構築を求める報告書をまとめたことについて、「公文書そのものが作成されなければ、政策決定の過程を検証できない」と主張しています。

SNS各社がアフガンのユーザー保護措置、閲覧機能の停止など

ロイターのサイトの2021年8月20日付の記事です。
https://jp.reuters.com/article/afghanistan-conflict-social-media-idJPKBN2FL00Z
ツイッターは、イスラム主義組織タリバンの管理下に入ったアフガニスタンについて、市民活動組織と連携して現地のグループを支援したり、「インターネット・アーカイブ」と協力し、アーカイブされたツイートの削除要請に早急に対応しているそうです。

空襲被害107自治体、資料館設置は2割 専門家「公的受け皿を」

『毎日新聞』のサイトの2021年8月20日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20210820/k00/00m/040/253000c
太平洋戦争で原爆投下や大規模空襲があった107自治体のうち、空襲被害などを伝える公設の平和資料館があるのはおよそ2割の25自治体にとどまるそうです。

偽文書でも「貴重な史料に変わりない」 七夕伝説残る地域、語り継ぐ覚悟

『京都新聞』のサイトの2021年8月10日付の記事です。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/613879
滋賀県米原市の住民たちが、伝説を裏付ける地区の神社の史料が研究者の著作で偽文書と指摘されたことに対し、「それでも地域に伝わる貴重な史料に変わりない」と、地元の子どもたちへの伝説継承に力を入れているそうです。

全史料協近畿部会第158回例会「“もうひとつの地域資料”経典・聖教を活かす-寺院史料の調査・保全の意義と可能性-」【9/11】

標記の例会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会のサイトをご参照ください。
http://jsai.jp/iinkai/kinki/kinki-top.html

と き 2021年(令和3)9月11日(土曜日) 13:30~16:45 
方 法 Zoomミーティングを利用したオンライン開催       
テーマ
 “もうひとつの地域資料”経典・聖教を活かす-寺院史料の調査・保全の意義と可能性-
登壇者
講 演 横内 裕人 氏(京都府立大学文学部教授)
報 告 1 坂本 亮太 氏(和歌山県立博物館学芸員)
報 告 2 三宅 徹誠 氏(元興寺文化財研究所研究員)
司 会 服部 光真 氏(元興寺文化財研究所研究員)
参加費 無料
参加には、事前のお申し込みが必要です。
お申し込み締切 2021年9月7日(火曜日)まで
当日スケジュール
13:20~    Zoomエントリー開始
13:30~13:35 開 会
13:35~14:30 基調講演:横山裕人氏(京都府立大学文学部教授)
14:30~14:40 休 憩
14:40~15:15 報 告1:坂本亮太氏(和歌山県立博物館学芸員)
15:15~15:50 報 告2:三宅徹誠氏(元興寺文化財研究所研究員)
15:50~16:05 休憩、質疑集約
 質疑はチャット機能により随時受付
16:05~16:45 質疑・討論
16:45     終 了

千葉県文書館の会計年度任用職員募集

千葉県文書館が、会計年度任用職員1名を募集しています。
募集する業務は以下の通りです。

千葉県に関する古文書等の収集、整理、保存、公開及び普及啓発(講座等講師)に関する業務。

応募資格は以下の通りです。

古文書の読解ができること。
パソコン(ワード、エクセル)の操作ができること。
県民向け講座(出前講座)の講師を担当できることが望ましい。

応募締切は令和3年9月3日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/bunshokan/kaikeinendobosyuu4.html

旧東ドイツ秘密警察の膨大な諜報記録 「シュタージ文書」が公文書館に

ナショナルジオグラフィック日本版サイトの2021年8月14日付の記事です。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/stories/21/080500043/
ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の秘密警察シュタージの諜報ファイルが、ドイツ連邦公文書館に移されるそうです。

公文書電子化 「記録を残す」を根本に

朝日新聞デジタルの2021年8月14日付の社説です。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15010028.html
デジタル時代の公文書管理のあり方について「都合の悪い情報を含め、事実関係をつぶさに記録に残すことが前提となる。紙でもデジタルでも、それは変わらない」と主張しています。