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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

100年以上前の音源も 浪曲師424人の肉声収録レコード1万枚、無料公開

『毎日新聞』のサイトの2020年6月24日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200624/k00/00m/040/070000c
国際日本文化研究センターが、収集家から寄贈された明治~昭和期の浪曲(浪花節)のSPレコード約1万枚のデジタル化を進めているそうです。

伊賀の歴史資料、電子化へ 忍術書、芭蕉自筆…121点 ネット閲覧、来年可能に 伊賀 /三重

『毎日新聞』のサイトの2020年6月24日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200624/ddl/k24/040/193000c
三重県伊賀市は、市と伊賀上野観光協会が所蔵する江戸時代の伊賀や松尾芭蕉、忍者などに関する資料のデジタル化を進めているそうです。

大弦小弦 後世への責任

『沖縄タイムス』のサイトの2020年6月19日付のコラムです。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/587697
「今は批判が強くとも、いずれ正しいと分かってくれると押し切る場合もあろう。だからこそ、政策決定のプロセスを記録し、後世の検証にバトンを託す姿勢が欠かせない」と主張しています。

コロナ専門家会議は「生ぬるい議事録方式」を捨て、動画で公開すべし

ダイヤモンド・オンラインの2020年6月17日付の記事です。
https://diamond.jp/articles/-/240525
政府が新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の議事録作成を怠っていたことについて、「「議事録」という前時代的で生ぬるい公開方式が許されていていいのだろうか」と主張しています。

沖縄県の議事録「作ってないので開示しない」 新型コロナ対策会議や県三役会議 識者「政策決定の検証できない」

『沖縄タイムス』のサイトの2020年6月17日付の記事です。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/586506
沖縄県が、県内の新型コロナウイルス感染症対策を協議・決定する新型コロナウイルス対策本部会議の議事録を作成していないことが分かったそうです。
他にも関連する記事が掲載されました。

公文書管理の「規定決めたい」 玉城デニー知事、ルール作りの考え 新型コロナ対策会議の議事録作成されず
(『沖縄タイムス』のサイトの2020年6月18日付の記事)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/587124
沖縄県、政策決定過程の文書作成基準なし 職員の判断に委ねる
(『琉球新報』のサイトの2020年6月19日付の記事)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1141211.html
県コロナ議事録なし 決定の過程検証できない
(『琉球新報』のサイトの2020年6月20日付の社説)
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1141913.html

100年前の流行、小学校日誌に教訓 第2波への備えは

朝日新聞デジタルの2020年6月17日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASN6J6S09N6FUNHB00K.html
約1世紀前の「スペイン風邪」当時の「学校日誌」の記録をたどりつつ、「学校日誌は、地域の記憶を伝える貴重な資料なんです」との意見を取り上げています。

台風19号・復興の道標 写真や証言、アーカイブに 県が「猪の満水」作成 来夏ネット公開 貴重な経験、共有を /長野

『毎日新聞』のサイトの2020年6月21日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200616/ddl/k20/040/109000c
長野県は、2019年10月の台風19号の教訓を後世に伝えるため、写真などの記録を集約するデジタルアーカイブ「猪の満水」(仮称)を作成するそうです。

公文書クライシス 「記録を闇に葬る政治」 公文書クライシス記者×宮台真司・都立大教授ら ニコ動番組

『毎日新聞』のサイトの2020年6月11日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20200611/k00/00m/040/136000c
社会学者の宮台真司さん、ラジオDJ・ライターのジョー横溝さん、ラッパーのダースレイダーさんをメインMCとして社会や政治の問題を語り合うニコニコ動画の生番組「深掘TV」が、毎日新聞のキャンペーン報道「公文書クライシス」をもとに議論したそうです。

2020年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会【6/27-28】

標記の大会がオンライン開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、アート・ドキュメンテーション学会のサイトをご参照ください。
http://www.jads.org/news/2020/20200627-28.html

