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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

「肖像権ガイドライン円卓会議―デジタルアーカイブの未来をつくる」【9/26】

標記のラウンドテーブルが開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
http://digitalarchivejapan.org/symposium/shozoken

主催 デジタルアーカイブ学会
後援 デジタルアーカイブ推進コンソーシアム(DAPCON)
日時 2019年9月26日(木)午後3時30分~6時30分
会場 御茶ノ水ワテラスコモンホール
(千代田区神田淡路町2―101)
参加費 無料(定員150名)
プログラム 
1.開会の挨拶:15:30-15:35
 吉見俊哉(デジタルアーカイブ学会会長代行・東京大学教授)
2.デジタルアーカイブにおける肖像権の諸問題:15:35-16:00
 瀬尾太一(日本写真著作権協会常務理事・授業目的公衆送信補償金等管理協会常務理事)
3.肖像権処理ガイドライン(案)の概要:16:00-16:30
 数藤雅彦(弁護士)
休憩 16:30-16:40
4.ラウンドテーブル:16:40-18:00
<討論者(予定)>
 足立昌聰(弁護士)
 生貝直人(東洋大学准教授)
 坂井知志(国士舘大学スポーツアドミニストレーター)
 数藤雅彦(弁護士)
 瀬尾太一(日本写真著作権協会常務理事・授業目的公衆送信補償金等管理協会常務理事)
 長坂俊成(立教大学教授)
 福井健策(弁護士):司会
 宮本聖二(立教大学教授)
 渡邊英徳(東京大学教授)
5.フロアからの質問・意見:18:00-18:30

戦後憲法裁判の記録を多数廃棄 自衛隊や基地問題、検証不能に

共同通信のサイトの2019年8月5日付の記事です。
https://this.kiji.is/530717544895661153?c=39546741839462401
合憲違憲などが争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を、全国の裁判所が既に廃棄処分していたことが分かったそうです。
他紙にも関連する記事が掲載されました。

「特別保存」の総数440件 憲法以外も含め裁判記録(共同通信のサイトの2019年8月5日付の記事)
https://this.kiji.is/531058721652294753?c=39546741839462401
重要な憲法裁判記録 規定では保存義務づけ(『東京新聞』のサイトの2019年8月5日付の記事)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019080502000144.html
裁判記録の廃棄 公的な財産の認識欠く(『信濃毎日新聞』のサイトの2019年8月6日付の社説)
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190806/KT190805ETI090009000.php
憲法裁判記録の廃棄 明確な保存ルール確立を(『熊本日日新聞』のサイトの2019年8月7日付の社説)
https://kumanichi.com/column/syasetsu/1143834/
憲法裁判の記録廃棄 後世の検証絶やす愚行だ(『琉球新報』のサイトの2019年8月7日付の社説)
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-967343.html
憲法裁判記録 国民の共有財産 葬るな(『沖縄タイムス』のサイトの2019年8月7日付の社説)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/455330
裁判記録廃棄 「司法史」は永久保存に(『東京新聞』のサイトの2019年8月8日付の社説)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019080802000174.html
裁判記録の廃棄 後世の検証を阻む愚行だ(『徳島新聞』のサイトの2019年月日付の社説)
https://www.topics.or.jp/articles/-/242419

被爆者資料、散逸に危機感 広島には公文書館があるが…

朝日新聞デジタルの2019年8月9日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM844GXJM84TOLB008.html
長崎県が新県立図書館を大村市に整備するのを機に、長崎の研究者たちは県や市に近現代史の資料の保存・公開体制強化を要望しようと、準備を進めているそうです。

三陸アーカイブ減災センターが震災前の写真募集 心の原風景、広く共有

『河北新報』のサイトの2019年8月6日付の記事です。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190806_33036.html
一般社団法人「三陸アーカイブ減災センター」が、岩手県陸前高田市で東日本大震災前に撮影された写真を募集しているそうです。

公開資料10万点超す 熊本地震デジタルアーカイブ

『熊本日日新聞』のサイトの2019年8月5日付の記事です。
https://this.kiji.is/530883162142704737?c=92619697908483575
熊本地震に関する写真や文書などの記録をデータ化し、一般に公開している熊本県の「熊本地震デジタルアーカイブ」の掲載資料が10万点を超えたそうです。

戦前の「行政裁判所」の記録、最高裁が保管 公立公文書館が目録公開へ

『産経新聞』のサイトの2019年8月4日付の記事です。
https://www.sankei.com/affairs/news/190804/afr1908040005-n1.html
明治憲法下で設置されていた特別裁判所の一つである「行政裁判所」の訴訟記録と判決の原本14件分が最高裁で保管されており、すでに国立公文書館に移管したそうです。

