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記録管理、文書管理、公文書館、アーカイブ、アーカイブズ... 今注目のキーワードを読み解くための最新情報を厳選してお伝えします。

公文書電子管理 効率的かつ適正な運用を図れ

『読売新聞』のサイトの2019年3月25日付の社説です。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190324-OYT1T50200/
行政文書の作成から保存、公文書館への移管までを一貫して電子的に管理する基本方針について、「政策決定過程の検証に不可欠な公用メールの扱いも検討課題だ」と指摘しています。

刑事裁判記録保存 プライバシーに配慮し活用策を 上川陽子・前法相に聞く

『毎日新聞』のサイトの2019年3月25日付の記事です。
https://mainichi.jp/articles/20190325/ddm/004/040/063000c
一定の時間がたった重要な刑事裁判記録のリストを公表し、公開を前提に国立公文書館に移していく方針作りの検討を指示した上川陽子・前法相に、課題や将来像を聞いています。

県、公文書を一元管理へ 19年度に条例案

『信濃毎日新聞』のサイトの2019年3月23日付の記事です。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190323/KT190322ATI090047000.php
長野県は、公文書は個人管理とせず、基本的に電子化して一元管理するとともに、文書管理の専門職員(アーキビスト)を養成し、配置する方針を明らかにしたそうです。

木簡や古文書 文字検索で連携を - 奈文研など 新システム開発へ 文字画像数150万以上に/海外機関も参加し来年3月公開へ

『奈良新聞』のサイトの2019年3月22日付の記事です。
https://www.nara-np.co.jp/news/20190322092055.html
奈良文化財研究所などは、国内外の研究機関のデータベースから木簡や古文書などに書かれた文字の情報を検索できる新たなシステムを開発するそうです。

「マンガ原画の散逸」解決目指す 秋田の美術館、5月改装

『産経新聞』のサイトの2019年3月22日付の記事です。
https://www.sankei.com/entertainments/news/190322/ent1903220014-n1.html
国内最大規模の20万枚以上の漫画原画を収蔵する秋田県の横手市増田まんが美術館が改装開館し、漫画界が直面している原画散逸問題の解決を目指すそうです。

日本アーカイブズ学会2019年度大会【4/20-21】

標記の大会が開催されます。
参加申し込みは不要です。
詳しくは、日本アーカイブズ学会のサイトをご参照ください。
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=331

期日 2019年4月20日(土)・21日(日)
会場 学習院大学 南3号館(JR山手線目白駅下車)
参加費 会員500円、非会員1,000円
事前申込不要
プログラム タイトル、時間、会場等は変更となることがあります。
4月20日(土) 受付開始12:00
総会 13:00~15:00 会員の方のみが参加できます
講演会 15:30~16:30
松岡資明氏(元日本経済新聞記者)
「アーカイブズ取材で見えた日本の病理」
懇親会 17:00~19:00(会場:輔仁会館1F、会費:一般5,000円、学生3,000円)
ポスター研究発表 12:00~13:00
米国のミュージアム・アーカイブズの多様性:『ミュージアム・アーカイブズ』掲載写真資料の版権交渉から
/筒井弥生
賛助会員出展 13:00~16:30
4月21日(日)受付開始9:00
自由論題研究発表会 9:30~12:20
第1会場
オープンソースを用いたアーカイブズ資料情報提供システムの構築過程と課題:AtoMを事例に
/金甫榮
アーカイブズ構築のプライオリティとは何か:デジタルアーカイブに関わるスリムモデルからの投げ返し
/福島幸宏
認証連携を利用したデジタルアーカイブシステムのアクセス制御の取り組み
/五島敏芳・戸田健太郎・高田良宏
デジタル時代にアーカイブズ機関が果たす役割とは:西オーストラリア州アーカイブズの組織改編を事例に
/大木悠佑
デジタル・マニュスクリプトの段階的整理:BitCuratorとArchivematicaによる対応策
/橋本陽
第2会場
中華人民共和国におけるアーカイブズ学教育の始まり
/栁町茂一
ウォーターゲート事件の遺産:アメリカ大統領記録の管理をめぐって
/平野泉
事例研究:米国の州公文書館と民間アーカイブズ ―「普及」(利用の促進・連携)等についてのインタビュー事例を中心に―
/淺野真知
アメリカ州立公文書館における財源確保と基金助成:イリノイ州の事例を中心に
/元ナミ
第3会場
被災自治体における公文書管理の現状と課題:福島県富岡町を事例に
/牛来樹璃・白井哲哉
薬害スモン関係資料の公開と利用の可能性:法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ所蔵資料を事例として
/川田恭子
茶道関連記録の利用促進に向けた検索手段の整備:幽清会川浪家文書を事例として
/中村友美
まんが関連ミュージアムにおけるアーカイブズ資料の管理・利用と専門職の役割
/蓮沼素子
第4会場
写真家資料の資源化とその活用に向けた課題:比嘉康雄資料の整理・保存を事例に
/高科真紀・小屋敷琢己・阿久津美紀・山永尚美・秋山道宏
行政組織で作成された動的映像資料についての一考察:科学映画『しんかい-潜水調査船の記録-』を事例として
/山永尚美
企業アーカイブズ目録に消滅部門情報を反映させる試み:資生堂企業資料館収蔵「企画部」資料の分析とアーカイバル記述を通して
/清水ふさ子
建築レコードを整理するための「万国共通のアプローチ」とはなにか:ユネスコ(1986)とICA(2000)との活動分析から
/齋藤歩
ポスター研究発表 12:30~13:30
米国のミュージアム・アーカイブズの多様性:『ミュージアム・アーカイブズ』掲載写真資料の版権交渉から
/筒井弥生
大会企画研究会 14:00~17:00
・テーマ:「社会が求めるアーカイブズ」
・報告1「社会的養護に関する記録管理:ケアリーヴァーにとっての記録とは」
 阿久津美紀氏(目白大学人間学部児童教育学科)
・報告2「記録を残し公開することの意味:旧優生保護法、ハンセン病の記録を題材に考える」
 薄井達雄氏(神奈川県立公文書館資料課)
・コメント
 岡村正男氏(エリザベス・サンダース・ホームOB会 副会長)
賛助会員出展 9:30~15:30

