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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

文書管理の人材 記録保存の徹底へ活用したい

『読売新聞』のサイトの2020年7月10日付の社説です。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200709-OYT1T50326/
政府が、「アーキビスト」と呼ばれる公文書管理の専門家を公的に認証する制度を創設したことについて、「官庁で、専門知識に乏しい職員が文書管理を担当する例は少なくない。将来的には、認証を受けたアーキビストが管理する体制の構築を検討していくべきだ」としています。

被災した歴史史料「破棄しないで」 歴史学者ら呼び掛け 熊本県南豪雨 

『熊本日日新聞』のサイトの2020年7月8日付の記事です。
https://this.kiji.is/653460863429051489?c=92619697908483575
豪雨に見舞われた熊本県人吉球磨地域では、県内の歴史学者や学芸員らでつくる「熊本被災史料レスキューネットワーク」が、住民の「宝」として地域で長年受け継がれてきた文化財をいち早く救出しようと、被災史料の保存を呼び掛けているそうです。

県公文書審議会が初会合 21年秋までの答申目指す

『信濃毎日新聞』のサイトの2020年7月7日付の記事です。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200707/KT200706ATI090020000.php
長野県は、県職員が公文書を作成・保存する仕組みを定める県公文書管理条例に基づく県公文書審議会の初会合を開いたそうです。

祇園祭の魅力をサイトで発信 4000以上の写真や動画、初公開史料も 立命館大

『毎日新聞』のサイトの2020年6月30日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200630/k00/00m/040/234000c
立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)と文学部は、特別サイト「祇園祭デジタル・ミュージアム2020―祇園祭の過去・現在・未来―」を公開するそうです。

学習院大学大学院アーカイブズ学専攻の助教公募

学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻が、助教1名を公募しています。
職務内容は以下の通りです。

(1)アーカイブズ学専攻の研究教育に関する専門的事務を担当する。
(2)アーカイブズ学専攻の研究教育活動に参加し、採用後 2 年目からは授業を担当することがある。

応募資格は以下の通りです。

次のすべての条件を満たす者。
(1)修士の学位を有すること。博士の学位または、それに相当する学識を有することが望ましい。
(2)アーカイブズ学または、それに密接に関連する分野の研究業績と、アーカイブズ学の研究教育への強い意欲を有すること。
(3)すぐれた外国語能力を有すること。

応募締切りは2020年9月30日です。
詳しくは、同専攻のサイトをご参照ください。
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/arch/

スポーツ博物館・図書館の司書募集

独立行政法人日本スポーツ振興センターが、スポーツ博物館・図書館の司書1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

(1)司書業務全般(図書館資料の収集、目録の整備、利用の相談、相互協力等)
(2)スポーツ博物館・図書館の運営に係る全般的な事務業務

応募資格は以下の通りです。

必須要件(資格・経験)
(1)大学卒業以上の学歴を有する者
(2)司書の資格を有する者
(3)博物館、美術館、調査研究機関、大学等が設置する図書館・図書室での目録作成又はレファレンスサービスの実務経験が3年以上ある者
(4)Microsoft Office を使って作業ができる者
(5)英検2級・TOEIC520 点程度以上の英語力を有する者
望ましい要件
(1)第二外国語の履修経験を有する者
(2)エフェメラ類や灰色文献の取り扱い経験を有する者
(3)スポーツに関心があり、独立行政法人日本スポーツ振興センターの理念・ビジョンに共感できること
(4)ホスピタリティの精神があり、対外的なコミュニケーションを円滑に行えること
(5)チームワークを大切にできること

申込期間は令和2年7月17日までです。
詳しくは、同センターのサイトをご参照ください。
https://www.jpnsport.go.jp/corp/saiyou/tabid/201/Default.aspx

新型コロナの非公開会議 長崎県、議事録作成せず 識者「検証や教訓のため必要」

『長崎新聞』のサイトの2020年7月4日付の記事です。
https://this.kiji.is/651975598248330337?c=174761113988793844
長崎県は、新型コロナウイルス感染症対策で休校や休業協力要請などを決定した県の本部会議をこれまでに非公開で計13回開いているが、いずれも議事録を作成していないそうです。

