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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

千葉県文書館の会計年度任用職員募集

千葉県文書館が、会計年度任用職員1名を募集しています。
募集する業務は以下の通りです。

千葉県に関する古文書等の収集、整理、保存、公開及び普及啓発(講座等講師)に関する業務。

応募資格は以下の通りです。

古文書の読解ができること。
パソコン(ワード、エクセル)の操作ができること。
県民向け講座(出前講座)の講師を担当できることが望ましい。

応募締切は令和3年9月3日です。
詳しくは、同館のサイトをご参照ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/bunshokan/kaikeinendobosyuu4.html

旧東ドイツ秘密警察の膨大な諜報記録 「シュタージ文書」が公文書館に

ナショナルジオグラフィック日本版サイトの2021年8月14日付の記事です。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/stories/21/080500043/
ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の秘密警察シュタージの諜報ファイルが、ドイツ連邦公文書館に移されるそうです。

公文書電子化 「記録を残す」を根本に

朝日新聞デジタルの2021年8月14日付の社説です。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15010028.html
デジタル時代の公文書管理のあり方について「都合の悪い情報を含め、事実関係をつぶさに記録に残すことが前提となる。紙でもデジタルでも、それは変わらない」と主張しています。

「あまがさきアーカイブズ」が夏休み自由研究サポート 「気軽に相談して」

『尼崎経済新聞』のサイトの2021年8月12日付の記事です。
https://amagasaki.keizai.biz/headline/1110/
尼崎市立歴史博物館にある「あまがさきアーカイブズ」が、夏休みの自由研究の課題になりそうなテーマを集めた「自由研究課題シート」を用意しているそうです。

不祥事防止、対外発信…公文書専門家「アーキビスト」人気じわり

『産経新聞』のサイトの2021年8月9日付の記事です。
https://www.sankei.com/article/20210809-BS5GUCY64BM4PG5BJ7ILTEFDRQ/
アーキビストを養成する大学院が増えているが、地方自治体における受け皿が少ないなど、不安定な処遇が課題となっている、としています。

外交を記録し、公開する: なぜ公文書管理が重要なのか

  • 服部龍二. 外交を記録し、公開する: なぜ公文書管理が重要なのか. 東京大学出版会, 2020, 272p.

外交を記録し、公開する: なぜ公文書管理が重要なのか
主な内容は以下の通りです。

序 章 なぜ公文書管理が重要なのか──「書類整備の完否は外交の勝敗を決する」
第1章 外務省の文書管理と編纂──1869~1941年
第2章 太平洋戦争から占領,独立へ──1942~1968年
第3章 外務省外交史料館と30年ルール──1969~1992年
第4章 外務省文書課の廃課と情報公開法──1993~2000年
第5章 アジア歴史資料センターと外務省改革「行動計画」──2001~2008年
終 章 外務省「密約」調査と公文書管理法──2009年~現在

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.utp.or.jp/book/b498549.html

近代日本の外交史料を読む

  • 熊本史雄. 近代日本の外交史料を読む. ミネルヴァ書房, 2020, 416p, (史料で読み解く日本史, 3).

近代日本の外交史料を読む (史料で読み解く日本史 3)
主な内容は以下の通りです。

はしがき
序 章 近代日本の外交史料への招待——公文書を“読む”とは
第I部 外交文書の概要を知る ——公文書のなかの外交文書
 第1章 「外務省記録」とは
 第2章 電報の読み方
 第3章 公信の読み方
 第4章 原文書と編纂史料とデジタルアーカイブズ
第II部 記録の構造変化に即して“読む”——記録秩序論
 第5章 分類規程の改編と記録秩序の変化
 第6章 記録の移管にみる政策対応の変化
 第7章 原秩序の復元からみる「外務省記録」のなかの拓務省文書
第III部 文書の処理に即して“読む”——組織制度論・政策論
 第8章 文書回付からみる参事官制度
 第9章 「写」供与の変化にみる政策対応の変化
 第10章 〈亜細亜局保管文書〉の再現にみる組織の機能
 第11章 〈文化事業部保管文書〉の再現にみる文化外交像
終 章 歴史研究への応用  ——「近代史料学」の構築へ向けて
あとがき

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.minervashobo.co.jp/book/b496814.html

アーカイブズと歴史学: 日本における公文書管理

  • 小池聖一. アーカイブズと歴史学: 日本における公文書管理. 刀水書房, 2020, 200p.