ARMA東京支部第117回定例会「クラウドコンテンツ管理と⽶国の情報ガバナンス最新動向」【4/11】

標記の研究会が開催されます。
参加には申し込みが必要です。
詳しくは、ARMA International東京支部のサイトをご参照ください。
http://www.arma-tokyo.org/index.htm

日時:2019年4月11日(木) 13:30~16:00(開場13:00)
場所:中央大学駿河台記念館 4階 430号室
 〒101-8324 東京都千代田区神田駿河台3-11-5
 (JR お茶の水駅、地下鉄千代田線 新お茶の水駅、丸ノ内線 御茶の水駅下車)
講演テーマ:「クラウドコンテンツ管理と米国の情報ガバナンス最新動向」(逐次通訳付き)
講 師: BOX 社 情報ガバナンス・スペシャリスト ジョン・フロスト(John Frost)氏
主 催: ARMA International 東京支部
後 援:記録管理学会、企業史料協議会、日本アーカイブズ学会
協 賛(予定):一般社団法人日本経営協会
協 力:株式会社 Box Japan
参加料:ARMA 会員 3000 円(後援団体会員も含む) 会員以外 4000 円
定 員: 50名(先着順)

青森県史の資料、ネット上での公開始まる

『東奥日報』のサイトの2019年3月21日付の記事です。
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/167977
青森県は、刊行を終えた「青森県史」(全36巻)の編さん資料をデジタル化し、インターネット上で検索・閲覧できる「デジタルアーカイブス」の運用を始めたそうです。

「オウム」繰り返さない旧上九一色村 「闘いの歴史」保存へ 説法テープや監視日誌 地下鉄サリン24年

『読売新聞』のサイトの2019年3月21日付の記事です。
https://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20190320-OYTNT50120/
オウム真理教の教団施設が集中していた山梨県の旧上九一色村富士ヶ嶺地区(現・富士河口湖町)の公民館に残る教団関連の資料について、住民たちは整理して保存することを決めたそうです。

平成改元文書、公開5年先送り…改元影響避ける

『読売新聞』のサイトの2019年3月20日付の記事です。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190320-OYT1T50263/
政府は、1989年1月に元号を「平成」に改めた経緯に関する公文書について、保存期間を5年間延長し、2024年3月末にすると発表したそうです。

古文書の二次利用、許諾不要に 県立図書館

『読売新聞』のサイトの2019年3月20日付の記事です。
https://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20190319-OYTNT50053/
佐賀県立図書館は、所蔵する江戸時代以降の古文書や古地図など約2万8000点の歴史資料画像を、許諾なしに二次利用できるようにすると発表したそうです。

ユネスコ「世界の記憶」改革遅れ 新制度は来年以降か

『産経新聞』のサイトの2019年3月20日付の記事です。
https://www.sankei.com/world/news/190320/wor1903200006-n1.html
ユネスコは「世界の記憶」(世界記憶遺産)の新制度を年内に策定予定でしたが、日程の遅れで来年以降にずれ込む可能性が強まったそうです。

震災文書、10年保存を 管理条例求める 熊本市検討委

『熊本日日新聞』のサイトの2019年3月19日付の記事です。
https://this.kiji.is/480567155935790177?c=92619697908483575
熊本市の公文書管理について議論する有識者の検討委員会は、熊本地震関連の公文書(震災関連文書)を保存期限に関係なく、10年間廃棄しないよう求める報告書をまとめたそうです。

新元号の考案者、当面非公表=政府、公文書には記録

時事通信のサイトの2019年3月18日付の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031800835&g=pol
政府は新元号をめぐり、考案者名や絞り込んだ経緯は公文書に記録するものの、情報公開請求があっても、しばらく開示に応じない方針を決めたそうです。