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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

震災や歴史資料早急な保全提言 福島・大熊町アーカイブズ検討委

『河北新報』のサイトの2019年8月30日付の記事です。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190830_63043.html
福島県大熊町のアーカイブズ検討委員会は、東日本大震災と原発事故や町の歴史・文化的資料を早急に収集し、保全する必要性などを渡辺利綱町長に提言したそうです。

公文書管理で第三者委設置へ 東京都が条例改正案

朝日新聞デジタルの2019年8月28日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM8W4F7VM8WUTIL017.html
後世に残すべき公文書の管理の仕組みを整えるため、東京都は、外部の専門家らによる第三者委員会の設置などを盛り込んだ条例改正案を、都議会の議会運営委員会に示したそうです。

慰安婦資料問題は日韓の意向尊重 世界記憶遺産でユネスコ事務局長

共同通信のサイトの2019年8月28日付の記事です。
https://this.kiji.is/539356847073379425?c=39546741839462401
ユネスコのアズレ事務局長は、現在凍結している旧日本軍の従軍慰安婦関連資料の「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録審査に関し、反対する日本と、登録を後押しする韓国の双方の意向を尊重する考えを示したそうです。

千葉県文書館の嘱託職員募集

千葉県文書館が、嘱託職員(古文書収集整理業務)1名を募集しています。
業務は以下の通りです。

千葉県に関する古文書の収集、整理、保存、公開及び普及啓発(講座等講師)等に関する業務

応募資格は以下の通りです。

1.性別、年齢制限無し
2.古文書の読解ができること。
3.パソコン(エクセル、ワード)の操作ができること。
4.県民向け講座(出前講座)の講師を担当できることが望ましい。

応募締切は令和元年9月5日です。
詳しくは、同県のサイトをご参照ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/bunshokan/syokutakubosyu/komon.html

ゲーム学の新時代: 遊戯の原理 AIの野生 拡張するリアリティ

ゲーム学の新時代 遊戯の原理 AIの野生 拡張するリアリティ

  • 中沢新一; 中川大地編著. ゲーム学の新時代: 遊戯の原理 AIの野生 拡張するリアリティ. NTT出版, 2019, 304p.

主な内容は以下の通りです。

はじめに 人新世のゲーム学へ 中沢新一
基調報告 日本ゲームの本質にあるもの 遠藤雅伸
Part.1 ゲーム学の射程と最前線
 〈遊び/ゲーム〉の来歴をめぐって――何が歴史的に構築されたものなのか 井上明人
 本質論としてのゲーム・スタディーズ 松永伸司
 プロテスタントの倫理から〈ルディフィケーション〉へ――フィンランドのゲーム、プレイヤー、ゲーム研究 小林信重
Part.2 ゲーム研究のためのアーカイブ戦略
 研究資源としてのゲームアーカイブ――立命館大学の取り組みを通じて 細井浩一
 ゲーム研究において産学はいかに連携すべきか 川口洋司
 ゲーム保存協会の取り組み――アーキビストから見た日本のゲーム保存の問題点 ルドン・ジョゼフ+ルドン絢子
Part.3 ゲームデザイン/テクノロジーが拡張するもの
 戦わない戦争ゲーム〉にみるゲームデザインの多様性――インディーゲームが描いた、もうひとつの「戦争」 徳岡正肇
 ビデオゲームサウンドは、いかにして聴かれるか――近くて遠い、プレイヤーとサウンドの関係 田中治久(hally)
 〈メタAI〉がひらく可能性――よりリアルになるゲーム世界へ向けて 水野勇太
Part.4 現代ゲームの潮流が導く未来学
 コンピュータゲームが社会規範を拡張する 福地健太郎
 人工知能からはじめるゲーム学――現実とゲーム、人とAIの対称性 三宅陽一郎
 「ゲームデザイン」から「楽しい」ドリブンの世界へ 犬飼博士+吉見紫彩
おわりに 遊戯の原理、AIの野生、拡張するリアリティ 中川大地
あとがき 中川大地

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002460

インフォメーション・ガバナンス: 企業が扱う情報管理のすべて: 顧客情報から社内情報まで

インフォメーション・ガバナンス 企業が扱う情報管理のすべて 顧客情報から社内情報まで

  • ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業); デロイト トーマツ コンサルティング合同会社; デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社編著. インフォメーション・ガバナンス: 企業が扱う情報管理のすべて: 顧客情報から社内情報まで. 東洋経済新報社, 2018, 256p.

