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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

山国町に剣豪毛谷村六助の私設資料館 移住者が開く

『大分合同新聞』のサイトの2019年7月12日付の記事です。
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/07/12/JD0058266306
戦国時代の剣豪毛谷村六助にゆかりのある中津市山国町槻木毛谷村で、自宅の一角に古文書や関係資料を展示した私設資料館が誕生したそうです。

宇久島300年 刻む古文書 佐世保市 泊家伝来、観光協会に寄託

『西日本新聞』のサイトの2019年7月11日付の記事です。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/526082/
長崎県佐世保市の宇久島では、島を代々治めた泊家に伝わる古文書が門外不出とされていましたが、現当主らが「貴重な文書の存在を知ってもらおう」と宇久町観光協会に寄託されたそうです。

記念館存続、二審も認めず 新渡戸稲造の史料展示

『産経新聞』のサイトの2019年7月10日付の記事です。
https://www.sankei.com/affairs/news/190710/afr1907100031-n1.html
青森県十和田市が、ゆかりのある新渡戸稲造の史料を展示する市立記念館を耐震強度不足のため条例で廃止処分とし、史料を所有する新渡戸家が処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は、訴えを退けた一審青森地裁判決を支持し、新渡戸家側の控訴を棄却したそうです。

「世界の記憶」、政治化防止を 文科相、ユネスコに要請

共同通信のサイトの2019年7月5日付の記事です。
https://this.kiji.is/519802243638953057?c=39546741839462401
柴山昌彦文部科学相は、ユネスコ本部でアズレ事務局長と会談し「世界の記憶」(世界記憶遺産)登録制度の改革について、加盟国が登録手続きに関与して政治化を防ぐ仕組みとするよう要請したそうです。

沖縄県公文書館の公文書専門員募集

沖縄県文化振興会が、沖縄県公文書館で勤務する公文書専門員1名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

沖縄県公文書館の管理に関する次の業務
(1)公文書等の収集、整理及び保存に関すること
(2)公文書等の閲覧、展示その他の利用に関すること
(3)公文書等の調査及び研究に関すること
(4)公文書等についての専門的知識の普及啓発に関すること
(5)公文書等の目録、資料集等の編纂及び刊行に関すること
(6)その他公文書館の設置の目的を達成するために必要な業務に関すること

応募要件等は以下の通りです。

大学を卒業した者で、公文書館業務に必要な知識、能力または経験を有し、公文書等の管理に関する意欲のある者とする。

募集期間は2019年8月6日までです。
詳しくは、同会のサイトをご参照ください。
http://okicul-pr.jp/info_/2019-07-02-09-58.html

広島大学の記録・文書管理コーディネーター公募

広島大学文書館が、契約専門職員(フルタイム)(記録・文書管理コーディネーター)1名を公募しています。
業務内容は以下の通りです。

(1)法人文書の管理・整理・保存・公開
(2)全学的な法人文書・管理に関する職員研修の企画・実施及び法人文書の評価・選別,廃棄業務等
(3)個人文書の整理・保存・公開

応募資格は以下の通りです。

次の要件をすべて満たしていること。
(1) 昭和37年4月2日以降に生まれた者
(2)4年制大学卒業者又はそれに準ずる者
(3)文書管理業務に3年間以上の実務経験のある者
(4)次のすべての資格等を有する者又は採用後3年以内に取得することができる者
 1国立公文書館,公文書館専門職員養成課程修了者
 2個人情報保護士
(5)学芸員の資格を有していることが望ましい。

応募締切は、令和元年7月31日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://home.hiroshima-u.ac.jp/hua/news/190620koubo.html

古文書調査32年の成果を披露 京都府立丹後郷土資料館で特別展 

『産経新聞』のサイトの2019年7月3日付の記事です。
https://www.sankei.com/region/news/190703/rgn1907030011-n1.html
京都府立丹後郷土資料館の特別展では、古文書群の調査成果を公開するとともに、調査道具や調査風景の写真パネルなども展示しているそうです。

東京大空襲・戦災資料センター 戦争体験者と市民つなぐ 一橋大名誉教授・吉田新館長が抱負 江東 /東京

『毎日新聞』のサイトの2019年7月2日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20190702/ddl/k13/040/019000c
第二次世界大戦末期の米軍による無差別爆撃の実態を伝える「東京大空襲・戦災資料センター」の新館長に吉田裕・一橋大名誉教授が就任したそうです。

段ボールからはく製や標本続々 大学で眠るお宝、大公開

朝日新聞デジタルの2019年7月2日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM6M65ZQM6MOHGB00L.html
岐阜大学が学内に眠る古文書や標本、美術品などの学術資源を洗い出し、実物やデータを公開する「学術アーカイブ事業」に取り組んでいるそうです。

