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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

デジタルアーカイブ学会第6回研究大会第1部【4/23-24】

標記の研究大会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、デジタルアーカイブ学会のサイトをご参照ください。
http://digitalarchivejapan.org/kenkyutaikai/6th

日時: 2021 年 4 月 23 日 (金) ~ 24 日 (土) (なお企画セッションはサテライトとして別日程で実施)
開催方法: オンライン (Zoom を予定)
内容: 基調講演、対談、学会賞授与式、一般研究発表 (31件)
第 1 部プログラム
(すべてオンラインになります、参加登録・参加費が必要です)
(変更されることがあります)
メイン・プログラム
2021 年 4 月 23 日 (金)
13:00~14:20 開会のあいさつ: 会長、実行委員長
 基調講演: 御厨貴 (東京大学名誉教授)
 対談 御厨貴+吉見俊哉
14:20~14:35 休憩
14:35~16:05 一般研究発表 1 (6 件)
16:05~16:20 休憩
16:20~17:35 一般研究発表 2 (5 件)
17:35~17:45 休憩
17:45~19:15 学会賞授賞式・受賞者挨拶
2021 年 4 月 24 日 (土)
10:00~11:15 一般研究発表 3 (5 件)
11:15~11:45 製品・サービス紹介
11:45~12:40 休憩
12:45~14:00 一般研究発表 4 (5 件)
14:00~15:15 休憩
14:15~15:30 一般研究発表 5 (5 件)
15:30~15:45 休憩
15:45~17:00 一般研究発表 6 (5 件)
17:00~17:10 ラップアップ
サテライト・プログラム (企画セッション)
都市における文化資源のアーカイビング (2021/4/25 (日) 10:00~12:00)
ビヨンドブックの可能性:書籍、電子書籍を超える (2021/4/28 (水) 13:00~15:00)
ハンズオンワークショップ ジャパンサーチの可能性を引き出す (2021/4/22 (木) 18:00~19:30)
アジア太平洋戦争関連資料の保全・継承とデジタルアーカイブ (2021/4/29 (木・休) 15:00~17:00)
「肖像権ガイドライン」の正式公開とこれから(仮) (2021/4/26 (月) 14:30~16:00)
一般研究発表プログラム
セッション 1 14:35~16:05 (6 件)
11 デジタルアーカイビングによるアナログ的「技巧」の採掘, 西北タイ歴史文化調査団蒐集8mm動的映像の再資料化を通じて (藤岡 洋, 東京大学)
12 人工知能技術の活用によるメタデータ付与効率化の検証 (山本 純子, 凸版印刷株式会社)
13 写真撮影地点同定方法一般化の試み, 占領期のパーソナル写真を事例として (佐藤 洋一, 早稲田大学)
14 装着後の感情を考慮したアバターデータ蓄積・検索・装着手法の提案, (佐藤 雅也, 中部大学)
15 キュレーションモデルによる地域資料のデジタルアーカイブ化, MALUI連携に向けた学習者中心のアプローチ (前川 道博, 長野大学)
16 組織内映像アーカイブのためのメタデータ構築, 中部大学放送研究会番組映像の保存と利活用 (安永 知加子, 中部大学)
セッション 2 16:20~17:35 (6件)
21 デジタルアーカイブを活用した地域経済振興の現状と展望 (宮田 悠史, 立命館大学大学院)
22 北海道の郷土資料デジタルデータの講義活用, (皆川 雅章, 札幌学院大学)
23 RGB-Dカメラシステムを用いた展示会場の3D記録と活用, (中川 源洋, 株式会社ニコン)
24 鑑賞者参加型展示による地域写真の調査手法, 写真展『どこコレー教えてください昭和のセンダイ』の事例 (小川 直人, せんだいメディアテーク)
25 ジャパンサーチにおける二次利用条件整備の取組 (徳原 直子, 国立国会図書館)
2021年4月24日 (土)
セッション 3 10:00~11:15 (5件)
31 新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) 下の社会を記録するデジタルアーカイブの現状調査結果 (時実 象一, 東京大学情報学環)
32 感染症をテーマとした映画のレビュー情報の抽出と可視化分析 (岑 天霞)
33 クライシス・ニュース・アーカイブをどう読むか?, 台風、東日本大震災、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の比較 (北本 朝展, ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報研究所)
34 電子メールの長期保存, ePADDの有用性と課題 (橋本 陽, 京都大学)
35 複製技術の発展とアーカイブの歴史的系譜, 日本における文書複製・保存技術の発展と普及をめぐって (阿部 卓也, 愛知淑徳大学)
セッション 4 12:45~14:00 (5件)
41 災害アーカイブぎふを活用したオンラインワークショップ (小山 真紀, 岐阜大学)
42 ジャパンサーチのワークスペース機能を活用したキュレーション授業, 探究学習における「問い」と資料を接続するデジタルアーカイブの活用法 (大井 将生, 東京大学大学院学際情報学府)
43 オープンサイエンスパラダイムに向けた公共文書・データの利活用, 一方向の伝達と監視から双方向性のある協働へ (林 和弘, 科学技術・学術政策研究所)
44 デジタルアーカイブ二次利用の実践と効果, ウィキメディア・コモンズを介して (東 修作, 合同会社Georepublic Japan)
45 COVID-19流行下におけるジャパンサーチを活用したオンライン実習の試み, 東京農工大学科学博物館学芸員実習を事例として (齊藤 有里加, 東京農工大学)
セッション 5 14:15~15:30 (5件)
51 デジタル時代の研究者アーカイブとその系譜, (加藤 諭, 東北大学)
52 デジタルアーカイブの内実はどう表現されるべきか?, DAに関する議論の基盤構築に向けて (永崎 研宣, 一般財団法人人文情報学研究所)
53 そろそろ拡大集中許諾制度の議論を始めませんか。 (城所 岩生, 国際大学)
54 大学の授業における電子書籍サブスクリプションモデルの試み, (井関 貴博, 東京大学)
55 アメリカ・アーキビスト協会ミュージアム・アーカイブズ・セクションの新ガイドライン案について (筒井 弥生)
セッション 6 15:45~17:00 (5件)
61 Webラジオを利用したオーラルヒストリーのアーカイブ, 東日本大震災から復興の10年を振り返る (長坂 俊成, 立教大学)
62 静岡県富士市伊達家所蔵資料のデジタルアーカイブについて, 市川團十郎の錦絵を中心として (木村 涼, 岐阜女子大学)
63 COVID-19の発生に伴う、国内での集客型イベントの対応と記録:特撮・アニメのオンラインイベントを対象とした事例研究(二重作 昌満, 東海大学)
64 舞台芸術分野における公演情報のアーカイブの意義と課題, 「JAPAN DIGITAL THEATRE ARCHIVES」を題材にして (中西 智範, 早稲田大学演劇博物館)
65 資生堂サイバーギャラリーCyGnetで公開されたネットワーク作品のアーカイブと復元について, メセナ事業におけるメディアアート展示のアーカイブ事業から (関口 敦仁, 愛知県立芸術大学)

