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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会 令和元年度第2回講演会「アーカイブズをめぐる法的課題」【12/10】

標記の講演会が開催されます。
参加申し込みは不要です。
詳しくは、神奈川県立公文書館のサイトをご参照ください。
https://archives.pref.kanagawa.jp/www/contents/1549901301988/index.html

タイトル  アーカイブズをめぐる法的課題
開催日時  令和元年12月10日(火)14時30分~16時30分(14時受付開始)
会場  神奈川県立公文書館 2階大会議室
講師  早川 和宏 氏(東洋大学法学部教授)
参加費  無料(一般の方もご参加いただけます)
申込み  不要(当日、会場受付にお越しください)

宮内庁三の丸尚蔵館学芸室の研究職職員募集

宮内庁が、三の丸尚蔵館学芸室の研究職職員1名を募集しています。
採用後の職務は以下の通りです。

三の丸尚蔵館において,写真資料の調査研究・取り扱いの用務,歴史資料の画像及び情報を集約・保存することの用務にたずさわることを職務とする。

応募資格は以下の通りです。

(以下の全条件を満たすこと)
1.大学又は大学院において,歴史学を専攻してその基礎的知識を有し,写真資料の調査研究と情報整理に意欲的に取り組める者で,大学院の修士課程修了(採用時点での修了見込みを含む。)もしくは同等の研究実績を有する者。
2.学芸員資格を有する者。(令和2年3月末日までの取得見込の者を含む。) <<
書類提出期限は令和元年12月17日です。
詳しくは、同庁のサイトをご参照ください。
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/saiyo/yod-r011118-2.html

デジタルでつなぐ首里城 再建へ議論しよう 沖縄デジタルアーカイブ協議会、写真や映像募る

『沖縄タイムス』のサイトの2019年11月18日付の記事です。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/499119
沖縄デジタルアーカイブ協議会は、首里城の復元に関する記録のデジタル化や首里地域の観光コンテンツ制作を目指し、「首里城アーカイブ基金」を設立したそうです。

歴史的資料 災害から守り後世に伝えたい

『読売新聞』のサイトの2019年11月17日付の社説です。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191116-OYT1T50306/
台風19号がもたらした水害で各地の博物館や図書館が浸水して、歴史的な資料や書籍などに大きな被害が出たことについて、「今回の教訓を踏まえ、水害から大事な収蔵物をどう守るか、防災体制を再点検しておくべきだ」と主張しています。

意思決定過程、記録に 検証が可能に 県、公文書で義務化 部長以上への説明、行政処分など /奈良

『毎日新聞』のサイトの2019年11月17日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20191117/ddl/k29/010/248000c
奈良県は、行政文書(公文書)の運用を変え、経緯を含めた政策の意思決定過程を残すことを義務化したそうです。

台風で浸水した収蔵品、凍らせます 川崎のミュージアム

朝日新聞デジタルの2019年11月16日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASMCH5VJ7MCHULOB01B.html
台風19号による豪雨で地下の収蔵庫が水没した川崎市市民ミュージアムは、水に浸ってしまった古文書など紙の収蔵品の一部を冷凍コンテナで一時保管する方針だそうです。

泥まみれの資料救え 長野の博物館に全国の専門家

朝日新聞デジタルの2019年11月15日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASMC800MRMC7UOOB01H.html
台風19号の豪雨による千曲川などの氾濫で泥水につかった古文書などの歴史的資料を助けようと、長野県内外の専門家らが保全を急いでいる、という内容です。

GitHub、OSSのソースコードを1000年単位で保存 2次元コード化しフィルムに印刷、人類の共有財産として永久凍土の下に保管へ

ITmedia NEWSの2019年11月15日付の記事です。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/15/news083.html
米国のGitHubは、ノルウェーの永久凍土の地下にある情報保管庫に、GitHub上のソースコードをコピーして保存する他、月単位や年単位のコピーをInternet Archiveなど協力団体のデータベースからダウンロードできるようにするそうです。

古典籍デジタル化で協力 中津市と国文学資料館

『読売新聞』のサイトの2019年11月14日付の記事です。
https://www.yomiuri.co.jp/local/oita/news/20191113-OYTNT50092/
大分県中津市と市教育委員会は、国文学研究資料館が進める近代以前に出版・書写された書物「古典籍」のデジタル画像をデータベース化する事業に協力する覚書を資料館と交わしたそうです。