診断データの電子化を推進 厚労省 過去の記録確認、自己管理促す

SankeiBizの2019年7月30日付の記事です。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190730/mca1907300500001-n1.htm
厚生労働省は、学校や会社、地域で受ける健康診断、がん検診などの結果の電子化を徹底し、できるだけ長く保存するよう自治体や健康保険組合に求めるそうです。

豪雨被災後 文化財1000点救出 岡山史料ネットが報告

『山陽新聞』のサイトの2019年7月30日付の記事です。
https://www.sanyonews.jp/article/923820
岡山県内の史料保全ボランティアでつくる「岡山史料ネット」の活動報告会で、西日本豪雨後に各地で行った被災文化財のレスキュー活動が報告された模様を報じています。

震災前の写真募り「思い出」捜しに提供 陸前高田

朝日新聞デジタルの2019年7月30日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/ASM7T2RYVM7TUJUB001.html
東日本大震災で流出した写真などを持ち主に返す活動を続けている岩手県陸前高田市の「三陸アーカイブ減災センター」が、震災前の祭りやイベントで撮影された集合写真などの提供を呼びかけているそうです。

公文書管理 都合の悪い情報も残せ

『東京新聞』のサイトの2019年7月29日付の社説です。
https://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2019072902000109.html
首相と省庁幹部との面談記録を官邸が作っていないことについて、「政権に都合のいい文書であれ、都合の悪い文書であれ、すべて記録することに意味がある」と主張しています。

ポスト復興期、財政支援に不安 健康づくり、思い出品返却…継続に壁 陸前高田の被災者支援団体

『河北新報』のサイトの2019年7月28日付の記事です。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190728_31001.html
東日本大震災のがれきの中から見つかった写真や物品を持ち主らに返却する事業は、財源不足でいったん終了し、その後、復興庁が財政支援に乗り出したそうです。

X線画像、廃棄規則守らず 岐阜市がん検診

『岐阜新聞』のサイトの2019年7月27日付の記事です。
https://www.gifu-np.co.jp/news/20190727/20190727-159926.html
2011~13年度に乳がんや肺がん、胃がんの検診を受診した岐阜市民約5万6千人分のエックス線画像が、市に保管されていたことについて、「5年間の保存期間が過ぎ、18年度までに順次廃棄すべきだったが、適切に管理されていなかった」としています。

同志社大学の社史資料調査員募集

同志社大学が、特定業務職員(社史資料調査員)1名を募集しています。
業務内容は以下の通りです。

社史(同志社の歴史)資料の収集、整理、調査、企画、展示、レファレンス等の業務

応募資格は以下の通りです。

1~4の要件をすべて満たす者。
1.博士課程(前期課程)または修士課程を修了した者、あるいはそれに準ずる者
2.学芸員資格を有する者、または博物館、資料館等で資料の収集、保管、展示等に携わった経験を有する者
3.古文書や近代書簡などのくずし字の読解力を有する者、または英文資料を扱える者
4.近代日本におけるキリスト教ないし、キリスト教系学校史に深い関心を有する者

書類提出締切日は2019年9月6日です。
詳しくは、同大学のサイトをご参照ください。
https://www.doshisha.ac.jp/doshisha/recruit/assistant.html

全史料協近畿部会第152回例会「学校資料の未来を考える―『近代滋賀の教育人物史』編纂を振り返って―」【8/31】

標記の研究会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会近畿部会のサイトをご参照ください。
http://jsai.jp/iinkai/kinki/kinki-top.html

と き 令和元年(2019)8月31日(土曜日) 14:00~17:00  new!
ところ 滋賀県庁北新館 3階 中会議室(大津市京町4丁目1番1号)
テーマ
 学校資料の未来を考える
    ―『近代滋賀の教育人物史』編纂を振り返って―
報告者
 宮坂朋幸氏(大阪商業大学)
 久保田重幸氏(愛荘町立愛知中学校)
コメント 和崎光太郎氏(浜松学院大学短期大学部)

防災へ、みんなで古文書読み解く 東大地震研の史料500点、ネットで公開 5000人参加

朝日新聞デジタルの2019年7月25日付の記事です。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14112066.html
過去の災害について記された古文書の知見を防災に役立てる研究で、「くずし字」で書かれた古文書をインターネットで公開し、市民が協力して解読する取り組みが成果を上げているそうです。