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手と足と眼と耳: 地域と映像アーカイブをめぐる実践と研究

手と足と眼と耳:地域と映像アーカイブをめぐる実践と研究

  • 原田健一; 水島久光編著. 手と足と眼と耳: 地域と映像アーカイブをめぐる実践と研究. 学文社, 2018, 328p.

主な内容は以下の通りです。

I デジタルアーカイブをどうデザインするか
 1. ソーシャル・デザインとしてのデジタルアーカイブ(水島久光)
 2. 地域の知の再編 「地域デジタルコモンズ」の実現に向けて (前川道博)
 3. 「可能現実存在」としてのデジタルアーカイブの作法(原田健一)    ―新潟大学地域映像アーカイブ映像データベースと新潟県立図書館郷土新聞画像データベースの統合をめぐって
II. アーカイブの実践と地域
 4. 「ゆうばりアーカイブ」がつなぐもの(水島久光) ―地域映像アーカイブの構築と活用に関する課題
 5. 地域社会における近い過去の歴史表象の意味(浅岡隆裕)
 6. 地域ネットワークの集積拠点(ハブ)を構築する(板倉史明)    ―アーカイブと大学の連携活動から
 7. エフェメラメディアを凝視する(石田佐恵子) ―萬年社アーカイブ・CMデータベースの事例から
 8. 教育と研究におけるアニメ中間素材のアーカイブ化 (キム・ジュニアン,石田美紀)
 9. 「村の肖像」制作の現場から(榎本千賀子) ―福島県大沼郡金山町における映像アーカイブ構築
 10. 「コミュニティ」の映像 (原田健一) ―地域・メディア・研究をつなぎ直す
III. アーカイブするための方法と学習 
 11. 記憶のトリガー (松谷容作)  ―映像アーキビスト養成のための一提言
 12. デジタル映像アーカイブを使ったワークショップの試み (北村順生)
 13. 郷土を調べる子どもたち(佐藤守弘)  ―『北白川こども風土記』と<アーカイブする実践>
Ⅳ 領域横断的分析 ―荻野茂二フィルムをかこむ複数の手と眼差し
 14. 共同作業による映像研究(原田健一・水島久光)
 15. 工房としての荻野茂二(原田健一)  ―多産な映像器械の産出構造
 16. 欲望の居所をつくる(榎本千賀子)  ―荻野茂二とオギノ8ミリ教室
 17. 『愛好家』の映像アーカイブ(小河原あや)  ―荻野茂二をめぐる「公-私」の視点から
 18. 近代都市と労働者へのまなざし(北村順生)   ―荻野茂二と能勢克男の場合
 19. ミクロな映像を“群”として視ることでわかる“意味”(椋本輔)
 20. 荻野茂二と「映画」との距離について(水島久光)

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.gakubunsha.com/book/b356546.html