- 吉田ゆり子; 八尾師誠; 千葉敏之編. 画像史料論: 世界史の読み方. 東京外国語大学出版会, 2014, 326p.
主な内容は以下の通りです。
I 画像を読み解く
「ベアトゥス写本挿絵にみる中世イベリア世界」久米順子
イメージの芽1 「エンリケ航海王子の3つの肖像画」金七紀男
「プランバナン寺院シヴァ堂のラーマーヤナ浮彫」青山亨
イメージの芽2 「ネクロポリスの空間構成と近代化――バルセローナの墓地を例として」立石博高
「王座を担う群像を見よ!――ダレイオス大王の浮彫」吉枝聡子
イメージの芽3 「上座仏教社会における白象」土佐桂子
II 画像を造る/破壊する
「聖画像の造像と破壊――イコノダリズムとイコノクラスム」千葉敏之
イメージの芽4 「文化大革命における偶像創造」小林二男
「記念碑に見るホロコーストの歴史と記憶――ポーランドとドイツの強制収容所跡記念碑・記念施設を中心に」相馬保夫
イメージの芽5 「メアリー・フェイガンの墓――墓碑に刻まれた嘘とその意味するもの」佐々木孝弘
III 画像が語る
「写真によるホメイニー師表象の変化とイラン・イスラーム革命」八尾師誠
イメージの芽6 「バリケード上のアマゾネス――1848年革命の女性像」篠原琢
イメージの芽7 「かわるラオス紙幣の図柄」菊池陽子
「ソ連の政治ポスター――総力戦の時代のプロパガンダとカリカチュア」鈴木義一
イメージの芽8 「ロックウェルが描いたアメリカ」金井光太朗
「地図の描き方と統治の手法――モンゴルの古地図をめぐって」上村明
イメージの芽9 「山縣大尉の外モンゴル調査と軍用地図」二木博史
「幻の木々を求めて――城絵図を読み解く」吉田ゆり子
イメージの芽10 「商人たちの旅――中国明清時代」臼井佐知子
出版者による紹介が以下のページにあります。
http://www.tufs.ac.jp/blog/tufspub/