日時:2020年6月27日(土)、28日(日)
 6月27日 13:00~17:00(12:00受付開始)
 6月28日 10:00~16:40(総会9:30受付開始、研究発表12:30受付開始)
参加方法
 オンライン開催の詳細や参加方法については、後日お知らせします。
  『アート・ドキュメンテーション通信』125号に掲載の「立命館大学大阪いばらきキャンパス」では開催致しませんので、ご注意ください。
  オンライン開催につき、今後の諸連絡はメールにて行います。会員メーリングリストに登録されていない方は、ご登録を強くお奨めします。
参加費・資料代:会員・非会員とも無料(両日とも)
 今年度は紙媒体の予稿集を発行しません。必要な方は予稿集PDFを印刷してください。
主催:アート・ドキュメンテーション学会(JADS)
共催:立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」(ARC-iJAC)
後援(依頼中):記録管理学会、情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会、情報知識学会、人文系データベース協議会、全国大学史資料協議会、全国美術館会議、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、デジタルアーカイブ学会、日本アーカイブズ学会、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会、日本ミュージアム・マネージメント学会
大会プログラム概要
  内容・プログラムは予定です。確定した内容及びタイムテーブルは、随時学会ウェブサイト等で告知しますので、ご確認ください。
第1日 シンポジウム及び野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞講評および受賞者紹介
2020年6月27日(土)
シンポジウム 13:00~16:40
テーマ:芸術文化資源デジタル・アーカイブの国際的共同利用――オンライン環境での知的生産システムとそのツール
開会挨拶 13:00~13:10
 細井浩一 (立命館大学アート・リサーチセンター・センター長)
趣旨説明 13:10~13:30
 赤間亮 (アート・ドキュメンテーション学会・会長)
[講演1] 13:30~14:00
 丸川雄三 (国立民族学博物館)
[講演2] 14:00~14:30
 内田剛史 (早稲田システム開発株式会社)
[講演3] 14:30~15:00
 津田光弘 (立命館大学アート・リサーチセンター)
休憩(15分)
パネル討議 15:15~16:00
休憩(10分)
参加者全体討議 16:10~16:40
野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞授賞式 16:45~17:00
第2日 総会及び公募研究会
2020年6月28日(日)
学会総会 10:00~12:00会員限定 
研究発表会 13:30~16:05
[発表1]13:30~14:05
 筒井弥生(一橋大学大学院言語社会研究科 非常勤講師)
 「犬丸秀雄と文化財保護」
[発表2]14:05~14:40
 鬼頭孝佳(名古屋大学文学研究科博士後期課程)
 西田喜一(名古屋大学教育発達科学研究科博士後期課程)
 渡地宏文(MLA研究所会員)
 「アウトリーチを視野に入れた展示空間のアーカイブ試論」
休憩(10分)
[発表3]14:50~15:25
 高科真紀(学習院大学大学院)、阿久津美紀(目白大学)
 「写真メディアを軸とした沖縄祭祀アーカイブズ
  ――写真家・比嘉康雄資料の目録記述と権利処理」
[発表4]15:25~16:00
 丸川雄三(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部)
 「文化財デジタルアーカイブズの持続可能な発信環境の研究
  ――文化遺産オンライン試験公開版の負荷分散システムを例に」
閉会挨拶 16:00~16:05
 阿児雄之(アート・ドキュメンテーション学会 幹事長補佐)

同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科の専任教員公募

同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科が、「現代映像文化・アーカイブス研究」を専門分野とする専任教員1名を公募しています。
応募資格は以下の通りです。

・キリスト教及び本学の建学の精神を理解する者
・博士の学位を有する者又はこれに準ずる業績を有する

職務内容は以下の通りです。

・日本文化領域講義及び演習科目の担当。
・初年次教育科目(「基礎リテラシー」等)、教職科目(「教育実習」、「教職実践演習」等)を担当していただく場合があります。
・体験的学習・ワークショップ、フィールドワーク、学外講座等を担当もしくはコーディネートできる方が望ましい。
・教育研究活動、学生に対する幅広い教育指導をはじめ、大学・学部・学科が関わる各種行事の企画・運営に協力し、各種会議・委員会等の校務を分掌すること。

応募締切は2020年7月31日です。
詳しくは、同大学のサイトをご参照ください。
https://www.dwc.doshisha.ac.jp/employment_information/faculty/2021japanese01

専門家会議、速記録は公表へ 首相「保存期間後に」、野党反発

『東京新聞』のサイトの2020年6月8日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/34205
安倍晋三首相は、新型コロナウイルス対策の専門家会議に関し「速記録も適切に保存し、保存期間満了後は国立公文書館に移管の上、原則公表扱いになる」と述べたそうです。
他紙にも関連する記事が掲載されました。

コロナ禍の記録 後世に伝える責務果たしたい
(『読売新聞』のサイトの2020年6月8日付の社説)
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20200607-OYT1T50159/
夕歩道
(『中日新聞』のサイトの2020年6月8日付のコラム)
https://www.chunichi.co.jp/article/69544
議事録が作成されないもどかしさ 専門家会議巡る報道、見えない政権内部の議論
(47NEWSの2020年6月9日付の記事)
https://this.kiji.is/642595045021697121?c=39546741839462401
河北春秋
(『河北新報』のサイトの2020年6月10日付のコラム)
https://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyunju/20200610_01.html
コロナ議事録 速記保存はごまかしだ
(『北海道新聞』のサイトの2020年6月10日付の社説)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/429102
専門家会議録 概要では用をなさない
(『北海道新聞』のサイトの2020年6月10日付の社説)
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200610/KT200609ETI090005000.php
北斗星
(『秋田魁新報』のサイトの2020年6月11日付のコラム)
https://www.sakigake.jp/news/article/20200611AK0018/
コロナ連絡会議、発言記載なし 政府の議事概要判明
(時事通信のサイトの2020年6月12日付の記事)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061201126&g=pol
コロナ連絡会議録、首相の発言記載なく 検証に不安残す
(『東京新聞』のサイトの2020年6月12日付の記事)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/35106?rct=politics

先祖代々の家宝、虫害から守ります 殺虫サービス無料実施

『神戸新聞』のサイトの2020年6月11日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/202006/0013413808.shtml
兵庫県たつの市の龍野歴史文化資料館は、古文書などを虫害から守るため毎年7月に行っている館内の薫蒸に合わせ、市民が持ち込んだ「家宝」も一緒に殺虫するサービスを今年も無料で実施するそうです。