勉誠出版が発行する『アジア遊学』第113号(2008年8月)の特集は、「地域情報学の創出」です。
主に以下の記事で構成されています。
巻頭座談会 地域研究における情報学を考える
石井米雄/田中耕司/柴山 守/貴志俊彦
タイ語『三印法典』コンピュータ総辞索引
柴山 守/アルンラット・ウィチェンケオ/石井米雄
総論 地域情報学の目指すところ―地域研究におけるGISの応用
柴山 守/原 正一郎
◎第一部 地域研究から情報学へのアプローチ
日本
近代移行期の死亡構造を捉える時空間情報システムの必要性 川口 洋
『大日本地名辞書』から広がる地名オントロジの可能性
相田 満
正倉院文書データベースと「復原」
後藤 真
近代文学で描かれた東京の河川環境
谷口智雅
中国
戦争とメディアをめぐる歴史画像デジタル化の試み
貴志俊彦
「戦前期、東アジア絵はがきデータベース」の使い方
貴志俊彦
感染症の流行に関する歴史データの整理とその国際保健・疫学への応用
飯島 渉
東南アジア
東北タイ仏教徒社会の時空間マッピング
林 行夫
サマ・バジャウの人口分布に関する覚書
長津一史
ポスト・インド洋津波の時代の災害地域情報
山本博之
ハノイの空間と時間
桜井由躬雄
西アジア
歴史的文書記述からの空間関係の推論
浅見泰司
◎第二部 情報学から地域研究へのアプローチ
空間に基づいた情報解析ツール
原 正一郎
HuMapの使い方
原 正一郎
時間に基づいた情報解析ツール
関野 樹
HuTimeの使い方
関野 樹
時空間統合アーカイブズの構築を目指して
久保正敏
航空写真に見る東北タイ稲作変化
星川圭介
ハノイの三次元都市モデルの構築に向けて
米澤 剛
地域情報学をささえるアーカイブズという基盤
五島敏芳
デジタル地名辞書構築とその利用
桶谷猪久夫
地域研究のための現地情報収集支援システム
石川正敏
研究トレンド 人文科学におけるGIS利用の動向
梅川通久
最初の一歩はグーグルアースから
米澤 剛
この号についての詳細は、出版社のサイトをご参照ください。
http://www.bensey.co.jp/book/2038.html