中日春秋

『中日新聞』のサイトの2019年11月14日付のコラムです。
https://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2019111402000115.html
ローマ法王庁では古くから、膨大な資料や書類が公文書館などに収められてきたことに言及し、内閣府が「桜を見る会」の招待者名簿を「速やかに廃棄」したことについて、「ことの理非の裁定を、歴史からも、人からも、遠ざける知恵に思える」としています。

桜を見る会 今年の招待名簿、既に廃棄 保存1年未満の運用

『東京新聞』のサイトの2019年11月13日付の記事です。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019111302000247.html
安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」の招待客名簿を会の終了後、一年未満に廃棄していることが明らかになったそうです。

台風被害から古文書、書画救え 歴史研究者ら奔走

朝日新聞デジタルの2019年11月9日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASMC6530KMC6UNHB00H.html
台風19号で水や泥につかった古文書や書画などを救出・再生しようと、歴史研究者らでつくるNPO「宮城歴史資料保全ネットワーク」が奔走している、という内容です。

アーカイブズ学講演会「フランスにおけるアーキビスト養成(過去、現在、未来):学問的、社会的および政治的課題」【12/7】

標記の講演会が開催されます。
参加申し込みは不要です。
詳しくは、学習院大学大学院アーカイブズ学専攻のサイトをご参照ください。
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/arch/

オリヴィエ・ポンセ教授 アーカイブズ学講演会
第1部: ご講演(45分) オリヴィエ・ポンセ教授(フランス国立文書学校)
演題「フランスにおけるアーキビスト養成(過去、現在、未来):学問的、社会的および政治的課題」
第2部: 質疑応答(90 分)
<翻訳・通訳> 岡崎 敦 教授(九州大学大学院人文科学研究院)
日時  2019年12月7日(土)午後3時~5時30分
会場  学習院大学 中央棟 301(JR 山手線目白駅下車3分)
申込不要(誰でも参加可能)
主催  学習院大学大学院 人文科学研究科 アーカイブズ学専攻
共催  学習院大学文学会
協力  科学研究費 挑戦的研究(萌芽)18K18528「国際化、情報化環境における歴史資料の公共的利活用と管理に関する基礎的研究」(代表者 岡崎敦)
後援  内閣府、独立行政法人国立公文書館、日本アーカイブズ学会
なお、上記の講演会の終了後に、ささやかな懇親会をおこないます(北2号館10階 中会議室)。

シンポジウム「文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―」【12/1】

標記のシンポジウムが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、文化遺産国際協力コンソーシアムのサイトをご参照ください。
https://www.jcic-heritage.jp/jcicheritageinformation20191008/

主 催:文化遺産国際協力コンソーシアム、文化庁
日 時:2019(令和元)年12月1日(日)13時00分~17時00分(開場:12時30分~)途中入退場可
場 所:政策研究大学院大学 想海樓ホール 東京都港区六本木7-22-1
 当日は南門よりお入りください。
交通案内:東京メトロ日比谷線・都営大江戸線 六本木駅 7番出口から徒歩7分
 東京メトロ千代田線 乃木坂駅 5番出口から徒歩6分
参加費:無料
定 員:300名
後 援:外務省、国際協力機構、国際交流基金
プログラム
13:00-13:05 開会挨拶
 岡田保良(文化遺産国際協力コンソーシアム副会長/国士舘大学イラク古代文化研究所 教授)
13:05-13:25 趣旨説明
 山内和也(文化遺産国際協力コンソーシアム西アジア分科会長/帝京大学文化財研究所 教授)
13:25-14:00 講演1「秦始皇帝の焚書坑儒の真相」
 鶴間和幸(学習院大学文学部 教授)
14:00-14:35 講演2「エジプトにおける文字記録の抹殺とアレクサンドリア大図書館の焼失」
 近藤二郎(早稲田大学文学部 教授)
14:35-14:45 休憩
14:45-15:20 講演3「ユーゴ内戦時の文化遺産の破壊―サラエヴォ図書館、コソボの教会堂などを例として―」
 鐸木道剛(東北学院大学文学部 教授)
15:20-15:55 講演4「テロと古文書と誇り―マリ北部トンブクトゥにおける事例から―」
 伊東未来(西南学院大学国際文化学部 講師)
15:55-16:05  休憩
16:05-16:55 パネルディスカッション「破壊の論理と文化遺産保護」
 ファシリテーター:中村雄祐(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)
 パネリスト:鶴間和幸、近藤二郎、鐸木道剛、伊東未来
16:55-17:00 閉会挨拶
 青木繁夫(文化遺産国際協力コンソーシアム副会長/東京文化財研究所 名誉研究員)
17:10- 懇談会
(事前申込・会費制 一般3,000円/学生2,000円)