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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

「平成」公文書 公開延期は密室性高める

『信濃毎日新聞』のサイトの2019年3月15日付の社説です。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190315/KT190314ETI090009000.php
元号を「平成」に改めた際の過程を記した公文書の公開が、延期される見通しになったことについて、「政府の判断で公文書の保存期限を延期できるのも問題だ」と主張しています。

皇族の貴重な資料、デジタル化へ 皇学館大学

朝日新聞デジタルの2019年3月15日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM3F2T7DM3FONFB001.html
伊勢神宮や皇族に関する資料を多数所蔵する皇学館大学が、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」で資料の公開を始め、20年度中には同大独自のデータベースも運用を始める予定だそうです。

潮来市立図書館 郷土資料デジタル化 傷めず閲覧、自宅で検索も

『茨城新聞』のサイトの2019年3月15日付の記事です。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15525619444780
茨城県の潮来市立図書館は、郷土資料をデジタル化し、同図書館のホームページで公開するデジタルアーカイブの取り組みを始めたそうです。

文系の国際共同研究巻き返しへ 文科省、社会調査データ共有

『産経新聞』のサイトの2019年3月14日付の記事です。
https://www.sankei.com/life/news/190314/lif1903140003-n1.html
人文・社会科学分野の国際共同研究を強化するため、文部科学省が、全国の大学など研究機関による社会調査データの共同利用を可能にするアーカイブ化を推進する方針を決めたそうです。

日本天文遺産、学会が初認定=「明月記」と会津日新館天文台跡

時事通信のサイトの2019年3月14日付の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031400025&g=soc
日本天文学会は、「日本天文遺産」の第1回認定対象として、鎌倉時代の歌人藤原定家の日記「明月記」(京都市の冷泉家時雨亭文庫所蔵)と江戸時代の会津藩校日新館の天文台跡(福島県会津若松市所有)を選んだと発表したそうです。

免田さん資料継ぐ 再審請求中「死刑停止」…国の解釈示す文書も 再審無罪の記録寄贈

『西日本新聞』のサイトの2019年3月13日付の記事です。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/493753/
日本の死刑囚で初めて再審無罪となった「免田事件」の免田栄さんが、自身の再審や死刑に関する資料を熊本大学文書館に寄贈したそうです。

アポロ11号月面着陸50周年記念製作のドキュメンタリー、監督が語る

シネマトゥデイの2019年3月12日付の記事です。
https://www.cinematoday.jp/news/N0107406
アポロ11号の月面着陸50周年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『アポロ 11(原題) / Apollo 11』の制作は、NASAとアメリカ公文書記録管理局にアポロ11号の記録(映像)をアップデート(デジタル化)したいと提案したことから始まったそうです。

震災記録データを世界で活用へ 神戸大とハーバード大が連携

『神戸新聞』のサイトの2019年3月12日付の記事です。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012138279.shtml
神戸大学付属図書館は米国ハーバード大学のエドウィン・O・ライシャワー日本研究所と連携し、近く、同図書館「震災文庫」の記録データが同研究所ポータルサイト「日本災害DIGITALアーカイブ」で検索可能になる見通しとなったそうです。

震災公文書、電子化で保存も すでに廃棄の現状打破へ

朝日新聞デジタルの2019年3月11日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM315FLRM31UNHB00X.html
東日本大震災で被災した市町村が、災害対応や復興の過程で作成した公文書やメモ類などの震災資料について、歴史的な価値があるとして、図書館で管理したり電子化したりする工夫もみられる、としています。

研究成果報告会「維新政権期明治太政官文書研究の現状と課題」【3/23】

標記の研究会が開催されます。
詳しくは、東京大学史料編纂所のサイトをご参照ください。
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

日時 2019年3月23日(土)
 13:30 – 16:30(開場 13:15)
場所 東京大学本郷キャンパス
 山上会館 地下1階 002会議室
基盤研究(C)「維新政権期における明治太政官文書の生成・蓄積と伝来に関する復元的研究」(研究代表者:箱石 大)
13:15 開場
13:30 開始
報告1 箱石 大(東京大学史料編纂所)
維新政権期明治太政官文書の史料学的研究
 ―研究成果の概要―
報告2 石田 七奈子(東京大学史料編纂所)
ウワ書 ・ 端書にみる明治太政官文書の管理
報告3 白石 烈(宮内庁書陵部)
京都御所東山御文庫別置御物と明治太政官文書(仮)
報告4 宮間 純一(中央大学)
「三條実美公年譜」アーカイブズの構造分析(仮)
質疑応答
16:30 終了

アインシュタイン生誕140年 ヘブライ大学が110枚の未公開手稿を展示

『財経新聞』のサイトの2019年3月11日付の記事です。
https://www.zaikei.co.jp/article/20190311/499494.html
アインシュタインが友人に宛てた手紙や覚書は、ある時期までプライベートコレクションとして世に出てくることがなかったそうです。

東日本大震災8年 記録と記憶を紡ごう

『佐賀新聞』のサイトの2019年3月11日付の論説です。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/347702
「大震災に関わる膨大な記録や記憶が残されている。これらを確実に保存し、公開していく、次の世代に継承していくことが、「災後」を生きる私たちの務め、未来への責任ではないか」と主張しています。