アーカイブズと歴史学: 日本における公文書管理
主な内容は以下の通りです。

はじめに 
序章 公文書管理とはなにか 
第1章 日本におけるアーカイブズと歴史学 
第2章 公文書管理法成立時からの問題点 
第3章 公文書管理法改正試案 
第4章 国立公文書館の問題点 
第5章 公文書管理の明日  
第6章 広島大学文書館の実験 
終章 アーカイブズ・公文書館の今後―国民・市民の「歴史」  
おわりに 

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.tousuishobou.com/kenkyusyo/4-88708-460-5.htm

公文書危機: 闇に葬られた記録

  • 毎日新聞取材班. 公文書危機: 闇に葬られた記録. 毎日新聞出版, 2020, 256p.

公文書危機 闇に葬られた記録
主な内容は以下の通りです。

序章 霞が関の常識
第1章 不都合な記録
第2章 ファイル名ぼかし
第3章 記録を捨てた首相
第4章 安倍総理の記録
第5章 総理執務室の内側
第6章 官尊民卑
第7章 官房長官の ‶ウソ"
第8章 官僚の本音
第9章 謀略
終章 焚書

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://mainichibooks.com/books/social/post-52.html

アーカイブズと私: 大阪大学での経験

  • 阿部武司. アーカイブズと私: 大阪大学での経験. クロスカルチャー出版, 2020, 184p, (CPCリブレ, 12).

アーカイブズと私―大阪大学での経験― (全1巻) (CPCリブレ)
主な内容は以下の通りです。

はじめに 
第1章 図書館・博物館・文書館 
第2章 企業アーカイブズと大学 
第3章 大学アーカイブズと企業アーカイブズ―現状と課題― 
第4章 アーカイブズ創設とアーキビスト 
第5章 大阪大学アーカイブズの構築 
第6章 日本の官公庁における文書保存 
第7章 外国のアーカイブズ 
第8章 大阪大学経済史・経営史資料室 
第9章 社会科学研究の国際化 
第10章 読書の効用 

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://crosscul.com/book/b556985.html

目からウロコの海外資料館めぐり

  • 三輪宗弘. 目からウロコの海外資料館めぐり. クロスカルチャー出版, 2019, 163p, (CPCリブレ, 10).

目からウロコの海外資料館めぐり (全1巻) (CPCリブレ)
主な内容は以下の通りです。

I アメリカのアーカイブ
 1 米国国立公文書館本館
 2 米国国立公文書館II
 3 米国議会図書館
 4 米海軍歴史センター
 5 メリーランド大学プランゲコレクション
 6 ワシントンDCアラカルト―走り回りますDCを!
 7 米国国立公文書館サンフランシスコ分館
 8 スタンフォード大学フーバーアーカイブ
 9 F.D.ローズベルト大統領図書館
 10 ノートルダム大学アーカイブ
 11 テキサス大学オースティンアメリカ史研究センター
 12 L.B.ジョンソン大統領図書館 
II ヨーロッパ(英 仏 独)
イギリス編
 13 大英図書館
 14 英国国立公文書館
 15 帝国戦争博物館リサーチルーム 
フランス編
 16 ルヴァルドの炭鉱博物館 
ドイツ編
 17 ボーフム大学附属社会運動研究所とルール地域図書館
 18 ザクセンハウゼン博物館(強制収容所)とユダヤ博物館
III オセアニア・アジア(豪 韓国 中国)
オーストラリア編
 19 オーストラリアの首都キャンベラアラカルト シドニーからキャンベラへ
 20 オーストラリア国立公文書館キャンベラ分館
 21 オーストラリア戦争記念館リサーチセンター
 22 オーストラリア国立図書館 
韓国編
 23 ソウル大学校中央図書館古文献資料室
 24 国立日帝強制動員博物館
 25 国家記録院歴史記録館(釜山)
中国編
 26 中国第二歴史档案館
 27 南京大虐殺档案館

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://crosscul.com/book/b556983.html

国家と記録: 政府はなぜ公文書を隠すのか?