アジア歴史資料センター、原資料で近現代史学ぶサイト

『日本経済新聞』のサイトの2020年7月3日付の記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60953440Q0A630C2BC8000/
国立公文書館アジア歴史資料センターは、デジタル資料を使って日本を含むアジアの近現代史上の出来事を解説するウェブサイト「アジア歴史ラーニング」を公開したそうです。

道の緊急宣言前 幹部会合議事録なし 専門家、透明性を問題視

『北海道新聞』のサイトの2020年6月30日付の記事です。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/435639
新型コロナウイルス対策として北海道が出した独自の緊急事態宣言を巡り、道が直前に行った計5回の幹部会合の議事録を作っていなかったことが分かったそうです。

TBSの「再放送」にハマりまくる中高年の目線 昭和の番組で掘り起こされたテレビの新需要

東洋経済ONLINEの2020年6月27日付の記事です。
https://toyokeizai.net/articles/-/358919
コロナ禍によって新撮が困難になったテレビ業界において、TBSは自局のドラマ・アーカイブ(過去作品)を活用し、話題を呼んだそうです。

東京都公文書館の専門員募集

東京都公文書館が、専門員(整理閲覧担当)1名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

公文書等の受入・整理・保存・利用及びデータベースによる管理等に関する業務
(1)公文書館情報検索システム及びデジタルアーカイブ等の目録データ作成、管理及びデジタル画像管理
(2)視聴覚資料、マイクロフィルム等の整理・保存・利用及びデータベースによる管理、委託業務の管理事務
(3)書庫環境の管理、文化財等貴重資料の保護管理、虫菌害防除等の資料保存業務
(4)公文書移管のための確認作業
(5)利用請求審査補助業務
(6)複写料金徴収、利用者問い合わせ対応業務等

応募資格・求められる能力は以下の通りです。

以下の(1)から(4)までの要件をすべて満たすこと。
(1)文書、図面、視聴覚資料等の整理保存等について一定程度の知識があり、実務経験を有する者
(2)電子メールの送受信、Word 及び Excel を用いた業務の実務経験または相当の能力を有する者
(3)Access 等のデータベースソフトを操作してデータ入力や検索等を行うことができる者
(4)大学卒業(採用日までに有する見込みである場合を含む)又はこれに準ずる能力を有する者
上記要件に加え、以下の(5)から(10)までの要件のいずれかを満たす者
(5)司書の資格を有する者で、司書資格を必要とする業務の実務経験を有する者
(6)独立行政法人情報処理推進機構が実施する基本情報技術者試験合格の資格を有する者又は同等程度の能力があることを認定する資格を有する者
(7)公益社団法人日本文書情報マネジメント協会が認定する文書情報管理士2級以上の資格を有する者又は同等程度の能力があることを認定する資格を有する者
(8)公益財団法人文化財虫菌害研究所が認定する文化財IPMコーディネータの資格を有する者又は同等程度の能力があることを認定する資格を有する者
(9)WEB サイトの構築経験またはデータベースの管理経験を持つ者
(10)地方公共団体の文書主管部署において、文書管理事務を通算で3年以上行った経験を持つ者

募集期間は令和2年7月7日(火曜日)までです。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/01soumu/archives/

災害から文化財守れ 「ぐんま史料ネット」設立へ

『上毛新聞』のサイトの2020年6月27日付の記事です。
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/222158
災害時に古文書などの歴史資料を保全するため、群馬県内の研究者らが「群馬歴史資料継承ネットワーク」(ぐんま史料ネット)を設立するそうです。

ネットで資金300万円調達 国文研、3週間で2年分 地域の文化守る人材養成へ /東京

『毎日新聞』のサイトの2020年6月25日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200625/ddl/k13/040/011000c
国文学研究資料館が、日本各地で年1回開催してきた記録管理の専門家(アーキビスト)養成講座を継続するため、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを行ったところ、約3週間で2年間分の開催費用300万円が集まったそうです。