主な内容は以下の通りです。

はじめに
第1章 企業に求められる情報マネジメント
第2章 個人情報保護のための情報マネジメント
第3章 営業秘密を管理するための情報マネジメント
第4章 ディスカバリー制度と情報の一元化
第5章 インサイダー取引を防止するための情報管理
第6章 各個別法に対応するための統一的な情報管理手法:まとめ
第7章 現代の情報マネジメントとセキュリティの関係
第8章 日本企業に求められる企業情報マネジメント
第9章 構築が急務となる企業情報システム(ECM)

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://str.toyokeizai.net/books/9784492534007/

効率とコンプライアンスを高める e-文書法 電子化早わかり: 平成27・28年度改正対応

効率とコンプライアンスを高める e‐文書法電子化早わかり―平成27・28年度改正対応

  • 日本文書情報マネジメント協会法務委員会編. 効率とコンプライアンスを高める e-文書法 電子化早わかり: 平成27・28年度改正対応. 日本文書情報マネジメント協会, 2017, 191p.

主な内容は以下の通りです。

第1章 文書情報マネジメント
第2章 「e-文書法」とは
第3章 国税関係書類のスキャナ保存
第4章 スキャナと画像品質
付録1 スキャナ保存の承認申請書記述サンプル・要領
付録2 電子帳簿保存法取扱通達解説(趣旨説明)
付録3 電子帳簿保存法(スキャナ保存図説)Q&A
付録4 e-文書法対象リスト[全業種共通法令]

出版者による紹介が以下のページにあります。
https://www.jiima.or.jp/activity/publishing/reference02/

解説とQ&Aによる国税関係帳簿書類の電子(スキャナ)保存の実務

解説とQ&Aによる国税関係帳簿書類の電子(スキャナ)保存の実務

  • 藤崎直樹編著. 解説とQ&Aによる国税関係帳簿書類の電子(スキャナ)保存の実務. 大蔵財務協会, 2017, 294p.

主な内容は以下の通りです。

第1編 解 説 編
電子帳簿保存法の概要(基本構造)
電子帳簿保存法の制定及び改正の経緯
用語の意義
制度の具体的内容
 制度の対象となる帳簿書類
  制度の適用を受ける際の保存等の要件
  所轄税務署長等による承認制(申請・承認手続)
  電子取引の取引情報に係る電磁的記録の保存制度
  各税法その他の法令の適用
第2編 問 答 編
国税関係帳簿書類の電磁的記録又はCOMによる保存制度及びスキャナ保存制度
 制度の概要
 制度の内容
 申請・承認手続
電子取引の取引情報に係る電磁的記録の保存制度
電磁的記録等に対する各税法の適用
第3編 関係法令等
承認申請書・届出書の様式及び記載要領
電子帳簿保存法・同法施行規則・同法取扱通達三段対照表

出版者による紹介が以下のページにあります。
http://www.zaikyo.or.jp/publishing/books/007653.shtml

改正電子帳簿保存法完全ガイド

改正電子帳簿保存法 完全ガイド (改訂増補版)

  • 袖山喜久造. 改正電子帳簿保存法完全ガイド. 改訂増補版. 税務研究会出版局, 2018, 516p.

主な内容は以下の通りです。

第1章 文書の電子化にあたって 
第2章 文書電子化と今後の展望
第3章 帳簿書類の保存義務
第4章 電子帳簿保存法の概要
第5章 国税関係帳簿書類に係る電磁的記録の保存
第6章 国税関係書類のスキャナ保存制度
第7章 国税関係帳簿書類の電子化の検討
第8章 電子取引に係る電磁的記録の保存義務
第9章 電子化導入事例
第10章 電磁的記録の保存等の承認の手続
参考資料
電子帳簿保存法関係法令通達
電子帳簿保存法 Q&A
各種規程、細則等

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.zeiken.co.jp/store/book/detail/1922

「デジタル遺品」が危ない: そのパソコン遺して逝けますか?

(070)「デジタル遺品」が危ない (ポプラ新書 は 3-1)

  • 萩原栄幸. 「デジタル遺品」が危ない: そのパソコン遺して逝けますか?. ポプラ社, 2015, 167p, (ポプラ新書, 70).

主な内容は以下の通りです。

第1章 「デジタル遺品」がこんなに危ないトラブル7例
第2章 すべてはパスワードから
第3章 遺族になったときにすべきこと
第4章 何を遺し、何を伝え、何を(こっそり)処分する?

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8201070.html

冲方丁さん新時代の創作説く デジタルアーカイブ、若手参入に影響

『岐阜新聞』のサイトの2019年8月23日付の記事です。
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190823/20190823-166850.html
作家の冲方丁さんは、歴史小説やSFを書くに当たり、デジタルアーカイブの構築で下調べが飛躍的に速く体系的にできるようになった利点を紹介したそうです。

個人の戦争遺品、保存が課題に ネット上で取引も

『日本経済新聞』のサイトの2019年8月16日付の記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48641840W9A810C1CR8000/
個人が所有する戦争体験者の遺品がインターネット上の取引サイトに出品されるケースも目立ち、散逸の恐れが高まっている、という内容です。

「松川事件」風化と闘う...記録劣化に危機感 管理運営体制強化

『福島民友新聞』のサイトの2019年8月15日付の記事です。
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20190815-405653.php
松川事件70年の節目を迎え、資料を保存する「松川資料室」がある福島大学は、管理運営体制の強化に取り組んでいるそうです。