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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

2020ヒバクシャ 深堀好敏さん 写真 空白埋める力 「どれだけ言葉を尽くしても…」

『毎日新聞』のサイトの2020年8月29日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200828/k00/00m/040/198000c
「長崎平和推進協会」写真資料調査部会の前部会長、深堀好敏さんは、40年余りかけて集めた被爆当時の写真を分析し、撮影日時や場所、写っている被爆者を特定してきたそうです。

福島・須賀川市の特撮アーカイブセンター、11月開館

『日本経済新聞』のサイトの2020年8月27日付の記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63126300X20C20A8L01000/
福島県須賀川市が開館する「須賀川特撮アーカイブセンター」は、特撮に関するフィルムや機材などの保存、修復の拠点を目指すそうです。

被爆者の歩み後世に 初の資料調査、デジタル化・保存活用目指す 長崎・被災協

『毎日新聞』のサイトの2020年8月19日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200819/ddp/041/040/001000c
長崎市の被爆者団体、長崎原爆被災者協議会(被災協)では、核兵器廃絶や被爆者援護策充実を訴えた運動の歩みを後世に伝えようと、保管する膨大な資料の整理・分析に着手したそうです。

新型コロナ連絡会議 公開準備済み文書開示せず 「業務繁忙」「事務遂行に支障」「連絡手違い」……

『毎日新聞』のサイトの2020年8月16日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200815/k00/00m/010/340000c
政府が新型コロナウイルス感染症への対応を協議する「連絡会議」の議事概要を巡って、内閣官房は黒塗りなどの公開準備を終えて野党議員に提供した文書を開示していないそうです。

ネットや動画活用し戦争体験を語り継ぐ コロナ禍も乗り越えて

『東京新聞』のサイトの2020年8月16日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/49225?rct=national
旧日本兵らの体験を映像で記録する「戦場体験放映保存の会」、広島平和記念資料館、大学教員や翻訳家ら約40人がボランティアで活動する「NET―GTAS」の活動を取り上げています。

400年分史料16万枚をデータ化 砺波市東野尻の野村さん

『北日本新聞』のサイトの2020年8月16日付の記事です。
https://webun.jp/item/7685860
富山県砺波市の桑野神社宮司、野村泰則さんは、地元の東野尻地区の古文書や旧東野尻村役場の行政文書など16万枚もの資料を画像データ化し、コンピューター検索できるシステムを完成させたそうです。

「思わざる失態」を演じるな…

『毎日新聞』のサイトの2020年8月15日付のコラム「余録」です。
https://mainichi.jp/articles/20200815/ddm/001/070/093000c
終戦の5日後になされた文書焼却についての通達に言及し、「75年を経ても、日本人はその事績を公文書で検証できる政府を築けないのか」としています。

前住職残した戦争資料、地域で後世に 金沢の最勝寺 軍用品やはがき、データ化

『北國新聞』のサイトの2020年8月15日付の記事です。
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20200815102.htm
富山県東長江町の真宗大谷派最勝寺から、戦時中に支給された軍用品や戦地の門徒から寺宛てに届いたはがきなどの資料が数多く見つかり、地元の夕日寺歴史研究会が写真データ化を進めているそうです。

8ミリフィルム資料 県民の永続的な財産に

『秋田魁新報』のサイトの2020年8月14日付の社説です。
https://www.sakigake.jp/news/article/20200814AK0008/
秋田県内の家庭に眠るフィルム映像を発掘するプロジェクト「秋田8ミリフィルム・アンソロジー」の活動について、「フィルムを保存・管理し、デジタル化するなどして活用する取り組みを、誰がどのようにして永続的に担っていくかが課題だ」と指摘しています。

近世史研究とアーカイブズ学

近世史研究とアーカイブズ学

  • 高埜利彦編著. 近世史研究とアーカイブズ学. 青史出版, 2018, 538p.

主な内容は以下の通りです。

I 最終講義 近世史研究とアーカイブズ学
II〈シンポジウム〉日本近世史研究とアーカイブズ学―高埜利彦氏の仕事に学び、進む
 第一報告 高埜利彦氏の天皇・朝廷研究、政治史、国家論について(山口和夫)
 第二報告 宗教史・身分制・宗教社会史研究(西田かほる)
 第三報告 習作からの飛躍-調査・研究・史料保存、そして教育-(野尻泰弘)
 第四報告 文書に命を吹き込むアーカイブズ制度のために(保坂裕興)
 コメント1 時間・空間を越える―実証史学を受け継いで―(井上智勝)
 コメント2 近世日本を理解するための、七つのキーワード-コメントにかえて(小野 将)
 コメント3 近世朝廷研究とアーカイブズ学をめぐって(西村慎太郎)
 シンポジウム開催の趣旨ならびにフロアからの発言要旨(谷本晃久)
III 論考編
 第一 日本近世の経済
 第二 近世の宗教
 第三 近世の身分とその周辺
 第四 近世の朝廷と幕府
 第五 アーカイブズ学
IV 小論・エッセイ編
 第一 研究の歩み
 第二 折り折りの言葉

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.seisi-shuppan.co.jp/akaibuzugaku.htm