公文書クライシス 首相だけでなく官房長官も「ブラックボックス」 官庁幹部との面談、記録なし

『毎日新聞』のサイトの2019年7月2日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20190702/k00/00m/040/156000c
首相官邸が、菅義偉官房長官と官庁幹部の面談記録を作成していないことを明らかにしたそうです。

国際シンポジウム「デジタル化する歴史災害研究」【7/20】

標記のシンポジウムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、国立歴史民俗博物館のサイトをご参照ください。
https://www.rekihaku.ac.jp/research/inter/2019/symposium2019.html

日程 2019年7月20日(土) 13:00 ~ 17:00
場所 東京大学地震研究所1号館2階 セミナー室A/B(文京区弥生1-1-1)
参加費 無料(要事前申込、先着順)
対象 研究者、学生
使用言語 日本語および英語(同時通訳あり)
主催 国立歴史民俗博物館
共催 東京大学史料編纂所、東京大学地震研究所、東京大学地震火山史料連携研究機構
プログラム
13:00 開会・趣旨説明
13:10 基調講演
「イタリア、欧州、そしてグローバルスケールの歴史地震データ管理 ―10年間の経験から得られた洞察―」
 マリオ・ロカティ(イタリア国立地球物理学火山学研究所)
14:20 講演
「地震研究のための歴史史料の情報化とネットワーク構築をめざして」
 榎原雅治(東京大学史料編纂所,東京大学地震火山史料連携研究機構)
15:10 休憩
15:30 話題提供1
「歴史地震研究と人文情報学ツール」
 加納靖之(東京大学地震研究所,東京大学地震火山史料連携研究機構)
15:50 話題提供2
「歴史地震研究における市民科学」
 橋本雄太(国立歴史民俗博物館)
16:10 パネルディスカッション
17:00 閉会

原子力規制委員会のIT・デジタル化推進プロジェクトマネージャー、アーキビスト公募

原子力規制委員会が、IT・デジタル化推進プロジェクトマネージャー及びアーキビスト(補佐級相当)若干名を募集しています。
職務内容は以下の通りです。

下記の職務を行う職員を募集します。
(1)原子力規制業務のIT化・デジタル化推進プロジェクトマネージャー
原子力規制庁本庁に勤務し、原子力規制に必要な情報システムの開発や必要な資機材の整備並びにそれらの運用管理に関する行政事務を行います。現行の業務プロセスを見直し、IT・デジタル化を推進することによって、職員の働き方改革・原子力規制行政のサービス向上に貢献していただきます。
これらの事務を行うためには、高度情報処理の経験(情報システムの企画立案、調達及び設計業務等)と、安全に対する強い使命感が求められます。
(2)原子力規制に関する文書の収集、保存、公開に関するアーキビスト
原子力規制庁本庁に勤務し、原子力規制に関する文書の収集、保存、公開に関する行政事務を行います。原子力規制庁が保有する行政文書(紙媒体、電子媒体、データベース、Web)をより利用し易くなるよう企画立案・企画の実行を行っていただきます。
これらの事務を行うためには、利用者の方々に喜んでいただけるような素材を積極的に用意していただくマインドとデジタル化技術、著作権等への理解が求められます。

応募資格は以下の通りです。

(1)情報処理、情報セキュリティ及び情報システム開発に関する業務の経験を有する者であって、以下の一に掲げる経験を有し、かつ、二又は三の経験を有する者。
一 学校教育法(昭和22年法律第26号。以下同じ。)による大学、短期大学、高等専門学校若しくは高等学校を卒業した者又はこれらと同等以上の学力を有すると認められる者で、一定の職務経験(大学を卒業した者は5年以上、短期大学及び高等専門学校を卒業した者は7年以上、高等学校を卒業した者は9年以上)を有する者。
二 レベル3以上の情報処理技術者試験に合格している者又は情報処理安全確保支援士試験は同等の資格に合格している者
三 情報セキュリティ対策を施したWebベースの情報システムの設計、構築又は改修の経験を有する者
(2)資料(紙媒体、電磁的記録媒体)の管理に関する専門知識を有する者。これまでに、アーキビスト(又はこれに準ずるもの)としての勤務経験があることが望ましい。また、パソコンを用いて、文書作成やデータ整理ができること。

応募受付期間は令和元年7月19日までです。
詳しくは、同委員会のサイトをご参照ください。
http://www.nsr.go.jp/nra/employ/koubo_puromane.html