災害関連死の審査議事録保存どうする? 検証には不可欠

『毎日新聞』のサイトの2021年3月27日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20210327/k00/00m/040/170000c
東日本大震災を受け、災害関連死を認定する審査委員会を設置した岩手、宮城、福島県内の29自治体のうち、仙台市など5自治体が保存期限を過ぎた議事録の永年保存を決めているそうです。

記録管理学会第170回例会「地方公共団体の出先機関における標準文書保存期間基準(保存期間表)の作成」【4/10】

標記の例会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、記録管理学会のサイトをご参照ください。
https://www.rmsj.jp/

内容 新原俊樹氏(会員)による報告及び参加者とのディスカッション
開催日時:2021年4月10日(土)15:00〜17:00
開催方法: オンライン方式(Zoom形式)
参 加 費:会員・非会員とも無料
申込締切: 2021年4月3日(日)22:00 先着15名

九州大で中村哲さんの資料公開 母校、活動記録を保存

共同通信のサイトの2021年3月21日付の記事です。
https://this.kiji.is/746285123458744320?c=39546741839462401
アフガニスタンで2019年12月に殺害された非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の現地代表で医師の中村哲さんの著述資料や映像記録などを紹介する「中村哲医師メモリアルアーカイブ」が、母校の九州大学に完成したそうです。