  • 瀬畑源. 国家と記録: 政府はなぜ公文書を隠すのか?. 集英社, 2019, 232p, (集英社新書).

国家と記録 政府はなぜ公文書を隠すのか? (集英社新書)
主な内容は以下の通りです。

はじめに
序章 新自由主義時代の情報公開と公文書管理制度
第一部 公文書の危機
 第一章 森友学園問題の再燃
 第二章 文書「改竄」と民主主義の危機
 第三章 政策決定過程の文書を残すことの意義
 第四章 イラク日報問題に見る公文書管理の歪み
 第五章 加計問題に見る公文書公開のあり方
 第六章 愛媛県公文書管理条例の問題点
第二部 公文書管理をどうすべきか
 第七章 皇室会議の議事録、昭和天皇「独白録」
 第八章 宮内庁宮内公文書館
 第九章 行政文書の管理に関するガイドライン改正
 第一〇章 電子メールは行政文書か
 第一一章 政府の公文書管理適正化の取り組みをどう考えるか
第三部 未来と公文書
 第一二章 行政文書の定義から外れる「歴史的文書」の保存問題
 第一三章 安曇野市文書館の開館
 第一四章 地方公共団体の公文書管理問題を考える
 第一五章 アジア歴史資料センター
第四部 対談 情報公開と公文書管理の精度をどう機能させるか 三木由希子×瀬畑源
おわりに

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0996-a/

アーカイブズ論: 記録のちからと現代社会

  • スー・マケミッシュ; マイケル・ピゴット; バーバラ・リード; フランク・アップウォード編. 安藤正人; 石原一則; 坂口貴弘; 塚田治郎; 保坂裕興; 森本祥子訳. アーカイブズ論: 記録のちからと現代社会. 明石書店, 2019, 272p.

アーカイブズ論――記録のちからと現代社会
主な内容は以下の通りです。

翻訳にあたって
日本語版に寄せて
本書について
第1章 痕跡:ドキュメント,レコード,アーカイブ,アーカイブズ
第2章 アーカイブズ機関
第3章 アーカイブズを職とすること:人間ならではのいとなみ
第4章 レコードキーピングとアカウンタビリティ
第5章 レコードキーピングと法的ガバナンス
第6章 レコードキーピングと社会的なちから

出版社による紹介が以下のページにあります。
https://www.akashi.co.jp/book/b496958.html

歴史に向きあう: 未来につなぐ近現代の歴史

  • 黒沢文貴. 歴史に向きあう: 未来につなぐ近現代の歴史. 東京大学出版会, 2020, 288p.

歴史に向きあう: 未来につなぐ近現代の歴史
主な内容は以下の通りです。

はじめに
第一部 歴史を歴史にする――対立の火種から和解の糧へ
 第1章 昭和戦前期の歴史にどのように向きあってきたのか――「戦争の構造」と「歴史の構造」をめぐって
 第2章 再び昭和戦前期の「戦争の構造」を考える
 第3章 歴史と和解――「歴史」の「政治化」から「歴史」の「歴史化」へ
第二部 歴史の記憶と記録を継承する――国内外における歴史の共有に向けて
 第4章 デジタル・アーカイブがすすめる歴史史料の共有――アジア歴史資料センターの設立と役割
 第5章 歴史を知り,学ぶ場としての歴史博物館――舞鶴引揚記念館とユネスコ世界記憶遺産
第三部 歴史を記録し史料とする――公文書,私文書,証言記録
 第6章 歴史史料としての公文書――占領期までの外交記録の残り方
 第7章 歴史史料としての日記
 第8章 文書史料とは異なる歴史史料――オーラル・ヒストリーとしてのGHQ歴史課陳述録
 補章 歴史を紡ぎ編む
おわりにかえて――歴史と時間

出版社による紹介が以下のページにあります。
http://www.utp.or.jp/book/b488168.html