地下鉄サリン26年 遺族ら国主導の事件アーカイブ化要望

『産経新聞』のサイトの2021年3月19日付の記事です。
https://www.sankei.com/affairs/news/210319/afr2103190018-n1.html
地下鉄サリン事件の遺族らが、風化防止のために国が主導して事件の記録をアーカイブ化することなどを求める要望書を手渡したそうです。

善徳寺(南砺)の振興会 認定NPO法人へ 本堂など重文目指す

『中日新聞』のサイトの2021年3月19日付の記事です。
https://www.chunichi.co.jp/article/220591?rct=k_toyama
城端別院善徳寺(富山県南砺市)の資料調査にあたるNPO法人・善徳文化護持研究振興会は、古文書の解読者を全国から公募し、デジタル化した古文書を見て翻刻(活字化)してもらうそうです。

「県内ハンセン病台帳」出品問題 知事「問題意識持ち対応」

『信濃毎日新聞』のサイトの2021年3月18日付の記事です。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021031800015
明治時代に警察が長野県内のハンセン病患者らの氏名などをまとめたとみられる台帳がヤフーの競売サイト「ヤフオク!」などに出品されたそうです。

認証アーキビスト 公文書の適正な管理期待

『福井新聞』のサイトの2021年3月18日付の論説です。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1280110
認証アーキビストについて言及し、「将来的には公的な資格制度の創設も視野に、アーキビストが誇りをもって専門職として活躍できる場の拡大を目指したい」としています。

外務省の任期付職員募集

外務省が、外交史料館で勤務する任期付職員を募集しています。
職務内容は以下の通りです。
公文書の歴史的価値に関する評価・選別分野

外務省外交史料館において、公文書の歴史的価値に関する評価・選別業務の担当官として、外務省各課室が作成・保管する公文書について、歴史的価値の観点から廃棄の適否等を確認する業務に従事します。

外交史料館所蔵史料検索システムに掲載する外交史料の選定・データ作成分野

外務省外交史料館において、外交史料館所蔵史料検索システム(デジタルアーカイブ)に掲載する外交史料の選定・データ作成分野の担当官として、システムに掲載する外交史料の選定や電子画像データ作成の工程管理、史料情報(メタデータ)の作成業務等に従事します。

応募資格は以下の通りです。
公文書の歴史的価値に関する評価・選別分野

(1)民間企業もしくは独立行政法人等において、史料管理ないしは史料整理に関する実務経験を通算4年以上有する者。
(2)原則として大学院修士課程修了以上の学歴を有する者。
(3)日本外交史、日本近現代史(政治・外交などの分野)及び国際政治等の専攻分野で学識を有し、わが国外交文書など近現代史料を活用した研究実績があることが望ましく、これら史料の編纂・管理等に関する実務経験、または公文書館等における実務経験のある者。
(4)手書き文書を含めた歴史資料に関する一定の読解力を有すること。
(5)当該採用期間にわたり、継続して勤務が可能なこと。
(6)日本国籍を有し、外国籍を有しないこと。

外交史料館所蔵史料検索システムに掲載する外交史料の選定・データ作成分野

(1)民間企業もしくは独立行政法人等において、史料整理ないしは史料管理に関する実務経験を通算4年以上有する者。
(2)原則として大学院修士課程修了以上の学歴を有する者。
(3)日本外交史、日本近現代史(政治・外交などの分野)及び国際政治等の専攻分野で学識を有し、わが国外交文書など近現代史料を活用した研究実績があることが望ましく、これら史料の編纂・管理等に関する実務経験、または公文書館等における実務経験のある者。
(4)手書き文書を含めた歴史資料に関する一定の読解力を有すること。
(5)デジタルアーカイブ(データベース、ホームページ等を含む)について一定の知見を有する者。
(6)当該採用期間にわたり、継続して勤務が可能なこと。
(7)日本国籍を有し、外国籍を有しないこと。

申請締切はいずれも令和3年4月8日です。
詳しくは、同省のサイトをご参照ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/da/page22_003575.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/da/page22_003576.html